
【夫の愛情を引き出す家事のコツ1】柔軟剤を替えてみる
自分だけでなく、夫や子どもからも毎日出る洗濯物。今はほとんどの家庭で全自動洗濯機を使っていますが、すすぎのときに柔軟剤を入れる方も多いでしょう。もし、いつも同じものを入れているなら、たまには柔軟剤を替えてみるのをおすすめします。
市販されている柔軟剤は一般的に女性向けの香りが主流で、フローラル系など甘いものが多いですが、会社や取引先など男性のビジネスシーンでは不向き。夫に気を使って少量しか入れていないようなら、思い切って男性向けの柔軟剤を使ってみるのも手です。
植物系やシャボン系、ムスク系などが男性にも受けの良い香り。海外製のものも人気です。匂いがしっかり生地に残るより、ふんわり漂うくらいが夫も仕事中気にならずに済むので、くれぐれも入れ過ぎには注意しましょう。
洗濯物から漂う香りが変わると、夫は改めて「妻が洗濯してくれたもの」という意識を持ちます。毎日着るものだからこそ、柔軟剤の一手間が効くのですね。
【夫の愛情を引き出す家事のコツ2】フローリングの掃除に「香り」をプラス
キッチンの床や廊下、階段などはホコリが溜まりやすく、小まめにモップやワイパーをかける人も多いのではないでしょうか。最近はウェットタイプのワイパーなど、手軽に使えるものが増えて掃除も簡単になりました。
休日など時間のあるときは、掃除機をかけてしっかり水拭きする時間を作ってみましょう。このとき、アロマオイルを数滴垂らした水で絞った雑巾を使うと、乾いたあともふわっと良い香りが床から立ち上り、部屋全体に拡がります。
おすすめはペパーミント。爽やかな香りは食事のときも邪魔にならず、また殺菌作用があるので小さな子どもいる家庭にも良いですね。同じようにユーカリも植物系ですっきりした香り。こちらも殺菌効果が期待できます。
ピカピカの床と良い香りのするキッチンは夫も変化に気づきやすく、妻の頑張りを実感できる場所です。男性はなかなか目の向かない「香り」をプラスすることで、楽しい刺激を感じてもらいましょう。
アロマオイルの原液は濃度が高いので、直接肌に触れないように気をつけましょう。また、妊娠中の方は使ってはいけないものもあるので、あらかじめ医者に大丈夫かどうか確認してから使用してくださいね。
【夫の愛情を引き出す家事のコツ3】飾ってある写真は定期的に替える
結婚したときの記念写真や子どもが生まれたときの1枚などを部屋に飾る家庭は多いと思いますが、中を替えていますか? いつも同じものだと新鮮さがなくなるので、半年に一回は入れ替えてみてください。
夫婦や家族の思い出は日々新しくなります。結婚記念日にふたりで食べた食事の1枚でも良いし、子どもの運動会の様子など、特にお気に入りのものを飾りましょう。写真は楽しい思い出の記憶、それを話題に会話が盛り上がります。喧嘩したときに、ふっと「更新」された写真を見てそのときの気持ちが蘇ることもあります。
また、入れ替えることが習慣になると、写真を撮ることも意識するようになります。「次はこれを飾りたいね」とふたりで現像したものを見て言い合えると楽しいですよね。普段から整理する癖をつけ、とっておきの1枚で家の中を明るくしてください。
【夫の愛情を引き出す家事のコツ4】ワンプレートのお皿を用意する
食事のとき、普段はおかずを入れるお皿のほかにも副菜に別のお皿を用意しているなら、たまにはワンプレートの大きめの1枚を用意しましょう。メインのおかずからサラダ、ご飯まで盛ってボリュームのあるメニューにすると、夫も子どもも喜びます。
いつもは別々で出しているハンバーグも、ご飯の上に乗せて目玉焼きを添えるとロコモコ風に。唐揚げは大きめに切ってソースをかけると唐揚げ丼のような味わいが楽しめます。汁がご飯と混ざるのが気になる場合はご飯だけ別の器に入れて乗せるのもオシャレですね。
ワンプレートの良いところは、洗い物が少なくて済むこと。いつもはお皿洗いを嫌がる夫も、いつもと違うご飯でテンションを上げておけば、お願いしても意外とすんなりOKしてくれることも。終わったあとで「ありがとう」と妻に笑顔で言われたら、決して嫌な気持ちはしないでしょう。
お皿を替えることは視覚にも良いのですが、料理することやお皿を洗うなどの家事について、夫と話題にしやすいこともメリットです。普段と雰囲気を変えることで、夫に妻の気持ちを聞いてもらうきっかけになります。リラックスした状態で「たまにはお皿洗ってもらえると嬉しいんだけどな~」と口にできると、夫も負担の少なさを考えて手を出しやすくなります。
香りや視覚など、少しの工夫で夫の意識を家事に引き付けることができます。「いつもありがとう」という気持ちが夫の中に湧いてくるような、ふたりの関係にプラスになるやり方を考えてみてくださいね。
幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり
「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。