女性らしく? 「ブーバキキ効果」を知って心のくさりを解き放とう | 大人のワタシを楽しむメディア
女性らしく? 「ブーバキキ効果」を知って心のくさりを解き放とう

女性らしく? 「ブーバキキ効果」を知って心のくさりを解き放とう

「ブーバキキ(Bouba/kiki)効果」という言葉。ご存知でしょうか? 性別ゆえの不自由さを感じることがある人、たくさんいらっしゃると思います。自分らしくのびのびと生きたい、そう願う多くの女性に、ヒントになるのが、この「ブーバ・キキ効果」なのです。


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「ブーバ・キキ効果」ってなんだろう?

「ブーバ・キキ効果」とは、心理学の用語で、写真の二つの図形を示し、どちらが「ブーバ」でどちらが「キキ」かを尋ねるというもの。すると、世界中どの国の人でも丸みを帯びた方を「ブーバ」、とがった角を持つ方を「キキ」と答える、という実験結果になります。

さてみなさんはどうでしたか? 日本語はオノマトペ(擬音語)が豊富な言語なので、この二つの形も、ふわふわ、ギザギザといった表現に近いほうを選ぶとも考えられますが、この実験結果はもともとドイツの心理学者、ヴォルフガング・ケーラーによって報告されたもので、言語や地域、年齢、性別を問わず、同じような結果が出ると言われています。

ことわざ「名は体を表す」

日本でも、「名は体を表す」ということわざで古くから言い表されていることとも通じるものがありますね。

そのもののもつイメージから名が付けられることも、その名の通りのイメージがあとからつくのも、どちらもあるのでしょうが…。

いずれにしても、名前や言葉のもつ「イメージ」は、人間の心理と深く結びつき、考え方にも大きく影響してくるものだということがわかると思います。

先ほどのふたつの図形にもしも名前がない、とすれば…丸い方が「キキ」で、とがった方が「ブーバ」、ということだって、ありなのです。それなのに、多くの人はその見た目と外観をイメージで結びつけ、「名前としてふさわしい」と判断してしまうのです。

思い込みが自分を縛る

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この「ブーバ・キキ効果」を、「人は物事をイメージで決めつけることがある」というふうに解釈してみましょう。その決めつけ、思い込みが、不自由な現実を生んでいるとしたら…。
ここでいうイメージとは、名前だけではなく、形容詞などの表現も含みます。

わかりやすいたとえで言うと、「○○らしい」という形容詞。「子どもらしい仕草」「日本人らしい行動」「社会人らしい振る舞い」…など、たくさんのパターンがありますが、「○○としてあるべき姿である」という意味で使われる形容詞です。なかでも「女らしい」「男らしい」は日常的によく使われる表現ですね。
「女らしい」がつくと、人はどのようなイメージを浮かべるでしょうか。

”Like A Girl” このCMの動画を見てみてください。アメリカの企業によるブランディング広告です。
カメラの前に立った人たちが、「女の子らしく走ってみて」などいくつかの動作が指示されます。すると、男性も女性も「女の子らしく」というイメージを、どこか弱く、なよなよとして、力ない様子で表現しています。これは多くの人に共通する現象です。

次に、低年齢の少女たちに同じことをしてもらいます。この場合、「女の子らしく」は限りなく「自分らしく」というふうに表現されているのが興味深いですね。まだそれほど性別によるイメージ(そしてそれは多くの場合、ネガティブに誇張されています)というものがない年齢の子どもたちは、そのイメージから自由です。
こうしてみると、大人たちの表現する「女の子らしさ」が、いかに一面的で、かつ不自由な部分を誇張しているということがよくわかります。

本来のその人の能力や個性を、本人も、周りも、「女の子らしく」というひとことでどこかに置き去ってしまうのです。このCMは、生理用品のメーカーが制作したもので、思春期の少女たちに、女性であることと自分らしくあることは同じことだと、自分に自信をもって、自分らしく生きようと、メッセージを送っています。

これも、思い込みによって自分を縛っていないか、他人の可能性を摘んでいないか、はっと気付かされるいい例ではないでしょうか。

「だから、できない」は、思い込みかもしれない

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「女らしく」という表現のポジティブな側面ももちろんたくさんありますが、それが、「女らしくなければならない」さらに、「それは女らしくない」「女だからしてはいけない」「女だからできない」となってしまうこと、無意識にそういう判断をしてしまうことはたくさんあると思います。そんなときに、ちょっと立ち止まって、「それって本当?わたしらしくいられる?」と考えてみることを、ぜひしてみてください。丸いほうが「キキ」で、とがった方が「ブーバ」だって、なんの問題もないでしょう?

まずは思い込みを外してみること。そうすることで、自分で自分を縛っていないか気付くチャンスがうまれます。

もちろん、同じことが男性にも言えますよね。「男らしく」というイメージに、パートナーが苦しんでいないか、それによって、その人らしさをなくしてしまっていないか。同じように考えてみることで、ラクに人生を楽しめることはたくさんあります。

わたしらしく生きることが幸せへの近道

CMに登場する少女たちの姿は、わたしたちが見失っていたことを思い出させてくれます。
妹がいる少年が、「つい女の子をバカにしちゃったけど、妹にはそんなこと思っていないよ」と言う表情。

人間の脳は、簡単にだまされてしまうようです。思い込みによって、自分の大切なものを見失わないように。誰もが自分らしく生きられる世界を作るのは、なによりもまず、わたしたちひとりひとりの意識を変えていくことから始まります。



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この記事のライター

好奇心旺盛なくいしんぼうの酒飲み。子どもにまつわること、働き方、生き方、すこやかな身体と心をつくるものに興味津々。

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