デリケートゾーン向上委員会#6 スペシャルコンテンツ 荻原かおるさんインタビュー

デリケートゾーン向上委員会#6 スペシャルコンテンツ 荻原かおるさんインタビュー

デリケートゾーン向上委員会 第6回目は、セクシャルグッズメーカープロデューサーの荻原かおるさんにインタビューしました。


デリケートゾーン向上委員会 #6 セクシャルグッズメーカープロデューサー荻原かおるさんに聞く!

今回お話を聞いたのは… セクシャルグッズメーカー プロデューサー荻原かおるさん

ラブリーポップ プロデューサー
荻原かおるさん


27歳の時に女性向けセクシャルグッズメーカー「ラブリーポップ」を起業。その後、「ラブリーポップ」プロデューサーへ。心理セラピストの資格も持つ。著書に「ちつ☆トレ」マガジンハウス、「大人のラブトレ」主婦と生活社、他。

▼ラブリーポップ
http://lovelypop.com

セックスをコミュニケーションのひとつとして楽しみにしている人はそういない⁉

多くの女性たちにセックスについてインタビューしたり、座談会を開いたりしてきましたが、感想としては“コミュニケーションのひとつとしてセックスを楽しみにしている日本人女性はあまりいない”ということです。1980年代から女性誌でもセックスについて定期的に取り上げられるようにはなってきましたが、まだまだ日本は女性がセックスを話題にしたり積極的に楽しもうという姿勢はタブー視されていますよね。特に結婚後に主婦がセックスを積極的に楽しむということはほとんどないのではないでしょうか。

私は昔から積極的にガンガンセックスを楽しんできましたが(笑)私のような人は少数派。そしてまったくしない、という人も同じくらいの人数がいてこちらも少数派です。大多数は「どちらにいったら幸せなのかな?」と考えあぐねてセックスレスになっている人たちなのだと思います。

では、どうしてそうなるのか? セックスを積極的に楽しもうとしたら、色々努力もしなければいけないし、もしかしたら危険なことにもなるかもしれない。ハイリスクハイリターンなんですよね。ハイリスクハイリターンの“ハイリスク”とは、女性が積極的にセックスを楽しむと社会的に偏見にさらされる、軽蔑される、離婚を含めて今までの人間関係が崩れる可能性もある。ということです。“ハイリターン”とはセックスをする、ということで人生の楽しみが増えるので幸せ度数が上がる、パートナーからより大切にされるということですね。

“セックスは子どもを産むためのもの”と思い込んで、そもそも楽しむものではないと思っている人たちは子どもを産んだらセックスも卒業、と思うのが当然です。そして子育てに一生懸命な時はそもそもセックスなんてしたいと思わないかもしれない。

気が付けば夫とセックスレスになっていて、「このままでいいのかな?」と思ったりもする。このままセックスに貪欲にならない方が危険もないし努力もしなくていいから、ノーリスク。でもノーリターンでもある。そんな過渡期がアラフォーの皆さんなんじゃないでしょうか? それが50代に入ってくると、子育ても終わって時間ができる。そうなると自然な欲求として「セックスがしたい!」 という欲求が高ぶってくる。「でも今さら夫とセックスなんてできない…」ということで、不倫に走ってしまう。いま本当に50代の不倫が多いんですよ。「夫は自分のことを女としては見てくれない。でもあの人は…」となるわけですね。出会いを求めてなのか同窓会も花盛りだそうですよ(笑)

20代40代で変わる自分のカラダへの価値観

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おもしろい話があるんですが、20代の頃って毎回のデートの度にセックスを求められたら「私のカラダが目当てなの⁉」「本当に私のこと好きなの⁉」って思ってませんでしたか? それって私のカラダには“価値がある”って思ってるからなんです。だから、「それ目当てで付き合ってるんじゃないの?」って思ってしまうんですよね。

ですが今、40代になって男性とデートして、カラダを求められなかったらどう思いますか? ガッカリしませんか? 「ああやっぱり私は女として終わってるんだ。おばさんなんだ。」って。それは“私を求めている”ということがイコール“カラダを求める”ということに変換されているからなんです。40代になったら一回目のデートからカラダの関係を求められたら自信がついちゃいますよね(笑)「私、女としてまだまだ終わってないんだ!」って 。

私は今、国際結婚をしています。海外で暮らしていたこともあるんですが、日本に帰って来ると本当に日本って異常な国だなって思います。あらゆることで。だいたい家族のなかに性がない。性は家族の外になってしまっている。ものすごく不健全です。

日本人のご夫婦で普段から手を繋いだりハグし合ったりしている方どのくらいいらっしゃるでしょうか? 本当に少数派だと思います。海外では中年になっても外で手を繋いで歩くのは当たり前です。日本人は極端に人とボディタッチをすることを避けますよね。でも昔の日本はこうじゃなかったんですよね。残念なことです。

“セックスをする”と決める

セックスが好きになるか、セックスを楽しめるか…それはいつパンドラの箱が開くかということで人それぞれ時期は違います。一生開かない人もいるかもしれない。私は20代の頃、開いて楽しみまくったので、今はまったくセックスに対して欲求がなくなってしまいました。でも、夫との大切なコミュニケーションですからセックスはします。

