モヤッとを捨てればストレスもなくなる!【松尾たいこ連載#02 40代を自由に楽しく】

モヤッとを捨てればストレスもなくなる!【松尾たいこ連載#02 40代を自由に楽しく】

アーティスト/イラストレーターとして大活躍の松尾たいこさんによる連載がスタートしました!全三回の連載は著書である『35歳からわたしが輝くために捨てるもの』から特に40代女性へ向けたメッセージを抜粋してオリジナルで書き下ろしていただきます。第二回目は日常生活のモヤッとを失くす!というお話しです。


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イラストレーター 松尾たいこ

広島県呉市生まれ。1995年、11年間勤めた地元の自動車会社を辞め32歳で上京。セツ・モード・セミナーに入学、1998年からイラストレーターに転身。大手企業広告や六本木ヒルズなどのグッズを手がける。これまで300冊近い本の表紙イラストを担当。横山秀夫「クライマーズ・ハイ」カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」など。共著に、江國香織との共著「ふりむく」角田光代との共著「Presents」など。さらに著書に「東京お遍路ゆる散歩」「クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!」などがある。
2014年からは福井で陶器作品の制作をスタート。現在、東京・軽井沢・福井で三拠点生活を送る。

ストレスを溜めないためにもモヤッとを捨てよう!

私はもともとネガティブ思考の人間でした。今でもちょっと油断すると、すぐに弱気になってしまいそうになります。だから、なるべくそうならないように、辛いことは避けストレスをためずにいられる方法を日々考えています。
そんな中で、特に気をつけているのは、モヤッとするものを取り除いていくということです。

・モヤッとする気持ちをほっておかない
・モヤッとするモノをなるべく減らす
・モヤッとするモノから逃げる
・モヤッとしそうなモノにちかづかない


それは、人間関係だけでなくて、使っているものなど、毎日の暮らしのいろんなシーンで出会う「モヤッと」全般においてです。ただ、人間関係のモヤッとはすぐに解消できないことも多いのではないかなあと思います。だから、まずは小さな、自分ですぐに解決できそうなモヤッとから片付けていくことをオススメします。大事なのは、どんな小さなことでもいいから、できそうなことは“すぐに”、できればその日にやることです。

簡単なことから始めるなら、日用品や文房具などのモヤッとをなくすのがおススメ。

「使いにくいなあ」と思うものは「買い換える」「処分する」。なめらかに書けないボールペン、メイク道具がきちんとおさまりきらない化粧ポーチ、頂き物の変な柄のコーヒーカップ・・・。コーヒーが大好きなら、毎朝飲むたびに「ああ、変な柄だなあ」と思うよりは、「このカップ本当に好き」って思えたほうが、1日がいい気分でスタートできますよね。もちろんお金もかかるので、できる範囲で、モヤッと度数の高いところから始めて下さいね。「使う頻度」も重要かと思います。

私はデザインがかわいくない雑貨類やプラスティック製のものが嫌いなので、掃除用の洗剤などは野田琺瑯の白いホーローやガラス製のメイソンジャーに入れ替えています。1日に何度も使うものに毎回モヤッとするのって、自分の心を消耗させてしまうなあと感じます。

日常の行動を面倒にするものの見直しもオススメです。以前、私はソックスやランジェリー類は布製のボックスにガサッといれていました。そのため、履きたいと思うソックスをその山の中から探すのが毎回大変でした。でも、仕切りのついたボックスに整理することで、探しやすくなり、さらによかったのは、持っているものや数が把握でき、無駄な買い物が減ったことです。モヤッとを減らすことでそれ以外の利点もきっと出て来ますし、毎日の快適さが変わってくるんです。

さて、一番モヤッとするのは人間関係ですよね。これはモヤッとしたとしてもすぐには解決できないのが悩みです。特に、気が弱い人にとっては。

私も以前はそうでした。「私さえ我慢すれば丸く収まる」「波風立てたくない」「きっと悪気はないから」「相手に嫌われたくない」そう思っていて、気がついたら「嫌いな友達が7人」という、訳がわからない状態になっていました。だけど、仲がいい友達から「それ変じゃない?好きだから友達なんでしょ?」と言われてハッとしました。

