【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#3/前半】毒母の呪縛、犯罪者になった元夫

【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#3/前半】毒母の呪縛、犯罪者になった元夫

アラフォー女性たちのリアル聞くオリジナル企画。なにものでもない、ひとりの女性が今なにを思い、仕事をし生きているのか。アラフォーともなればみんなそれぞれ傷を負いながら生きています。傍から見たらキラキラ幸せそうに見えますが、決してそれだけではありません。そんなそれぞれの人生を赤裸々に語っていただくシリーズ企画です。


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毒母から苦しめられ自殺未遂…夫の逮捕…壮絶な半生

「私たちのホンネ」シリーズ4回目は幸(匿名)さん。毒母に苦しめられ続けた半生。幸せな結婚をしたと思ったら夫の逮捕…幸(匿名)さんの波乱の人生は続きます。

妹を妊娠時にガンが発覚した気性の激しい母

私の母は私と2歳離れた妹がお腹がいる時の検査でガンが見つかり、赤ちゃんが無事に生まれるか? 母親は生きているか? という状況の中で出産しました。そのため、妹を生んですぐ軽井沢に行き1年間療養生活を送りました。私と妹の面倒は母親の妹の叔母と祖母が見てくれました。

軽井沢から戻ってくると母は失われた時間を取り戻すように、私と妹を引き取り、生活し始めました。母は気性が激しくて言葉もキツイ…怒られて怒鳴られる日々でした。正直、母の具合が悪くなって、療養に行ってくれた方がいいといつも思っていました。父もそんな母に嫌気がさしたのでしょう。外に女の人をとっかえひっかえ作って家にはほとんど帰らなくなりました。父親はおぼっちゃんで、結婚するまで親の言うことをよく聞いて、決められた門限までに必ず帰るような人だったそうです。なので、結婚して一気に弾けちゃったんでしょうね(笑)夜遊びが楽しくてしょうがなかったんだと思います。

母が憎い…その思いが引き金となって自殺未遂

小学校にあがると父は単身赴任で地方に行くようになりました。女癖は相変わらずで、愛人が2人も家まで乗り込んできたこともありましたね。

結局、東京で母と妹と3人で暮らすようになりました。美人でプライドが高くて、お嬢様でチヤホヤされながら何不自由なく育った母は家事なんかも好きじゃなかったんでしょうね。私たちのこともどうだったんでしょう…。他人に対してはそんなことはありませんが、身内のことを傷つけることが趣味なんじゃないかと思うほど、毎日苦しめられていました。

私は母のことが嫌で嫌でたまりませんでした。父親のことは大好きでした。明るくって優しくて…。離婚はしないと言っていた母ですが、地元の友人たちとみんなでクルーザーを買ったことがきっかけで外で遊ぶことに夢中になり、もう父親のことがどうでもよくなったみたいで、離婚しました。私が高校生の時です。

私はずーっと母親に苦しめられていました。暴言を浴びせられたリ、かといえば酷く依存されてがんがらじめでした。「とにかく家から出たい!」その一心で児童福祉の専門学校に上がる時に家を出て、一人暮らしを始めました。家賃や生活費は全部自分でアルバイトをして稼ぎました。

学校に行って、夜や休みの日に居酒屋やジムでアルバイト…そんななか、家から出られたことの安心感からなのか、今までの積もり積もった“母が憎い”という思いが爆発したのか、死にたくなって大量に睡眠薬を飲んで自殺未遂をしてしまいました。もうその時のことは、全く覚えていないんですが…それがきっかけで学校は辞めてしまいました。

最初の結婚…おねしょがきっかけで夫の薬物依存が発覚

学校を辞めてからしばらくして事務職で就職しました。そこで一人目の夫と出会いました。彼は築地の仕事をしていて、夜中の3時に出かけて午前11時に帰るような生活でした。仕事を続けていた私とは完全にすれ違いの日々でした。でも優しくて楽しい彼が大好きだったし幸せな結婚生活でした。結婚のきっかけは母が付き合っていることを知り、付き合うなら結婚しなさいと元夫につめよったからでした(笑)

