“同調”と“共感”の違いを理解して怒りの感情をコントロールしよう【アンガーマネジメントでもっと生きやすく!#5】

“同調”と“共感”の違いを理解して怒りの感情をコントロールしよう【アンガーマネジメントでもっと生きやすく!#5】

会話をするとき、ついつい女性は相手の求めている反応を返してしまいがち…。ですが、“同調”と“共感”は違います。この違いをしっかり認識してコミュニケーションをとらないと、自分の意志とは違うことが周りに伝わってしまうかもしれません。


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イラッとしたことを相談する時に注意したいこと

「どうしたらいいんだろう‥」と悩みを抱えていたり、とても頭にきたことがあって、「も〜!むしゃくしゃする気持ちがおさまらない!」と感じた時、それを「誰かに聴いてもらいたい!」と思うことはありますよね。

特に女性の場合、誰かに相談し聴いてもらうことで、自分一人で悶々と抱えていたことが整理できたり、スッキリすることは多々あるでしょう。
たとえ解決に至らなくても、相談した相手に共感しながら聴いてもらえると「ちゃんと聴いてもらえて、気持ちも落ち着く!」と思うことがあるかと思います。

しかし、イラっとしたこと、強い憤りを感じたことを聴いてもらう時は、相手を選ぶことも重要です。

怒りは二次感情。一次感情に寄り添いましょう

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以前の記事でもお伝えしましたが、怒りは「二次感情」と言われています。どういうことかというと、怒りの裏側には本来わかってほしいと願う一次感情があります。

一次感情というのは「悲しい」「つらい」「寂しい」「心配」「不安」「困惑」などのネガティブな感情で、それらが満たされなくて怒りとなって溢れるのです。

たとえば、夫(彼)に約束を守ってもらえなくて

「なんで守ってくれないの!どうして破るのよ!」

と言うのはおわかりのように怒りの表現です。
その時の一次感情は人によって違うかもしれませんが、約束を破られて「悲しい」、またはないがしろにされているみたいで「寂しい」と感じる。それらが一次感情です。

このような一次感情に寄り添う次のような対応であればいいでしょう。

「まったく頭に来るのよ!前から約束していて、とっても楽しみにしていたディナーを、当日になってドタキャンしたのよ!急な仕事が入ったからって。こっちがどれだけ楽しみにしていたかなんて全くわかってくれないのよね!」

と言ったことに対して、

「楽しみにしていたのにね。しかもドタキャンだとショックだし、悲しいよね。」

というように、その怒りの裏側にある、一次感情に寄り添うように共感してくれる相手であれば、本来わかって欲しいと願う気持ちをわかってもらえ、話しながら心も落ち着くことでしょう。

しかし、中には共感ではなく、話を聴きながら同調してしまう人もいるのです。

「え〜〜っ!? ドタキャンなんて信じられない!ありえないわよ。そんなことするのは私だったら許さないわ! どれだけ楽しみにしていたのか、全くわかっていないのって最低よね!! ちゃんと厳しく言ったほうがいいわよ!」

というように、まるで自分が体験したかのように、一緒になって怒り始め、さらに悪口にまで発展してしまう人もいます。

そうなると相談していた人も

「そうよね! ありえないわよね! 頭にくるわよね!!」

と自分が怒っていることを正当化し、さらに怒りを大きくしてしまうこともあります。

職場での怒りは特に相談相手を見極めることが大切です

だからこそ、怒りを感じた時は、誰を相手に相談するかを見極めたほうがいいでしょう。特に職場では相手を間違えると大変なことになります。

Aさん(30代女性)の事例です。

「上司が全く私の話を聴いてくれなくて。後輩の男性社員の話ばかり聴くのよ!なんて私の話を聴いてくれないのかな!」

と上司への苛立ちを同僚の女性Bさんに相談をしたら、

「えっ!? それはヒドイ! それおかしいよ! 何考えているんだろうね、あの部長! 日ごろから男女差別してるよね。ほら、あの時も…」

と、Bさんが興奮したように部長の悪口を言い始め、困ったことにその後、いろいろな人にそのことを言いふらし、まるでAさんも悪口を言っていたように伝わってしまったというのです。

共感して話を聴いてくれたり、時には、

「すごく楽しみにしていたから、キャンセルになって残念だったという気持ちも話してみては?  責めたりすると喧嘩になってしまうかもしれないしね」

というように、時には適切なアドバイスもしてくれる人を選びましょう。

「そうそう!私もそう思う」

と“同調”することと

「〜さんは そう感じたのね」

と“共感”することは違います。

同じように自分が誰かにイライラしたことを相談された時は、“同調”しないように気をつけましょう。あくまでも“共感”することが相手にとっても自分にとっても大切です。

日本アンガーマネジメント協会 戸田久実



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この記事のライター

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事。研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師の仕事を歴任。

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