殴る蹴る… 実は多い夫婦間DVに悩むあなたへ【離婚を考えた時知っておくべき知識 #6】 | 大人のワタシを楽しむメディア
殴る蹴る… 実は多い夫婦間DVに悩むあなたへ【離婚を考えた時知っておくべき知識 #6】

殴る蹴る… 実は多い夫婦間DVに悩むあなたへ【離婚を考えた時知っておくべき知識 #6】

家庭内という外から見えないところで起こる、夫からのDV。夫婦喧嘩の際には、急いで窓を閉め、声が漏れないように自ら隠す方向に動いてしまう妻。子供のために我慢を重ねていると、いっそう深刻化するケースもあります。ここでは、代表的な事例を用いて、今後のとるべき行動について考えます。


▶この記事をWOMeのアプリでサクサク読もう♡ コスメから大人の恋愛事情まで…

ご近所レベルで起きている夫婦間DV

家庭内での出来事なので、なかなか伺い知ることができませんが、離婚相談でよく聞かれるDV事例をご紹介します。

【事例1】
夫の帰宅が怖くて、できるだけ夫の帰宅までに子どもと一緒に寝るようにしています。怖くて布団の中で固まっています。何事も起きないように!と。酔っぱらって帰ってきた夫は、私を寝室から引きずり出し、壁や床に押し付け、殴るポーズをとって脅かします。その他にも、携帯を折る、投げつける、私が書き物をしている手を払いのけるなど、かすり傷程度ではありますが、私は傷を負います。

【事例2】
不仲が続いていますが、夫婦喧嘩の際、夫に逆らった私の顔を、ソファーに押し当てて、横に引きずられました。私の顔には擦り傷が出来ました。

【事例3】
車の中で夫婦喧嘩が勃発。夫は、痕が残らないようにでしょうか、私の頭を腕で固定し、髪の毛の部分をげんこつで殴るのです。髪の毛で隠れるので、殴打の後は傍からは見えないのです。

どうですか? 驚かれましたか? 警察沙汰、入院沙汰になっていないくても、このようなことが普通の家庭内で起きているのです。

普通のDV被害者の傾向

Getty logo

彼女達は、離婚を明確に意識するまでに、何年も要することがあります。これが“DV”なのか、それとも“夫婦喧嘩”とはこういうものなのか、そもそも判断がつかないのです。

何年も苦しい結婚生活を送りながらも、「子どものために離婚を避けたい」、「まだ我慢できる」、そう考えているのです。ただ、限界は急に来ることが多いのです。

苦しくも我慢を続けていたけれど、「いよいよこの状況はおかしい!」と、親に助けを求めたり外に助けを求め始めたところで、妻の気持ちも急変します。

夫との決別を決意し、子供を連れて実家に戻り、専門家に相談に来ます。しかし、今まで何度も機会はあったにも関わらず、DVの証拠となる診断書、録音、写真などが一切無い方が多いのです。

我慢を続けていたつい先日までは、「まだ先のこと」と思って診断書などを取り付けてこなかったのでしょう。

今さら、証拠を採るためだけに夫のもとには怖くて帰れません。このようなパターンになる方は、非常に多いのです。DVの証拠は使う使わないはこだわらず、殴る、蹴るなどで傷ができたり、鼓膜が破れた場合は、病院へ行き診断書を取っておきましょう。

今までさんざんチャンスがあったにも関わらず、証拠を取っていなかったことで後悔している方はとても多いのです。

「子どものために我慢」もほどほどに。自分へのダメージは相当です

あまりひどい経験を耐え続けることはおススメできません。いくら子供のためと言っても、あなた自身が気づかないうちに、相当ダメージを受けています。しかも、自分がどのようにダメージを受けているのか、分からないので余計に状況を深刻化させます。

夫のDVで警察沙汰になった際、「この子の父親を犯罪者にすることはできない」という判断をする妻は実際多いのです。しかし結局、妻自らが警察、その他の専門家に対して助けを求めなければ、そこから先にはなかなか進みません。

本人の意思がないのに、無理やりプライベートな問題に専門家が介入することはできないのです。本人が離婚や別居を判断しないと、専門家は本人の意向を無視しては進められないのです。

また、妻本人の精神的ダメージが大きく人間不信に陥ってしまっている場合は、本人が専門家と信頼関係を築き、相談しながら道を探ることが難しくなることがあります。

こうなってしまっては、親などが専門家のアドバイスを受けながら積極的に関わり、ある程度強引に救い出すことが必要となってきます。そのように自分を強引にでも救い出してくれる親のような存在が無い場合は、事態の改善は非常に困難になるでしょう。