長男の妊娠出産がきっかけで仕事を辞めました。専業主婦になって子育てしていたわけですが、とにかく家にいるとわかると母親が押しかけてくるんです。それがもう嫌で嫌で…。「仕事をすればいいんだ!」と思って、某乳飲料の配達の仕事を始めました。託児所がついてるから、保育園を気にせずにすぐに働き始められたのが魅力でした。夫とは相変わらずすれ違いだけど、幸せに暮らしていました。

そんな日々のなか、ベッドで親子3人で寝ていたら長男がおねしょをしちゃったんですね。で、しょうがないから、今まで一度も動かしたことのないベッドのマットレスを干そうと思って上げたんです。そしたら…ベッドの下から今ままで見たこともない“箱”が出てきたんです。

「なんだろう?」と思って開けてみたら、注射や白い粉がでてきました…違法薬物です。でも私バカなんです。「これなんだろうなあ?」って思った次の瞬間、「彼は病気なんだ! 具合が悪いことを言えずに隠れて耐えてたんだ!」って思ったんです。彼は180㎝身長があるんですが、当時体重が47㎏くらいしかなくて。よく食べるし問題はないって思っていたんですが「あれは病気で痩せてたんだ!」と思って。彼が帰って来るのを待ってすぐに箱を出して「これ何⁉」と言ったら、いきなり土下座をして「ごめんなさい。ごめんなさい。やめます!」って謝るんです。なんのことかさっぱりわからなかったんですが、説明されて…ショックでした…けど、夫のことが大好きだったし、「やめるって言ってる。よかった」って思いました。

今になって思うと、当時お金がおっきい単位でなくなることがよくあったんです。でもブランドものが好きな彼だったから「そういうものを買ってるんだろうな」って思ってたんですね。でも普通思いませんよね、まさか夫が大麻をやってるなんて。

次男を妊娠中に二度目の違法薬物発見…離婚へ

その後、次男を妊娠しました。その生まれる直前…またまったく同じ場所で違法薬物を発見してしまったんです…。本当にバカですよね…。次男を妊娠中だし、長男はまだ小さいし、もう頭が真っ白になりました。それで帰ってきた夫に問いただしたら「やめられない」って言われたんです…。もう、目の前が真っ暗になりました。そして、急に恐ろしくなりました。薬を使った時の夫を見たことがないし、そういう雰囲気も感じたことがなかったのですが、「もしその状態になったらどんな風になっちゃうんだろう? 殺されたらどうしよう? 子どもを守らなきゃ!」って。

それですぐに家を出て、実家(二世帯住宅)に帰りました。母親と顔を合わせるのがイヤだったので、一階の祖母の家で一緒に暮らすようになりました。

母親から逃げるために引っ越したもののクレーム被害に

家を出て、すぐに離婚協議に入ったんですが夫が調停に出てこずに、まったく進みませんでした。次男が生まれて1歳になったころかな、ようやく成立しました。…といっても早く縁を切りたくて成立することばかり考えていて、慰謝料も養育費も貰っていません。…しばらくたって、元夫が盗みを働いて警察から連絡がきました。私はもう離婚しているし関係ないと話しましたが…服役したそうですが、その後、どうなったかは全く知りません。

実家暮らしは母親の影響を受けてしまうので、区が借り上げているシングルマザー用の住宅に申し込みました。するとラッキーなことにすぐ当選したんです。これでやっと親子3人で暮らせる!と喜んだのも束の間…。下の階のシングルマザーが気性が荒く毎日のように「うるさい!」「勉強ができなかった!1日を返せ!」などと怒鳴り込んでくる…。

子どもたちはすっかり怯えてしまって半年も住まないうちに引っ越しを決めました。悲しいですよね…立場の弱いシングルマザー同士助け合って楽しく生活したかったのに…。ちょうど…と言っては変ですが、祖母が脳梗塞で倒れて大変だったこともあり、一緒に暮らしてくれると嬉しいという状況でもありました。

夫の薬物が原因で離婚、毒親である母親と二世帯住宅で暮らし始めた風吹幸さん。これからさらなる悲しみが○○さんを苦しめます。後半に続きます。

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この記事のライター

ビール大好き2児の母。食べること飲むこと観ること喋ること大好きです。カミカオツヤハリが超気になる今日この頃です。

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