教えて!咲江先生(3)膣内環境を正常に整えるにはどうしたらいいの?

教えて!咲江先生(3)膣内環境を正常に整えるにはどうしたらいいの?

親しい友人にもなかなか相談できないデリケートゾーンのお悩み。産婦人科に行くのはなんだか怖いし、ひとり思い悩んでいる方も多いのではないでしょうか? そこで!WOMeではデリケートゾーン向上委員会を立ち上げ、お悩みを徹底的に解決していきたいと思っています。最終回は加齢によるお悩みも出てきた膣内環境を正常に整える方法です。


デリケートゾーン向上委員会  #03 膣内環境の悩み

この記事の専門家は… 咲江レディスクリニック 院長 丹羽 咲江先生

昭和41年生まれ。国立名古屋病院(現 名古屋医療センター)にて婦人科悪性腫瘍、やさしく」「丁寧」「痛くない」診療にこだわり、名古屋市立城北病院(現 名古屋市立西部医療センター)ではハイリスク妊娠、分娩などに携わる。その後、「じっくりと話を聞きながら患者様の悩みを解消していきたい」という思いから平成14年から咲江レディスクリニックを開院。思春期外来も開設し、思春期保険相談士とともに性教育にも力を注ぎながら、「女性の健康」をベースに講演活動を精力的に行っている。最も得意な分野は「性交痛」や「におい」の治療。

▼咲江レディスクリニック
http://www.sakieladiesclinic.com/

知っておきたい 膣内環境について

Q:どういう状態を“膣内環境が整っている”というのでしょうか?

【質問】
“膣内環境を整える”といいますが、どういう状態が膣内環境が整っている、といえるのでしょうか? 自分でもわかるチェック法があったら教えてください。

A:酸性とアルカリ性のバランスが取れた状態

【咲江先生】
乳酸桿菌がある程度あり、酸性とアルカリ性のバランスがとれた弱酸性が保たれている状態をいわゆる“膣内環境が整っている”といいます。ニオイは無臭か少し酸っぱいようなものは正常の証です。おりものも透明だったり白くてドロッとしたものは正常の範囲ですよ。

膣内環境を整えよう

Q:膣内環境を整えたいときはどうしたらいいでしょうか?

【質問】
腸内環境が乱れている症状が出ていたとして、どうしたらいいのでしょうか? 病院に行けばいいのだと思いますが、なんだか怖い気もするし…セルフケアでできることがあれば教えてください。

A:体調管理 そして、セックスにも気を付けて

【咲江先生】
体調管理をしっかりして心身ともに健康な状態を保つ」ということにつきますね。睡眠をしっかりとる、食生活に気をつける、ストレスをためない…など。サプリメントなどで栄養を補ったりすることもできますが、合う合わないは個人差があるので、コレ!とは言えないですね。

膣内環境を乱す原因の一つにセックスがあります。精液はアルカリ性なので、膣内で射精すると一気にアルカリ性に傾きます。体力や免疫力が低下しているなかでセックスをすると膣内環境の悪化に繋がりますね。コンドームをしていたとしても、体力が無い時はすでに膣内環境が悪くなっている可能性があるので、セックスの刺激で更に悪化する可能性がありますね。

なので、体力が落ちていたり、免疫力が低下している時のセックスはできれば避けた方がいいです。セックスは究極のコミュニケーションの方法なので、しっかりとパートナーと話をして、今はできないと伝えるべきだと思います。そしてきちんと休息をとって体力が回復してから行うようにしてくださいね。そんな時に、膣内環境も同時に整えたい、という場合には、医療機器の安心して使える製品も販売されているので使ってみるといいですね。

ただ、魚の腐ったようなニオイがする、酒粕のようなおりものがでる、などの場合には怖がらずに病院にきてくださいね。それが体を守る一番の近道です。

年齢とともに膣内環境にも変化が

Q:年齢を重ねるとセックスができなくなるのでしょうか

【質問】
50代の友人から最近、痛みでセックスができなくなったと聞きました。 年齢を重ねていくとセックスができなくなるなんて…。それはどうしてなのでしょうか? 自分でなにか努力すれば痛くなくなるものなのでしょうか?

A:女性ホルモンが鍵 潤滑ゼリーもおすすめです

【咲江先生】
加齢と共に、女性ホルモンの分泌が少なくなり、やがては膣内は委縮し硬くなり狭くなります。そして分泌物も出にくくなってくるので、性交痛が起こるんですね。そんな時のセルフケアとして潤滑ゼリーを使うのが良いと思います。性交痛があるということをきちんとパートナーに伝えて一人で悩まないことも大切です。

病院でできるケアとしては女性ホルモンの薬があります。ピルは女性ホルモンのバランスを整えて体を整えるので膣内環境も自ずと整います。ただし、血栓症のリスクがある方や乳がん手術後の方は女性ホルモンのお薬は使えないので、やはり潤滑ゼリーを使うのがいいですね。

女性ホルモンのお薬はピルも含めてその方の年齢に合った色々な種類がありますので、病院で相談して下さいね。

デリケートゾーンは大切な体の一部 日常的なケアを

Q:膣内環境を整えることの大切さについて教えてください

【質問】
膣内環境を整えることは、女性にとってとても大切なことなんですね。 最後に咲江先生から改めて、膣内環境を整えることの重要性について教えてください。

A:しっかり自分の膣と向き合って

【咲江先生】
膣内環境はご自身の健康のバロメーターでもあります。ストレスがかかっていたり、体の調子が悪かったりしたら、てきめんに膣内環境も悪化してニオイがでたり、おりものが変化したりします。子宮は女性性の象徴ですよね。ここを大事に労わってケアしてあげられる女性こそ、いつまでも若々しく美しく元気で女性らしくいられるのではないでしょうか。

とかくデリケートゾーンについてはタブー視する日本社会ですが、世界中で特に先進国の中ではデリケートゾーンに対する意識が遅れています。早く世界水準になるべきです。その為にも女性たちは恥ずかしがることなく、しっかりと自分の膣と向き合って、日常的にケアをしていっていただけたらなと思います。

 


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この記事のライター

女性を、内側から幸せに。デリケートゾーンセルフケア商品のリーディングカンパニーとして、女性の繊細な悩みと真摯に向き合っています。

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