【アラフォーがキャリアを考える時 #5】アラフォーのキャリアはまだまだこれから!モチベーションを保つ方法 | 大人のワタシを楽しむメディア
【アラフォーがキャリアを考える時 #5】アラフォーのキャリアはまだまだこれから!モチベーションを保つ方法

【アラフォーがキャリアを考える時 #5】アラフォーのキャリアはまだまだこれから!モチベーションを保つ方法

働き続けてきたアラフォー世代は、十分キャリアを積んでいますが、まだまだこれからあと20年は仕事を続けます。そんななか、仕事に対して疑問を感じたり更年期のカラダの不調に悩まされたり…モチベーションを保ちにくいのも現実です。そこでアラフォー世代が無理せずモチベーションを保ちながら、仕事を続けるコツを教えていただきました。


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大きな転機を迎えるアラフォー世代

安室奈美恵さんの引退宣言には驚いた人もたくさんいたと思います。理由は定かではありませんが、40歳を迎えた今年、何か大きな心境の変化があったと推測されます。

40歳は、古来「不惑」と言われてきましたが、実は多くの人が「惑う」年代でもあります。3年前、週刊誌「AERA」は、糸井重里氏が運営する「ほぼ日刊イトイ新聞(以下、「ほぼ日」)とタッグを組んで「40歳は惑う」と題したキャンペーンを展開し、反響を呼びました。

キャンペーン用に設けられたWEBサイトには、「40歳」について、約2万人という人が意見を寄せました。40代を境に、生活や仕事に変化があったり、不安や心配事を抱えたりする人が非常に多いことを感じさせられました。

また心理学者のユングは中年期を「人生の正午」と名付けています。人生を1日に例え、この時期は日が昇る段階から、日が落ちて沈む段階に切り替わる時期ということを意味しています。その変化は、人生へのモチベーションの在り方や価値観の変化をももたらすのです。

環境変化により、価値観がゆすぶられる40代

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心境の変化に加え、自分を取り巻く環境の大きな変化を体験される人も多いでしょう。

会社勤めを続けている人であれば、会社員としての先が見えてくる頃です。この先もこの会社で頑張り続けるのか、はたまた他の道を選ぶのか、他の道を選ぶのであればそろそろタイムリミットでは…そんな思いを抱く人も多いでしょう。

家庭面でいえば、子供に手のかからなくなり始める時期という方も多いでしょう。同時に、親の老化を痛感する時期でもあります。介護が始まるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

身体的な変化も大きい年頃です。出産年齢のリミットもこの年代に迎えます。早い人であれば、そろそろ更年期の症状が出てくることもあるでしょう。

こうした環境変化は、自分の人生の年月が、実は限りあるものだということを感じさせずにはいられなません。その焦りが「惑い」に一層拍車を駆けます。

「私の人生は今までの生き方でよかったのか?やり残したことはなかったか?」
「この先は、やり残したことに取り組んだ方がよいのではないか?」

そんな風に思い始めるのですね。

40代の「惑い」~私の場合

私は現在、52歳ですが、40代を振り返ると、やはり惑いと悩みばかりが続く時期でした。そのきっかけとなったのが、不妊治療と降格でした。

大学卒業以来、会社員としてビジネスの第一線に立ち続けてきました。結婚はしたものの、子供はいませんでした。意図的に作らなかったわけではなく、忙しさにかまけ子どもについて真剣に考えることを先延ばしにしていたのです。

しかし40歳を目前に、もともとあった子宮筋腫が肥大化し、貧血が酷くなり体調が悪化。「このままでは自然に妊娠するのは難しい」といわれ、すぐに子宮筋腫の治療を開始。核摘出手術後、続けて不妊治療に着手しました。

数年間の不妊治療で大変だったのは、仕事との両立。営業職だったのですが、お客様のアポイントと治療の日程を調整するのに苦労しました。また、病院の予約をとるのに日中の電話しか手段がなく、客先のトイレの中で電話せざるを得なかったこともありました。

いろいろと考えた結果、内勤に異動を申請しました。しかし、当時の上司との折り合いが悪かったこともあってか、マネージャー職からの降格を言い渡されたのでした。しかし不妊治療は、結局実を結びませんでした。

「子どもを持たずに人生を仕事に費やしてきたのに、降格になってしまうなんて…。何のために働いてきたんだろう?」
「あんなに仕事との両立に苦労して不妊治療をしてきたのに、子供ができないなんて、なんて報われないのだろう…」

当時の私は、こんな思いでいっぱいでした。「子供は望んで努力すればできる」「仕事は頑張れば認められる」…それまで当たり前と思っていたことが当たり前ではないことに気づき、人生の目標を見失ってしまったのでした。

新たな始まりのための「惑い」

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前述の「AERA」の特集が行われたきっかけは、糸井重里さんへのインタビューだったそうです。特集が組まれた当時、65歳だった糸井氏は、自らの40歳を振り返り、「絶対に戻りたくない、というくらいに」辛かったと語ります。

「40歳を超えた途端、『今までの円の中だけにいる』ことができなくなる。自分でもうすうす、今までのままじゃ通用しないと感づいている。別のコンパスで描いた円に入っていって、今までとは全然違うタイプの力を発揮しなきゃいけない。その時、自分が万能じゃないし、役に立たない存在だと突きつけられる。」(AERA 2014年6月9日号より)


もともと売れっ子コピーライターであった糸井氏は、40歳でこうした思いを抱いて以降、次に自分は何をしたいのか、模索の時期に入ります。そして、50歳になった1998年にウェブメディア「ほぼ日刊イトイ新聞(略称「ほぼ日」)」を立ち上げます。同サイトは月間平均110万読者を有し、売上高は約28億円に上るまでのメディアに成長しています(データは2012年度 第12回ポーター賞受賞サイトより)。

糸井氏は、ほぼ日の成功についてこう語ります。

「ゼロになってもがいた『40歳からの10年間』がなかったらできなかったことだと思う。」

糸井氏に比べるべくもないですが、私自身も40歳代の模索の苦しさを経て、今のキャリアコンサルタントという仕事に巡り合いました。かつての私が望んでいた「会社員として成果を上げたい、認められたい」という希望は叶わなかったけれど、今の仕事には大きなやりがいがあり、そんな仕事に出会えた幸せを日々、感じています。

もしあなたがいま、アラフォーとして、もやもやした不安や惑いを感じているのであれば、私は「大丈夫!」とお伝えしたいです。それは、これからの人生の新たな幕開けに必要なプロセスだからです。

「もっと徹底的に悩んでいいよ!」と言いたいです。

ただ、悩むにしても、新しいステージでやりがいを感じるためには、いくつかおさえておきたい大切なポイントがあります。次回以降、そうしたポイントを事例を交えながらお伝えしていきます。お楽しみに!

キャリアコンサルタント 朝生 容子



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この記事のライター

2012年にキャリアコンサルタント・研修講師として独立。社会人のキャリア相談に乗るほか、セミナーや研修講師、執筆等に取り組む。

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