【#FocusOn】「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」著者イラストレーター松尾たいこさんインタビュー<後半>

【#FocusOn】「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」著者イラストレーター松尾たいこさんインタビュー<後半>

WOMe編集部が気になっているヒト・モノ・コト等を紹介する企画【#FocusOn(フォーカスオン)】。こんにちは編集デスク和氣です。今回は人気イラストレーター松尾たいこさんの著書を読んで感銘を受けご本人にインタビューしてきました! こんな風に年齢を重ねたいと思う素敵な大人の女性、松尾たいこさんのお話し後半です。


何歳からだって変われる! 自分を好きになれるんです

前半はこちら▶▶▶

32歳で上京して、セツ・モードセミナーに入学して絵の勉強を始めてから私の人生はどんどん変わり始めました。そして、私自身もどんどん変化していきました。

それまでの私は「私の人生はこんなもんで終わるのかな」と思っていたし、年齢を重ねることがすごく怖くもありました。でも、そんな私が「今が一番楽しい!」って思えるようになっていったんです。

「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」でも書きましたが、自分で自分の可能性を決めつけることほどつまらないことはないです。そんな必要はまったくないんです。人生は可能性だらけ。今からだって自分を好きになれるし、変わることができます。

小さなコンプレックスをひとつずつなくしていく

よく「人と比べないことが大切」って言いますよね。でも実際、人と自分をまったく比べずに自分軸を持ち続けることって相当難しい…。なので“なるべく”人と自分を比べないようにする、ってことが大切なんだろうなって思います。でもついつい比べちゃいますよね(笑)その時に、自分に自信があれば落ち込んだりすることも少ないと思うんですが、その“自分に自信をつける”ってこと自体が難しかったりします。私も昔はコンプレックスの塊で自分にまったく自信がなかったので、そういう人の気持ちはとてもよく分かります。

そこで私が自分に自信を持つために始めたのは“コンプレックスをひとつずつ減らしていく”ということでした。例えば外見でいえば、歯並びが悪かったので矯正をしたり、毛深いのも悩みだったので脱毛をしました。そういう小さなコンプレックスをできることからひとつひとつなくしていくことで、ちょっとずつちょっとずつ自分に自信がもてるようになっていったんです。

自分の好き・嫌いに向き合う時間をつくる

今は小さな目標を掲げてそれを一つ一つ楽しみながらクリアしていくようにしています。昨日できなかったことが今日できるようになるってすごく自信に繋がります。ポイントは“小さな”“ささいな”目標設定をするってところです。大きな目標を掲げちゃうとクリアすることが難しいから途中であきらめてしまうんです。そうすると自信をつけることはできないですよね。ちゃんと目標をクリアする。それが自分に自信をつけることに繋がります。

あとは、人と自分を比べて表面的なところで「こうなりたい」って思ってもダメです。やっぱりきちんと自分の頭で考えて、本当はどうなりたいのか、どんな自分だったら幸せなのか考えることが大切なんです。

そのために少しでもいいから一人の時間を持って、良いものに触れて欲しいなって思います。一人でってところがポイントです。一人で見て自分がなにを感じるかを感じる。難しく考えなくていいんです。例えば美術館に行くとします。絵を見て「あ、この色好きだな」「私
こういう絵に興味をもつんだな」「このカタチ面白いな」などで十分。それだけでも自分の好みを知ることになります。すると自分の“好き”や“守りたいもの”がだんだん分かってくるので人に引きずられることが少なくなるんじゃないかな。

そういえばこの前気が付いたんですが、食べるものや音楽の好みってみんなハッキリしているじゃないですか。例えば自分がパクチーが嫌いとか好きとかそういうことはしっかりみんなわかっていて、人にも伝えますよね。これって他人の目が入ってこないことだからじゃないかなって思うんです。“パクチーが好きな自分に見られたい”とかってなかなかない(笑)別にそこは自分軸だけで大丈夫。だからしっかり好き嫌いが言えるんじゃないかなって。他人目線をなくすることができたら、もっと自分の好きに正直になれるんじゃないかって思います。

自分で自分を幸せにすることから始める

まだまだ私だって人と自分を比べて落ち込んだり、人間関係に悩んだりします。そういう時には、信頼できる友人に話すようにしてます。なんでも話して聞いてもらってちょっとスッキリする。私の夫は人の悪口を聞くのを嫌がるので、そういう話は一切しません。夫婦だからってなんでも共有する必要はないと思います。話されて嫌なことは話さない、話したくないことも話さない。もちろん幸せのカタチ、心地いいカタチは人それぞれなので、すべて話して共有したいっていう夫婦はそれでいいですよね。

