若さへの執着なんて捨てちゃおう!【松尾たいこ連載#01 40代を自由に楽しく】

若さへの執着なんて捨てちゃおう!【松尾たいこ連載#01 40代を自由に楽しく】

アーティスト/イラストレーターとして大活躍の松尾たいこさんによる連載がスタートします!全三回の連載は著書である『35歳からわたしが輝くために捨てるもの』から特に40代女性へ向けたメッセージを抜粋してオリジナルで書き下ろしていただきます。第一回目はちょっと耳がイタイ“若さへの執着を捨てる”というお話です。


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イラストレーター 松尾たいこ

広島県呉市生まれ。1995年、11年間勤めた地元の自動車会社を辞め32歳で上京。セツ・モード・セミナーに入学、1998年からイラストレーターに転身。大手企業広告や六本木ヒルズなどのグッズを手がける。これまで300冊近い本の表紙イラストを担当。横山秀夫「クライマーズ・ハイ」カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」など。共著に、江國香織との共著「ふりむく」角田光代との共著「Presents」など。さらに著書に「東京お遍路ゆる散歩」「クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!」などがある。
2014年からは福井で陶器作品の制作をスタート。現在、東京・軽井沢・福井で三拠点生活を送る。

ちょっとずつ変化することでどんどん楽しくなる!

みなさんは若くなくなるのって怖いですか? 怖い、嫌だっていう人は多いと思います。私もずっとそうでした。10代の頃、30代になるのがとっても嫌でした。だけど、30歳なんてすごく先のことだと思っていたって、やっぱりその日は来てしまうんですよね・・。まだその頃の私は、自分に全く自信がなく超ネガティブ思考だったので、これから先に今よりもいいことなんて起こらない気がしていました。取り柄は若さだけで、それがなくなったら何にも残らないと思っていたのです。

けれど、いま40代も飛び越えて50代。「あれ?結構楽しいなあ」そう!私の日常はどんどん楽しくなっていきました。
年齢は誰もが平等に重ねていくもの。外見的な部分でいうと、人によって速度の差はあるにせよ、やはりシワ・シミなど増えていきます。だから年齢(若さ)にこだわって、そこから抜け出せなかったら、人生はどんどん楽しくなくなってしまいます。

「あの頃はよかったなあ」なんて、ため息つきながら暮らすなんて嫌ですよね。

それで私は、なるべく毎日をご機嫌に過ごすにはどうしたらいいかなあと考えて、ちょっとずつ自分を変えていくことにしました。外見的なコンプレックスや、自分の出来ないことなどを見つけるたびに、小さな目標を立てて小さなハードルを超えていき、そのたびに変わっていけました。そうすることで自分を肯定できるようになり、周りの私を見る目も変わり、それがまた自分の自信につながるという、いい連鎖が生まれてきました。

「今の自分が好き」で「明日の自分が楽しみ」になったら、とってもステキだと思いませんか?そのために大事なことはこの三つかなあと思います。

過去の栄光を引きずらない

自分が一番モテていた頃の成功体験が忘れられず、ファッションや髪型が20代の頃から変わっていない人っていますよね。「え、そのメーク古いよ」って言いたいけど・・・もちろん言えません。そして失敗しがちなのが、若者の着るような洋服を選ぶこと。もし「似合ってる〜」と褒められたとしても、真に受けないほうがいいです。20代が着る服を着ても残念ながら20代には見えません。頑張りすぎに見えるだけ。振り向いた時に「ええっ!」とギャップに驚かれそう・・。それよりもいまの自分だからこそ楽しめるファッションに出会ったほうがいいですよね。

そして、自分の経験値が全てだと思わないことも大切。似合う色や、向いている仕事も実は他にあるかも。私にはこれは無理・・・って思わず、成功体験と経験値を一度手放して、客観的な目が持てると世界が広がりますよ。

他人と比べないで自分にフォーカス

人が持っているものをうらやましがったり、人がどう思うかなと気にしたり、自分のできないことを数えるよりも、ちょっと立ち止まって「自分が本当に欲しいものは何かな?」って考えてみたら、あんがい「日常の中にしあわせ」を見つけることができたりもします。

そして自分目線で「自分のいいところを伸ばそう」「でもここは変えていきたい」と決めたなら、そこに向かって内面と外見を磨く努力をするほうが断然毎日が楽しいです。

私もやりたいことに向けて努力していることはいくつかあって、年齢を重ねたことで、できなくなることももちろんあるけれど、意外とできることばかりだなあと感じます。

自分を大切にする

自分をあきらめないでください。「どうせ」とか「私なんて」って言葉は発するだけで、自分への呪縛や足かせになります。いきなり自己評価を高くできなくても、否定的な言葉を自分に使わないでほしいです。
私自身、「あれができない」「これができない」と数えるタイプでしたが、「人ができることは人に任せればいいんだ。それより、私ができることをしよう」と気持ちを切り替えただけで、とっても楽になりました。

もしもいまの自分に全然自信がないなら、ちょっと年上の憧れの人を見つけるのもオススメです。身近な人や女優さんでもいいと思います。

いきなり外見を真似するのは無理でも、その人が好きだと言った本を読んでみる、行った場所を訪れてみる、同じ帽子を被ってみる、その人の目線を体験することは、本当の自分になれるきっかけをくれるかもしれないです。


小さなことからスタートして、自分を好きになっていってくださいね。きっとちょっとづつ笑顔の日が増えていくはずです。

アーティスト/イラストレーター松尾たいこ


▼松尾たいこさんのインタビュー▼
【#FocusOn】「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」著者イラストレーター松尾たいこさんインタビュー<前半>
【#FocusOn】「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」著者イラストレーター松尾たいこさんインタビュー<後半>

35歳からわたしが輝くために捨てるもの

¥ 1,512

約10年の会社勤務を経て、32歳だった95年に上京。セツ・モードセミナーに入学し、98年よりフリーのイラストレーターとなった著者。 イラストレーターのキャリアのスタートは遅いが、現在はアジアを代表するアーティストとして活躍。 子どもの頃から虚弱体質、両親の離婚、本人の離婚経験など挫折も多かった。 そんな彼女が、30歳を過ぎてからの人生が輝きだしたのは、いろいろなものを手放したから。 まず、最初に手放したのは、大手企業会社員という安定した生活。 本書では手放す・捨てるというキーワードに合わせて、第一線で活躍できる理由をはじめ、軽やかにムリなく生きていくため、歳を重ねていくための方法を教えます。



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この記事のライター

1998年イラストレーターに転身。大手企業広告や六本木ヒルズなどのグッズを手がける。これまで300冊近い本の表紙イラストを担当。

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