2017年10月新規事業の責任者としてWOMeを立ち上げたアラフォー編集長の村上と、20代後半で離婚、学歴なし・キャリアなし・一文なしのがけっぷちで夜の世界へ入った経験を生かして、現在夫婦円満協会を立ち上げ、代表理事を務め、WOMeでも大人気連載「大人のラブ♥パートナーシップ」を執筆する古山直美さん、そして、起業家を応援するWEBメディア「canaeru」の紅一点アラフィフ編集者・浜野浩子さんが、女性の生き方、多様性について熱く語っていただきました。今回はその前編です。
40歳を目前にして不安がどんどん増してきた
村上
古山さんご無沙汰してます。お会いできてうれしいです。今日はよろしくお願いします。
古山
こちらこそです!とっても楽しみにしていました。浜野さんはじめまして。今日はよろしくお願いします。
浜野
よろしくお願いします。
村上
いきなりですが、古山さんは年齢を重ねることに抵抗はありませんでしたか? 私はまず35歳の時に私はアラフォーなのか? という疑問にぶつかり落ち着かなくなり、36歳になって「ああ、アラフォーになった」と思ったとたん、40歳という巨大な壁に恐怖を感じて不安が押し寄せてきたんです。漠然とした不安で、「このまま老けておばさんになってしまうの?」と、とにかく焦る。その不安を解消しようといろんな本を読んだり、自問自答して、とことん考え続けました。それで、40歳になった時に急に“バーン!”と扉が開いたんです。「よし!これからだ!」って急にスッキリ(笑)
古山
わかります…私が一番年齢を重ねることに恐怖を覚えていたのは、離婚して夜のお仕事をはじめた20代の頃でした。私の人生は終わった…って思って、年齢を重ねることに怯えていました。
浜野
一度アラサーのあたりでも、感じることですよね。

古山
そうなんです。特に夜の世界は若い方がいい…という風潮もあって…ただ、その当時、働いていたアラフォーの女性が、圧倒的なNo1だったんです。で、「これはなんだろう?」とその人を観察し始めた頃から、もしかしたら年齢を重ねるということは悪いことではないのかもしれない…要はその人の生き方次第で、どうにでもなるんんじゃないかって思い始めました。
村上
そうなんですよね。きちんと自分を認めて、自分は自分でいい、自分がやりたいようにやればいい、って周りの目なんか気にせずにいればきちんと幸せになれる。例えば平子理沙さんのことを「年齢いってるのにイタイ」とか悪く言う女性もいますよね。そういう人には「じゃああなた同じようにやってみなさいよ!」と言いたい(笑)ものすごく努力して、もちろんお金もかけてるんでしょうけど、自分がなりたい自分であるために相当頑張ってると思うんです。それは私もアラフォーなんでわかります(笑)並大抵の努力ではあんな風にはいられませんよ。
浜野
本当にそうですよね。ただ批判するだけで自分は…しっかりおばちゃんに胡坐をかいてたりして(笑)

古山
ふふふ。私、今年パリにダーリンと行ってきたんです。その時、パリの60代の女性たちの美しさ、カッコよさに圧倒されたんです。そして、こんなことを言われました。「パリでは20代は子供、30代はつまらない、40代になって初めて女性として認められて50代は一番いろいろ楽しめるとき、60代はもう好きにやっていい!」って(笑)最高じゃないですか? それを聞いて私、本当に歳をとることが怖くなくなりました。むしろ早く歳をとりたい! 早く60代になりたいです。それで色々妄想するんです、60代になったらシャネルのスーツをオーダーしよう! とか、着物をきて街を歩こう!とか…もう考えると本当に楽しくて(笑)
村上
素晴らしいですね。でも本当にそうあるべきだと思います。我々日本人女性たちも。
女性は40歳を過ぎてから人生が本気で楽しくなる
村上
体調の変化とか色々ありますよ。でも…私、40歳を過ぎてからの今の自分が生きてきて一番好きなんです。いろんなことがわかってきて、経験も積んで、もちろん50代60代の先輩たちに比べたらまだまだなんですが、やっと自分自身のことが分かってきて、自分の生き方が見えてきた。本当に大切にしたいものはなんなのか、必要なもの、好きなことは…そういうものが分かってきたんです。
古山
素敵ですね。そんな風に自分を認めて自信がでると絶対モテますよ! 私はダーリンがいるのに、今が一番モテてます(笑)
村上
ホントですか! 羨ましいー。私もいいことあるかなー(笑)
古山
絶対ありますよ。私の友人のアラフォー女性の方で、「結婚したいのに結婚したい人がいない」という人がいたんです。それで私「じゃあ結婚とかそういうの考えずに好きな人と付き合ったらいいじゃない」って言ったんです。そしたら彼女、なんと大学生とお付き合いを始めたんです(笑)

浜野
スゴイ! どうやったら大学生と付き合えるんですか!
古山
もちろん、おきれいな方なんですが、とびぬけて美しい…というような方ではないんです。ただ、囚われていた縛りから自分を解放して、好きなようにふるまって笑顔で人と接する。そうすることで、自然に魅力を振りまいていて、そういうことになったみたいなんです。好きになった相手が大学生(笑)素敵ですよね。
村上
わかります。結婚を意識するといろいろ条件を考えてしまう…そうすると本当に大切なものが見えなくなってしまうし、条件に合う相手なんてそもそもいないってことに気がつく(笑)
浜野
そう、それに条件に合った人がいても、好きになれるかというと…(笑)
古山
そうなんですよね。頭で考えて整理整頓しても心は納得してくれない。だから、好きになれない。やっぱり相性ってあるんです。馬が合うって言葉がありますが…肌が合うってすごく大切ですよね。
村上
わかります! やっぱり女性は心を開いた相手とでないとセックスはできない、肌を合わすことはできない。で、心を開いて肌を合わせてみても「ん?違う?」って時もある(笑)
古山
そうそう(笑)だから、肌が合ってしまったら最後…もうどんどん好きになっていってしまいますよね。
浜野
そういう相手ができるって最高に幸せですね。
女性同士ひがみあうなんてもったいない

村上
でも、実際大学生と付き合うとなったら、周りの目とか気になっちゃいますよね。本当はそんなこと気にしなくていいのに、ふたりの問題のはずなだけど、やっぱり相手のご両親のことも考えちゃうし、自分の親や友人に話せるか…というと…。
浜野
そうですね。表向きは「よかったねー!」と言ってくれたとしても、裏でなにを言われているのか…と気になっちゃいますね(笑)
古山
そう! だからもったいないんです。日本人の女性は周りの目を気にしすぎです。周りの目なんか気にしてやりたいことを我慢していても、誰も褒めてくれないし、認めてもくれない、幸せにもしてくれない。自分を幸せにできるのは自分だけなんです。だから、自分が心からやりたいと思ったことはやる、間違っていることなんてない、自信を持ってやるべきなんです。
村上
本当にそう。それに、もういい加減、女性同士でひがみあったり足を引っ張り合ったりするのはやめませんか? と言いたい。ただでさえ、アラフォー女性は世間の風当たりも強い。そんななかで、同士であるはずの同年代はお互い手を取り合ってこの荒波を一緒に乗りえていきましょうよ! “みんな違ってみんないい”それがWOMeの精神でもあります。
古山・浜野
そう!その通り!
…後半に続きます…後半はアラフォーのセックスと男性とのコミュニケーションのお話です。
【後編】「女性は7つの顔を持て」WOMe×canaeru特別対談企画! ラブセラピスト 古山直美さんとアラフォー女性のリアル本音トーク
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