
結婚後子どもが生まれ、勝手な思い込みからストレスが限界に
私は結婚してからストレスを実感するようになりました。
今から思うと、独身時代は《ストレス》とは無縁でした。もちろんそれなりにあったのでしょうが、クラシックバレエのレッスンで思う存分体を動かし心身共にしっかりとレフレッシュしていたのです。
結婚をしてからは、慣れない子育て・家事・仕事をこなしながら自分のリフレッシュする時間を思うようにとれず顔つきがきつくなり、すぐイライラして子供にも夫にも怒りをぶつけるようになっていました。子育てをしているとついつい、「今しかないこの時この瞬間を子どものそばにいて、できることは何でもしてあげたい!」と、自分自身が勝手に思い込んで頑張った結果、「これはストレスが溜まっているんだ」ということを感じたんです。
日々イライラがまして子どもにも強く当たってしまった時には「私何しているんだろう…」と、情けないやら悲しいやらでとても苦しかったです。
私はかなり我慢強いタイプなのですが、症状が出てくる頃には相当ストレスもたまっていて心身ともに良くない状態だったと思います。
無意識のうちに縛られていた「○○べき」から解放された瞬間、新しい“モデル栗本奈央”に出会った
20代の頃は「モデルとはこうあるべき!!」と強いこだわりを持ち、自分の作った縛りの中で窮屈に生きていたと思います。もちろん、これは今だからわかること…感じることです。
“強いこだわり”と言えばかっこいいかもしれませんが、ただ単に頑固だったんですね私。しかし年齢を重ねるごとにそのこだわりに違和感を感じ始め苦しくなってきました。そして、30歳になる直前、その思い込みや縛りを思い切って捨てたんです。その時の解放感や心地よさ生きやすさを今でもよく覚えています。
自分勝手な思い込みに縛られ、“こうしなければ” “こうでなければならない”と、頑固だった私は自分自身でストレスをかけていたんです。もちろんその時には間違っているともおかしいとも思っていませんでしたし、ストレスだとも感じていなかったですが、「モデルはこうでなければならない・こうあるべきだ」という思い込みを捨てた時、その時代、その年齢にあった新たなモデル栗本奈央に出会えたんです。
柔軟性を持って思い通りにならないことを許せる心を持つ
私は上記のモデルの経験をいかし、今では決めつけや思い込みをなくし、“ただ自分らしくいられる受け入れ方”を心がけています。
受け止め方や考え方はもののとらえ方一つで大きく変わってきます。
例えば…
●何時までにこれをしなくてはいけない
⇒何時までに出来ることをすれば良し!!
(すべて完璧にこなせなくても許せる心をもつ)
●やることがあれもこれもまだまだいっぱいある。時間が足りない
(心も体も煮詰まってきている状態のときはこうなります)
⇒思い切ってリフレッシュしに、レッスン行こう!!
(煮詰まるなら先にリフレッシュしてみる)など・・・
「こうしなきゃいけない、こうあらねばならない」という自分勝手な思い込みを捨て、柔軟性を持つことで、自分が一番幸せな状態でいられる“自分らしい”豊かな人生を過ごせるのではないでしょうか。
自分だけのストレス解消法を見つけて自分を労わる

私はストレス解消法として必ず【自分の為の時間を作る】ようにしています。そしてそれが【好きなこと】【今に集中すること】なら、なお良いんです。
私は大好きなクラシックバレエのレッスンで心地の良いクラシックの曲に合わせながら体と心に向き合い、集中してレッスンをすることで自然とリフレッシュできストレスも上手に発散できています。
集中することで充実感や幸福感をしっかりと感じ、こり固まった体もほぐされて心身ともにスッキリいきいきとします。心身ともに元気であれば美容にも嬉しい効果(肌艶がよく若々しくなります)に繋がっていきますしね。
自分だけのストレス解消法を見つけることで、ストレスと上手く付き合っていけると思います。そして頑張りすぎることをやめ、自分が楽しいと思えることを目安に行動できるようになると、きっと“心身ともにハッピー”になるのだと思います!
モデル・美姿勢トレーナー 栗本 奈央
モデル・美姿勢トレーナー/クラシックバレエのメソッドをアレンジしたオリジナルエクササイズをもとに美姿勢、仕草などを発信