銀座「バー 堀川」バーの聖地でカクテルを傾ける【中沢文子の女・酒場巡礼#7】 | 大人のワタシを楽しむメディア
銀座「バー 堀川」バーの聖地でカクテルを傾ける【中沢文子の女・酒場巡礼#7】

銀座「バー 堀川」バーの聖地でカクテルを傾ける【中沢文子の女・酒場巡礼#7】

中沢文子の女・酒場巡礼第7回は、銀座「バー堀川」。全国に名を馳せる一流のバーが集う東京・銀座。世界大会などで優勝した保志雄一さんが手掛ける「バー保志」の右腕として活躍していた妙手・堀川賀正さんが独立し、2017年8月銀座6丁目に店を開きました。これまで築き上げた技を礎に生み出される美しいカクテルに、今宵、酔いしれませんか?


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大正時代の洋館を彷彿とさせる別世界

名バーテンダーが揃い踏みの「東京・銀座」。なかでも名店中の名店といえばカクテルコンペティションなどの大会審査員も努めるバー界の巨匠・保志さんの「バー保志」です。この最高峰の店で開店時から支えてきた堀川さんが遂に店を開きました。

場所は東京の一等地・銀座6丁目、外堀通りに面するビルの9階です。ビルの1階に掲げられた「バー 堀川」の文字は、保志さんのお父様によるもので、深い師弟愛を感じます。

エレベーターに乗り、足を踏み入れれば待ち受けるのは大正ロマン薫る洋館。組子細工など随所に意匠が凝らされた和モダンの空間は、ゆったり寛げる椅子が配されたカウンターのほか、テーブル席もあり、別世界へと誘ってくれます。

五感を研ぎ澄ますカクテル

最初に作っていただいたのが、「トマトのブラッディメアリー」(2,200円)です。これはトマトを潰して作りますが、果物や野菜を使ったカクテルは素材が命。全国から極上のものを仕入れ、適するまで熟させて使用します。甘味あるフルーツトマトを丁寧につぶした後、ウォッカ、ソースなどを加えてボストンシェーカーでシェイクし、濾します。口の中にトマトの香りが広がった後、滋味の波が押し寄せ、すべてが一体した上品な味わいに唸ってしまいました。

次にさわやかなカクテルをお願いしたところ、「バジルスマッシュ」(1,500円)が登場。バジルを潰して、ビィフィータージン、生のレモンを絞った汁などを加えてシェイクして濾し、最後にトニックウォーターを加えます。バジルのすがすがしい香りと味が喉元を過ぎても鮮明に残り、体に広がりました。

ここ数年は空前のウイスキーブーム。バックバーには150本以上ボトルが並びますが、ハイランドのシングルモルトウイスキー「グレンモーレンジ・シグネット」(2,000円)を頂きました。

こちらは一番古い原酒を使っているというモルトファンにはたまらない銘柄で、チョコレートのような豊かなフレーバーが特徴。濃厚ながら品があり、五臓六腑に染みわたりました。

限定5食「自家製ローストビーフサンド」はマスト!

こだわっているのは素材だけではありません。グラスはお酒や口当たりを考慮して「バカラ」や木村硝子店「木勝」など使い分けています。さらに一興は、お酒の味を左右する名脇役というべく“氷”でしょう。氷店から仕入れた氷を成形して寝かせた後、さらに常温に戻すといった工程を繰り返し、1つの氷作りに3日費やします。このような工程を経て、氷自体をグッと締めることにより、すぐに溶けることなく、味を引き立てるそうです。そしてウイスキーのロック用、カクテル用など、包丁で宝石のように輝く氷を作るのです。

さらに料理も「絶品コンビーフ」(1,200円)や「特製カレーライス」(1,300円)をはじめ、一品料理からきっちりお腹にたまるメニューも取り揃えており、カレーライスもスパイスから仕込んでいます。特に人気を博しているのが「自家製ローストビーフサンド」(2,300円・限定5食)です。実は、堀川さんの御実家は昭和4(1929)年創業の東京・神田にある精肉店。そのため、上質の肉を仕入れることができるんです。手作りのローストビーフを、軽くトーストしたしっとりしたパンでサンド。静岡県の本わさびを擦って作ったホースラディッシュが味に奥行きをプラスします。ギリギリまで火入れすることで本来の味を全面に際立たせたロゼカラーの肉は旨味十分で、一流洋食店と比肩の滋味深さでした。

銀座でも笑いがあって楽しいバー

(写真右からスタッフの今井綾子さん、堀川賀正さん、須藤錬さん)

銀座というと、ハードルの高さを感じますが、堀川さんの目指しているのは「バー保志」時代と変わることのない「明るく楽しいお店」。その思い通り、店内は笑い声ありで、肩ひじ張らずに楽しく飲むことができます。女性客も多く、カクテルは1,200円~という低価格設定。しかも17時~19時はノーチャージです。またバーテンダーさんはあらゆるお客様と会話できるよう政治・経済をはじめとする知識が豊富。日々ものすごく勉強されているため、会話の中でさまざまな知識を得ることもできるので、初心者の方でも気軽に訪れてみてください。バーで時に静かに、時に楽しく飲むことで、これからの世界観や物の見方が変わってくるでしょう。

酒場&グルメライター 中沢文子

バー 堀川
住所:東京都 中央区銀座6-4-7 G・O West 9階
TEL:03-6263-9555
営業時間:17:00~26:00(土曜日のみ24時まで)
定休日:日曜・祝日 ※12/30~18年1/4  
テーブルチャージ:1,500円(17:00~19:00なし)
食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13212453/
HP
https://www.bar-horikawa.jp/



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この記事のライター

お酒が大好きなグルメライター。女性が楽しく飲める酒場を発信。

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