それから少しづつ行動に移すことにしました。

「なんとなく気が合わない」から付き合いたくない人っていませんか? 「考え方」はもちろんだけど、映画や食べ物の趣味が合わないことだって、かなり辛いです。「〇〇に行こうよ!」って誘われた時「え、私はそこには行きたくない」って断れない、一緒に映画を観た後、自分はおもしろかったなあと思っているのに「つまんなかったねー」って言われる・・・・それは、相性が悪いだけだったりもするので、全てが相手のせいではないのですが、我慢し続けるのは辛い・・・。でも気が弱くて、そこではっきり自分の意見が言えないし、相手にも心を開いていない。

そんな人からは、少しづつフェードアウトするのです。名付けて「笑顔で後ずさり作戦」。

「誘われたら、3回に1回は断る」

用事が無くてもあるふりをして、断る回数を多くしていけば、少しづつ相手は誘ってこなくなります。

それから

「同意できない意見にはうなずかない」

「それは違う」って言えないなら、せめて「そうだね」などと適当な相槌を打たないようにしましょう。

そして

「あえて空気を読まない」

本当はきっとこうしたいんだろうなってわかっていても、「私はこうしたいなあ〜」と先に提案をしてみる。自分の意見を先に言ってしまう作戦です!

こういうことを続けて、会う回数や交流する頻度を減らして、自分のことを忘れてもらいましょう。もちろん相手だって状況の変化に全く気がつかないわけはないと思うけれど、そこは大人同士。円満に少しづつ離れられるといいなあと思います。

それから、「自分にネガティブな感情を起こさせる人」からも離れたほうがいいです。嫉妬心なんて持たないとすごくいいのですが、どうしても相手と比較して「いいなあ」「あの人ばかりずるい」って思ってしまうことってあります。

特にSNS(facebookなど)でその人の生活が見えてくると「また美味しいもの食べに行ってる!」「彼氏と仲よさそう」「家族で海外かー」とかつい羨ましくなってしまうことってあるものです。

でも、友人として素直に「いいね!」って思えない時は、その気持ちを抑えるよりも、まずは見えなくしてしまいましょう。SNSの機能を使って「ミュート」あるいは「フォローを外す」のです。

まずは心を穏やかにさせることが大切だから、モヤッとする気持ちからは全力で逃げて、自分を大切にしてほしいです。そのあと、心に余裕ができたら、「もしかしたらあの時の自分は忙しくて気持ちに余裕がなかったのかも」って振り返ることができて、また以前と同じようにつきあえるかもしれません。

人生は一度しかないんだから、モヤッとしてる時間がもったいないです。ぜひ試してみてくださいね。

アーティスト/イラストレーター松尾たいこ


▼松尾たいこさんのインタビュー▼
【#FocusOn】「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」著者イラストレーター松尾たいこさんインタビュー<前半>
【#FocusOn】「35歳からわたしが輝くために捨てるもの」著者イラストレーター松尾たいこさんインタビュー<後半>

35歳からわたしが輝くために捨てるもの

¥ 1,512

約10年の会社勤務を経て、32歳だった95年に上京。セツ・モードセミナーに入学し、98年よりフリーのイラストレーターとなった著者。 イラストレーターのキャリアのスタートは遅いが、現在はアジアを代表するアーティストとして活躍。 子どもの頃から虚弱体質、両親の離婚、本人の離婚経験など挫折も多かった。 そんな彼女が、30歳を過ぎてからの人生が輝きだしたのは、いろいろなものを手放したから。 まず、最初に手放したのは、大手企業会社員という安定した生活。 本書では手放す・捨てるというキーワードに合わせて、第一線で活躍できる理由をはじめ、軽やかにムリなく生きていくため、歳を重ねていくための方法を教えます。



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この記事のライター

1998年イラストレーターに転身。大手企業広告や六本木ヒルズなどのグッズを手がける。これまで300冊近い本の表紙イラストを担当。

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