あまり辛い経験、酷い経験を自分にさせてはいけない。このことは、しっかり頭に留めておいていただきたいです。

ひどいDVにも関わらず修復を願う妻

Getty logo

さらにDVの程度がひどくなると、いっそう問題も深刻になりDVから逃れることが困難になります。夫からのDVで骨折、鉄パイプで殴られる等で、警察を何度も呼んだことのあるケースは深刻です。

なぜか、そのような相当ひどいDVを受けている妻からの相談の特徴として

「夫と修復したい」

となるのです。状況から判断して

「平穏な夫婦関係の実現は可能性が低い」

ということを伝えても、受け入れないのが特徴です。様々な相談所に電話し、なんとか修復に向けたアドバイスを得たいとさすらうのですが、残念ながらどこも難しいという判断をされるばかり。

通常、過去に一発顔面パンチをくらったことがある、という場合、妻はそのことを恐怖と感じ、夫を怖いと思うようになります。

しかし、DVがよりひどくなり、複数回夫のDVによって骨折するような状況になると今度は、

「夫は怖いですか?」という質問に対し、

「全然怖くない。どうして修復が無理なのか?」

となるのです。そもそもDVから自分で逃れようとしなくなるのです。

DV夫に対し妻はどうしたらよいのか?

夫婦喧嘩の範疇なのか、それともDVなのか? よその家庭と比較できない分、ずるずる「子どものために」と我慢を続けがちです。

しかし、DV以外の問題でもいえることですが、一度早めに専門家に相談しましょう。そうすることで、自分の置かれている状況を客観的に知ることができます。

証拠を取っていなかった…と後悔することも防げるでしょう。

首を踏んづける、足首をもって中釣りにしてから落とす(妻は頭から床に落ちる)…どれもニュースの事件ではなく、とある一般家庭内で起きていることです。

自ら、おかしいと思って、積極的に外に助けを求めることが大事です。できるだけ早く。そうでないと、前述したとおり、人間不信に陥り、専門家の助力を得ることが難しくなったり、自らこの状況にはまり込み、出ようとしない事態に陥る危険があり、それが最も心配なことなのです。

また、身近でそのような状況にあるが人がいたときには「夫婦のことだから」と放置せず、しっかり観察し、問題のある状況かどうか判断し、必要に応じて積極的に手を差し伸べていただきたいと思います。

離婚カウンセラー 阿部 貴子



本サイトに記載する情報には充分に注意を払っておりますが、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、完全性、正確性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動や、判断・決定は、ご自身の責任において行っていただきますようお願い致します。

この記事のライター

一橋大経済学部卒、大手保険会社勤務後、専業主婦経験ありのアラフォー2女児の母の行政書士 離婚カウンセラー。

関連するキーワード


離婚 結婚 DV 暴力 夫婦

関連する投稿


不倫がバレた… 快楽の恋を求めた昼顔妻の誤算【神崎桃子の恋愛指南 #13】

不倫がバレた… 快楽の恋を求めた昼顔妻の誤算【神崎桃子の恋愛指南 #13】

【不倫がバレたらな失うものとは】ドラマに映画に不倫があふれかえっていますね。そして現実世界でも多くの女性が不倫を経験しているようです。不倫を一概に“いい”“悪い”とはいえませんが、これだけは言えます。「不倫がバレたらなにかを失う」。世の昼顔妻の皆様に恋愛コラムニスト神崎桃子さんがズバッと切り込みます。


【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#1/後半】離婚・転職・起業・詐欺…まだまだ続く激動の日々

【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#1/後半】離婚・転職・起業・詐欺…まだまだ続く激動の日々

アラフォー女性たちのリアル聞くオリジナル企画。なにものでもない、ひとりの女性が今なにを思い、仕事をし生きているのか。アラフォーともなればみんなそれぞれ傷を負いながら生きています。傍から見たらキラキラ幸せそうに見えますが、決してそれだけではありません。そんなそれぞれの人生を赤裸々に語っていただくシリーズ企画です。


無関心・セックスレス・不倫… 仮面夫婦の実態とは【 “幸せ夫婦”コミュニケーション術#8】

無関心・セックスレス・不倫… 仮面夫婦の実態とは【 “幸せ夫婦”コミュニケーション術#8】

相手への愛情が冷え切っていても、見せかけの関係を続ける「仮面夫婦」。相手が何をしていようと関心がありませんが、浮気や不倫なども黙認、または公認になっている家庭もあります。そんな仮面夫婦の実態とはどんなものなのでしょうか。