性欲がないのにセックスをするのはなぜかというと、夫とセックスすることでより愛情はより深まりますし、お互いをいたわる気持ちがどんどん深くなるからです。そしてセックスをすると夫にとても大切にされます。そして夫が仕事でどんどんチャレンジするようにもなります。

私は今、性欲がないのでセックスするメリットがないとセックスしないと思います。セックスした方が夫婦関係にメリットがあるからするということですね。

セックスレスのご夫婦や独身でセックスをする相手がいない方などで、「セックスしたい」と思っているのなら、“セックスをする”と決めることです。人間決めたらそのように動きます。動くと必ず機会は訪れます。だって、まずどうやったらセックスができるか情報収集しますよね。情報収集をしていると、いろんなことを知るようになります。すると自ずとセックスができるような機会に恵まれたり、セックスレスを解消する方法に出会うことになります。あとはもう行動を起こすのみです。

セックスレス夫婦はまずは夫と友だちになる

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セックスレスのご夫婦でいきなりセックスを家庭に持ち込むのは勇気がいるかもしれません。もしかしたら「うちの夫はもう性欲がないんです」、って仰る方もいるかもしれません。

でも、どんなに性欲が無いように見えても性欲はあります。これは間違いありません。でもなにかに怯えているのか、面倒くさいのか、嫌な記憶があるのか、夫が誘ってこない…という人もいるでしょう。そんな時には、妻の方から積極的にいくとかえって怖がらせてしまうかもしれません。ですので、まずフレンドシップを深めることから始めましょう。夫と一番の友だちになるんです。まず夫に宣言しましょう。「あなたと私の間にはドキドキはもうないけど、歴史がある。そしてこれからも歴史を刻んでいきたい。だからフレンドシップを築く努力をしましょう」って。

フレンドシップを築くにはどうしたらいいか? 簡単です。女友だちには絶対やらないことを夫にしないことです。

例えば、女友だちに声をかけられてそっけない態度をとったり、「そんなこともできないの?」とバカにしたような口をきいたり、無視をしたり、一緒にいる間ずっとイライラしたり怒ったりすることはしないでしょう。でも、夫とだとどうですか? そんな態度日常茶飯事だったりしませんか?

それを辞めるんです。だって、そんな態度をとる人とセックスしたいなんて思わないですよね。そして女友だちとして楽しいことを夫とも始める。映画を観に行ったり、美味しいご飯を食べたり。するとどんどん昔のような信頼関係が生まれてきます。夫もリラックスするようになります。そうしたら自然とその時はやってくるはずです。コミュニケーションがとれていないということはお互いに誤解がたくさんあると思います。まずはそこを解消する。そしてセックス。

ただ、妻とだけは絶対にセックスしたくない、という男性がいるのも確かなんです。もし自分の夫がそういう人だったら…その時もセックスレス夫婦で現状維持と決めるか、離婚すると決めるかは自分です。自分で決めたことに後悔はしないはずです。

「不幸な結婚生活だ」という思いに揺さぶられている人は、“幸せになる”とただ決めることで人生に幸せな変化が起きる場合もあります。するとベストな選択ができるようになります。揺さぶられているだけだと何も始まらないし、状況はいつまでたっても変わらないですから。

セックスには三段階ある

「本当に気持ちのいいセックスをするのはどうしたらいいか」というお話ですが、まず、大前提として信頼関係がないと絶対ダメです。その上で、セックスには三段階あります。

まず、一段階目は“肉体だけの関係”。心が繋がっていない。そういう状態でセックスをすると嫌悪感を感じます。「セックスは子作りのためのもの」と考えている日本人夫婦にはよくありがちなことです。夫婦だけれども肉体だけの関係でセックスをしているので、嫌悪感しかないのですから、子どもができればセックスをしなくなるのが当たり前ですよね。

二段階目は“感情が伴ったセックス”です。この状態だとSEXすることで解放され、発散することができます。セックスをすると気持ちがいいんですね。単純に。そういう関係だと、セックスをまたしたくなります。例えばすごく仲の良い男友達とついセックスしちゃったなんてことありませんか? お互いまったく異性として好きでもないのに。でもそれって当然なんです。なぜなら、悩みや苦しみを共感できて、楽しみ喜びを共有できているんですから感情が伴っているんですね。そういう相手だからセックスをすると発散できて嫌悪感を感じない。

逆に夫といえども悩みや苦しみ、喜びを共有してなかったらセックスをすると嫌悪感を感じます。当然のことです。

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最後に三段階目…これはもうスピリチュアルの域だと思いますが、挿入しなくてもイってしまうような魂の交流ができる関係性です。例えば、夫婦として継続的にSEXをしてきて、子どもが巣立った後にさらにもう一段階違うレベルの夫婦関係が生まれた時に、その境地に達する…ということがあったりします。

とにかく、これも先ほどと同じですが、気持ちの良いセックスがしたいと思ったら“気持ちのいいセックスをする”と決めることです。そこからすべては始まります。WOMe読者の方々は40代。もう立派な大人です。自分のことは自分で決める。責任をもつ。相手にも自分にも。そうすれば楽しい未来、セックスライフが待っているはずですよ。




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