【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#2/後半】私にとって“働く”は“趣味” | 大人のワタシを楽しむメディア
【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#2/後半】私にとって“働く”は“趣味”

【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#2/後半】私にとって“働く”は“趣味”

アラフォー女性たちのリアル聞くオリジナル企画。なにものでもない、ひとりの女性が今なにを思い、仕事をし生きているのか。アラフォーともなればみんなそれぞれ傷を負いながら生きています。傍から見たらキラキラ幸せそうに見えますが、決してそれだけではありません。そんなそれぞれの人生を赤裸々に語っていただくシリーズ企画です。


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後半は…子どもの持病がきっかけで芽生えた新たなる夢

前半からの続き・・・「私たちのホンネ」シリーズ2回目後半は中学時代に沖縄で行ったフィールドワークが今の自分の原点かもしれないと語るみね子(匿名)さんのインタビュー後半です。

福島出身の夫。東日本大震災が状況を変えた

生まれてきた長女は、卵や乳製品がダメな食物アレルギーもちで、3歳のときには気管支喘息の診断も受けました。夫は福島出身の長男なので、いつかは福島に帰りたいという願望を持っていて、長女が幼稚園に入園するタイミングで福島に帰ることを夫婦で話していました。

しかし、東日本大震災が起こりました。娘が1歳になる前です。

状況は一変しました。夫の実家は福島第一原発から50㎞以上離れた場所なので避難区域にこそなりませんでしたが、当時、山に囲まれた土地で風が吹くと線量が上がりました。私と娘を連れて帰る立場である夫が「福島がどうなっていくのか、5年は様子を見させてほしい」といいました。今後のことは分かりませんが、結局、5年以上たった今も東京へ住んでいます。震災後の福島の景気や、転職するうえでの夫婦の年齢もありますし、食物アレルギー対応レストランや食品が多い東京の方が暮らしやすい、長女のかかりつけ医の問題など、5年経ったから福島へ、とはなりませんでした。

喘息の悪化で2か月の入院。その間に芽生えた夢

フリーランスの編集ライターとして忙しく仕事をしていたので、保育園に預けていたんですが本当に色々大変でしたね。2歳の頃、保育園のミスで2度もアナフィラキシーショックを起こしました。一度目は牛乳、二度目は卵焼きを……本当に信じられないと思いますが、これが現実ですね。住んでいる場所は保育園激戦区なので、認可外保育園に預けていました。保育園がないと困るけど、増やせばいいってわけではない…この問題が解決しない限り、子どもを産んで仕事を続けるという選択肢を積極的にとる女性は増えませんよね…。

長女が4歳の時に次女が生まれました。そして、長女が5歳の時に喘息がどんどん悪化し、ついに入院してしまったんです。2か月間の入院生活は基本的に親は一緒にいなければいけなくて本当に大変でした。2ヵ月もほぼ病院だけで生活をすると、社会から分断された気分になるんですよね。夜間の付き添いであまり寝てないですしね。

幸いなことに私は病院と家が近かったので、子どもが寝るまで一緒にいて自宅に帰り、また次の日の朝病院に行く、ということもできました。ですが、地方から来ている親子はそういうことはできないですよね。お金があればマンスリーマンションなどを借りることもできるかもしれない。けれど、現実的にはそうでない人たちがほとんどです。入院費や滞在費、生活費がかかる、でも付きっ切りでいないといけないから仕事ができない…。入院中に保護者の方たちと交流をしていくうちに、多くの過程が困っているという現実を知りました。国の難病に指定されていたら助成金も出ますが、そうでない狭間の人たちには何の補助もないですからね。

ほかにも、「助けてほしい」と声を挙げることもできない袋小路にいる人たちのために何かできないのかと考えるようになりました。沖縄で知った世の中の光と影。中学生だった私は、影の部分を知っただけで精いっぱいでしたが、今は影の中に光を灯したいと思うようになったのです。

孤独に不安と闘う人と家族の力になりたい

私特に趣味がないんですよね。お酒を飲むことは好きですが(笑)。なので“働く”は私にとって“趣味”だと思います。これまで出版不況で「編集ライター業を続けて行けるのかなあ?」と思ったことはありますが、それはその職業を続けられるかどうか、について考えただけで、“働く”ことを止めることはまったく考えていませんでした。話した通り、日雇いでもバイトでも全部楽しめるので(笑)。ただ、20~30代、私の社会的な価値(収入になるもの)は、「時間」「体力」だと思って働いてきたんですが、これからは「経験」というものの価値を高めていかなければいけません。もう2時間しか寝ないような生活はできないし「時間」「体力」だけじゃ、私には社会的価値がありません。40代は、社会的な自分の商品価値を高めていくために「経験」をどう生かしていくのか、きちんと考えて、50代以降の仕事の糧にしたいです。

あ…あとはお金がないのが怖いんです。昔、実家が貧乏でお金がないことの怖さを良く知っているからかもしれません。それこそイチゴ牛乳を月に1本飲むのが最高のご馳走、だった時もありました。父親がすぐ仕事を辞める人だったんですよね…。母親は家計を助けるために自分だけ1日1食にして内職、パートもしていました。ひとりっ子の私は、母親が家にいないのが寂しくて布団にもぐって泣いてたこともありました。可愛かったですねー(笑)

私の座右の銘は「環境や人のせいにしないために、自分のことは自分で決める!」です。そして、やりたいことが見つかったらガマンできないのは性分ですね。だから、社会福祉の夢も実現させて、後悔はしない。これからの人生も楽しみながら、居場所がある限り働き続けていきたいです(笑) 

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この記事のライター

ビール大好き2児の母。食べること飲むこと観ること喋ること大好きです。カミカオツヤハリが超気になる今日この頃です。

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