【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#1/前半】好奇心の赴くままに突き進む怒涛の人生

【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#1/前半】好奇心の赴くままに突き進む怒涛の人生

アラフォー女性たちのリアル聞くオリジナル企画。なにものでもない、ひとりの女性が今なにを思い、仕事をし生きているのか。アラフォーともなればみんなそれぞれ傷を負いながら生きています。傍から見たらキラキラ幸せそうに見えますが、決してそれだけではありません。そんなそれぞれの人生を赤裸々に語っていただくシリーズ企画です。


子育て方針の違いから口論に… 夫と妻の意見を合わせる上手な話し合い方【すべての妻へ贈る “幸せ夫婦”コミュニケーション術#19】

子育て方針の違いから口論に… 夫と妻の意見を合わせる上手な話し合い方【すべての妻へ贈る “幸せ夫婦”コミュニケーション術#19】

子どもの教育について、夫と方針が食い違う。説明してもわかってもらえない。 子どもを大切に思う気持ちは同じです。ケンカになるのは、「どちらが正しいか」を競ってしまうから。「正解」ではなく「道」をふたりで見つけるには、何より子ども自身の幸せを考えることが大切です。 どうすれば意見を合わせることができるのでしょうか?


オススメ情報

dummy

人生100年時代 40代からの転職術

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクルートエージェント


dummy

母であり妻であり、そして“働く女性”であり。働き続ける女性を応援!

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクナビNEXT


最新の投稿


不倫がバレた… 快楽の恋を求めた昼顔妻の誤算【神崎桃子の恋愛指南 #13】

不倫がバレた… 快楽の恋を求めた昼顔妻の誤算【神崎桃子の恋愛指南 #13】

【不倫がバレたらな失うものとは】ドラマに映画に不倫があふれかえっていますね。そして現実世界でも多くの女性が不倫を経験しているようです。不倫を一概に“いい”“悪い”とはいえませんが、これだけは言えます。「不倫がバレたらなにかを失う」。世の昼顔妻の皆様に恋愛コラムニスト神崎桃子さんがズバッと切り込みます。


~運命の数秘術#2~ 自分の数字を知って新しい意識をもつ【大人の女のステキに生きる知恵シリーズ】

~運命の数秘術#2~ 自分の数字を知って新しい意識をもつ【大人の女のステキに生きる知恵シリーズ】

時間に日付など、あたりまえのように日々使っている数字。生活のなかに溢れている数は世界共通言語です。人生での様々な儀式も七五三、成人式、還暦、年忌法要と、死後も私たちは数と関わりあっています。数の力を知る事で世界は違った彩りをもち、興味深いものになります。そこで数秘の世界観とはいったいどんなものなのかご紹介します。


挑戦したい!「野菜ソムリエ」ってどんな資格?

挑戦したい!「野菜ソムリエ」ってどんな資格?

今までのキャリアプランを見直し、新たな挑戦をしようと思ったとき、また子育てがひと段落し、仕事を再開させようと考えたとき、何か「資格」を持っているとさまざまな道が開けてきます。今回は、そんな資格の中でも人気の「野菜ソムリエ」についてご紹介。どのような勉強をすべきか、取得後の展望なども合わせてお届けしたいと思います!


【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#1/後半】離婚・転職・起業・詐欺…まだまだ続く激動の日々

【35歳からのリアル 私たちのホンネ…#1/後半】離婚・転職・起業・詐欺…まだまだ続く激動の日々

アラフォー女性たちのリアル聞くオリジナル企画。なにものでもない、ひとりの女性が今なにを思い、仕事をし生きているのか。アラフォーともなればみんなそれぞれ傷を負いながら生きています。傍から見たらキラキラ幸せそうに見えますが、決してそれだけではありません。そんなそれぞれの人生を赤裸々に語っていただくシリーズ企画です。


無関心・セックスレス・不倫… 仮面夫婦の実態とは【 “幸せ夫婦”コミュニケーション術#8】

無関心・セックスレス・不倫… 仮面夫婦の実態とは【 “幸せ夫婦”コミュニケーション術#8】

相手への愛情が冷え切っていても、見せかけの関係を続ける「仮面夫婦」。相手が何をしていようと関心がありませんが、浮気や不倫なども黙認、または公認になっている家庭もあります。そんな仮面夫婦の実態とはどんなものなのでしょうか。


友だち追加



人気記事ランキング


>>総合人気ランキング

画像 apple google