あとは、ネットで私についていいことが書いているページを積極的に見たりもします。一般の方だったら、友人に言われて嬉しかった言葉などをノートにメモして一覧にしていて落ち込んだら見る、とかするといいんじゃないかな? 褒められるのって本当に嬉しいですよね。でも忘れちゃうし落ち込んでいる時にそれを思い出せるかって言われたらなかなか難しい…。だからメモして一覧にしておく。それで落ち込んだ時に眺める。そしたらちょっと気分がよくなって自信が持てるかもしれません。

あとは、“幸せにしてもらう”ではなくて、“自分で自分を幸せにする”って決める。受け身の人生ってつまらないし、自分がどうしたら幸せなのかなんて他人にはわからない。そもそも他人は自分を幸せになんてできないし、してもくれないって思います。

オバサンを免罪符にして諦めないで

「私はもうおばさんだから」って言う人いるじゃないですか。あれは本当にやめたほうが良い! 自虐的なことを言うと当然自分の耳にも入ります。するとその自虐的な情報は増幅しちゃうと思うんです。

そもそもおばさんっていうのは、年齢とか皺があるからとか関係ない。例えば素敵な女優さんを年齢を重ねたからってオバサンとは思わないですよね。結局、オバサンというのは心がオバサンになっちゃってるんです。オバサンを免罪符にいろんなことに言い訳している。時間がないからしょうがない、お金がないからしょうがない、とか。そうじゃなくてできる小さな努力から始めてみる。小さなモヤッとをなくしていくとそのうち大きなモヤッとまでなくすことができるようになるって思います。私もまだまだこれからですけど(笑)

年齢を重ねても諦めずに済むこと、できることってたくさんあります。つい先日も友人と「私たちってやりたいことしか思いつかないよね!」って話したんです。やりたいことの選択肢をたくさんもっておくと毎日が楽しくなります。

今、私は福井県美浜町にアトリエを持って陶器制作を行っているのですが、福井にいるからこそつくれるものを創っていきたいです。若い時から比べて皺が増えたりするのは嫌ですけど(笑)50代も悪くないって心から思います。

WOMeの読者の方々は30代後半から40代の方が多いんですよね。人によってライフステージは様々だと思いますが、自分の人生は自分のもの、他人の型にはめて考えないで欲しいな。自分を笑顔にすることを考えて、日々の生活の中にアンテナを立てて小さなやりたいことを見つけてトライしていく。繰り返すうちに慣れてきてどんどんやりたいことが見つかってどんどんできるようになっていくと思います。ぜひ楽しく年齢を重ねて行ってくださいね。


▼松尾たいこさんオリジナル連載▼

若さへの執着なんて捨てちゃおう!【松尾たいこ連載#01 40代を自由に楽しく】


モヤッとを捨てればストレスもなくなる!【松尾たいこ連載#02 40代を自由に楽しく】

【プロフィール】
松尾たいこ アーティスト/イラストレーター
広島県呉市生まれ。1995年、11年間勤めた地元の自動車会社を辞め32歳で上京。セツ・モード・セミナーに入学、1998年からイラストレーターに転身。大手企業広告や六本木ヒルズなどのグッズを手がける。これまで300冊近い本の表紙イラストを担当。横山秀夫「クライマーズ・ハイ」カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」など。共著に、江國香織との共著「ふりむく」角田光代との共著「Presents」など。さらに著書に「東京お遍路ゆる散歩」「クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!」などがある。
2014年からは福井で陶器作品の制作をスタート。現在、東京・軽井沢・福井で三拠点生活を送る。

*公式ブログ*
軽やかHAPPY LIFE!
旅するように暮らす私とファッションと
https://ameblo.jp/taiko-closet/

*公式サイト*
https://taikomatsuo.jimdo.com/

35歳からわたしが輝くために捨てるもの

¥ 1,512

約10年の会社勤務を経て、32歳だった95年に上京。セツ・モードセミナーに入学し、98年よりフリーのイラストレーターとなった著者。 イラストレーターのキャリアのスタートは遅いが、現在はアジアを代表するアーティストとして活躍。 子どもの頃から虚弱体質、両親の離婚、本人の離婚経験など挫折も多かった。 そんな彼女が、30歳を過ぎてからの人生が輝きだしたのは、いろいろなものを手放したから。 まず、最初に手放したのは、大手企業会社員という安定した生活。 本書では手放す・捨てるというキーワードに合わせて、第一線で活躍できる理由をはじめ、軽やかにムリなく生きていくため、歳を重ねていくための方法を教えます。



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