妊活に非協力的な夫…見切りをつけて離婚すべき?【夫婦問題お悩み相談室 #2】

妊活に非協力的な夫…見切りをつけて離婚すべき?【夫婦問題お悩み相談室 #2】

「結婚したら、自然に子どもを授かると思っていたのに、なかなか妊娠しない…」年齢とともに焦りと不安ばかりが膨らんでいくアラフォー世代。「妊活」は体力的にも経済的にもメンタル面でも負担が大きく、とても苦しいものです。今回は、妊活に協力してくれない夫にあきらめかけて、離婚しようかと悩む方からのお悩み相談です。


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【お悩み】妊活で焦っているのに夫は全然協力してくれません…どうしたらいいでしょうか?

30半ばで結婚し、そのうちできるだろうと思っていたら、夫は思いのほかたんぱくで、どんどん回数が減っていきました。「これじゃダメだ!」と妊活をスタートさせたのに、夫はまったく乗り気じゃありません…。私は子どもが欲しいですし、正直いまの夫の子じゃなくてもいいのかな…と思い始めました。離婚すべきでしょうか? もうアラフォーなので焦っています。(Tさん・39歳)

長期的・俯瞰的視点で自分を客観視する

女性は、男性と違って、子どもを産み育てる性です。当たり前ですが、ここが男性と大きく違うところで、そのぶん迷いや悩みが生じることになります。医療技術が進み、高齢出産が可能になったとはいえ、やはり、若い頃の出産と比べるとリスクが大きいのも事実です。
だからこそTさんも悶々と苦しんでいるのですよね。

出産時期やタイムリミットを考えると、妊活に非協力的な夫に対し、ついイライラしてしまうことでしょう。アラフォーともなると、なおさら焦ってしまいます。妊娠することが第一目的になると、いっそ今の夫とは離婚して、新たな相手を探した方がいいのではないか、と思い詰めてしまう気持ちも理解できるような気がします。

「どうしても子どもがほしい」→「今の夫では子どもが望めそうにない」→「夫とは別れる(離婚)」→「新たなパートナーを探す」→「再婚」→「妊娠」→「出産」→「子どものいる暮らし」。

現在Tさんが考える将来の青写真はこんな感じでしょうか。
子どもが欲しいと考え、出産のために新しい相手を見つける。それもひとつの考え方です。そう信じて、「やってみる!それしかない!」と決めたのなら、それで突き進んでみるのもいいかもしれません。一度きりの自分の人生です。決意と覚悟をもって生きていくTさんを応援したいと思います。

もう一人の自分が今の自分を上から見下ろすイメージ

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ですが、今一度、振り返ってみてください。

Tさんの考える「結婚」とはなんでしょう。ご主人に対する気持ちは? 将来どんな自分でありたいですか? Tさんは何を大切に生きていきますか? 人生の優先順位は何でしょう?

何がなんでも子どもをつくって産まなければ、と思い込んでしまうと、大切なことを見失います。

私がカウンセリングを行う際は、相談者の幸せを考え、「長期的・客観的・俯瞰的」な視点でアドバイスするよう心がけています。Tさんも、自分のことを俯瞰的に長いスパンで眺めてみてください。もうひとりの自分が、ずっと上の方から全体像を把握しながら今の自分を見下ろすようなイメージです。

結婚生活は夫婦が基本。「子どもがいない人生=不幸」ではない

世の中には、子どもが欲しくても恵まれない夫婦が大勢います。夫婦二人の生活を楽しもうと、子どもを設けない選択をする方たちもいます。家族の形は千差万別です。ですが、結婚生活は「夫婦が基本」なのです。

「子どもがいること」イコール「幸せ」とは限りません。そして赤ちゃんは天からの授かり物です。離婚し再婚した後に、必ず赤ちゃんを授かるとも限りません。

子どもができたとしても、夫婦の協力は欠かせません。子育ては自分の思いだけではできないので、夫婦間の話合いも必要です。子育て期間は思いのほか短く、いずれ成人し、親元を離れていきます。

いまは人生がとても長くなったので、子どもが独立した後はまた夫婦二人の生活に戻ることになるのです。

自分の思いをきちんと伝え、夫の思いも知る

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これまで、Tさんの思いを中心に述べてきましたが、結婚生活は相手のあることです。
先程の青写真で「今の夫では子どもが望めそうにない」→「夫とは別れる(離婚)」と書きましたが、子どもが望めないから「即離婚」というのはどうでしょうか。「夫が協力的でない」と結論付けるのは早急すぎるかもしれませんよ。

この件について、ご主人とはじっくり話し合いましたか。ご主人はどのような考えをもっているでしょうか。夫婦関係では、互いに思い込みや勘違いをしているケースも少なくありません。伝えたつもりでもきちんと伝わってないこともあります。男女間では考え方に相違があるので、受け取り方やズレが生じることもあります。

男性は、女性の気持ちを100%理解することはできません。

Tさんの女性としての焦りや苦しい気持ちがどれだけご主人に伝わっているでしょうか。もし、夫に伝わっていないと感じているのなら、まずは、二人でじっくりと話し合うことから始めてみませんか。「大切なお話があります」ときちんと向き合い、感情的にならずにTさんの思いを伝えてみてください。じつは、ご主人もいろいろと思いを巡らせているかもしれません。不機嫌そうな妻を恐れて、素直になれないだけかもしれませんよ。

離婚を考えるのは、二人でしっかり話合いをしてからでも遅くはありません。夫婦で改めて話し合うことで、気付きがあり、流れが変わることがあります。

妊娠、セックス専門のカウンセラーに相談する

併せて、夫婦関係の見直しについて情報収集してみてください。
私は夫婦問題に特化したカウンセリングを行っていますが、妊娠やセックスについて詳しく具体的なアドバイスをしてくれる専門のカウンセラーもいらっしゃいますので、ぜひそちらにも相談してみることをお勧めします。男性の気持ちを深く知ることができます。「WOMe」にも参考になる記事が満載ですよ。

一人で思い悩んでいると、ますます煮詰まるばかりです。焦りの気持ちは、冷静な判断力を失います。大切なことを見失わないためにも、まずは夫婦で話合い、第三者の意見を聞いて、心の整理をしましょう。自分自身の素直な気持ちを確認したうえで、次のアクションを起こしてください。そうすれば、きっと後悔のない幸せな人生を送ることができますよ。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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