家事分担 中途半端な夫にイライラ… 【夫婦問題お悩み相談室 #11】

家事分担 中途半端な夫にイライラ… 【夫婦問題お悩み相談室 #11】

結婚生活は、料理・洗濯・掃除と、やることがてんこ盛り!! 夫婦共働きが多い今の時代、夫婦にとって「家事」問題はかなり深刻といえそうです。寄せられる夫婦間の悩みの中でも、家事をめぐって争いごとに発展するケースが少なくありません。今回は、夫の家事の仕方に不満を持つ妻からの相談です。


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【お悩み】家事分担を決めていますが、夫のやり方が中途半端で何回言っても完璧にできず、イライラします。どうしたらちゃんとやってもらえるんでしょうか?

休日は洗濯物を干す、平日は食器を洗う。などが夫の役割です。ですがいつまでたっても最後に私がフォローする羽目になります。いくら話しても洗濯物がシワシワだったり、鍋を洗い忘れていたり、シンクがビショビショだったりして、完璧にできていないんです。食洗機のボタンを押し忘れて、朝汚れたままの食器を見て絶望することも……。指摘すると逆ギレされるし、ものすごくストレスです。どうしたらいいでしょうか。(Bさん・40歳)

家事の「夫婦平等」は、実際のところ難しい

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夫婦問題カウンセリングを行う私のところには、家事に関する相談が多く寄せられます。

「結婚した時に、ふたりで家事ルールを決めたんですが、夫は全然守ってくれません」と話す新婚間もない妻。
「私ばっかり忙しくて負担が多い。もっと積極的に手伝ってほしい」と嘆く妻。
「夫がちゃんとやらないから、結局、尻拭いするのは私なんです」と愚痴を漏らす妻。

乳幼児がいる家庭の場合は、家事に育児が加わり、常にやることに追われ、体力的にも精神的にもギリギリ状態です。猫の手も借りたいほどの忙しさなのに、非協力的な夫の態度にイライラモヤモヤが募り、爆発寸前という妻も多いようです。

仕事と家事を両立させている共働き夫婦は、本当に大変だと思います。何人も子どもがいる大家族は、毎日の食事の支度だけでも大仕事ですから、頭が下がります。

「家事を平等に」と言う声もよく聞かれますが、実際のところ、「夫婦平等」というのは、なかなか難しいというのが実情です。何種類もある家事を、平等に公平に推し量ることなど不可能なのですから。

本人に気づきがない限り、完璧にはこなせない

「家事」は「ノンペイドワーク」といって、報酬のない仕事。やったことに対する対価が支払われません。だからこそ不満や不公平感が溜まりやすいともいえます。

そして、どんなに忙しくても、体調が万全でなくても、家事育児は誰かがやらなければいけません。料理を用意しないと、家族はごはんも食べられず、洗濯しなければ、着るものもなくなり、掃除しないと家の中はゴミ屋敷になってしまいます。

Bさんは、ご主人がすべき役割はきちんとこなしてほしい。それなのに、やり方が中途半端でイライラしているんですよね。でも、まったく家事をやらないわけではありませんし、やる気はあるのです。
まったく家事をしない非協力的な人や、物理的だったり仕事柄、家事ができない人もいるので、まずはそのことを認めてあげてくださいね。

ただ、ご主人は、「完璧でなくても支障はないだろう」と思っている。または、あまり意識が向いていない (つまり、深く考えていない) のかもしれませんね。
本人に気づきがない限り、または困らない限り、「完璧」にはこなせないと思います。

「完璧」の基準は、人によって異なる

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ご主人が逆ギレするのは「せっかくやってるのにー!!」「感謝しろー!!」と反発しているのと同じです。
「完璧」の基準は、人によって異なります。Bさんの考える「完璧な家事」とは何でしょう。どうして完璧でないと困るのか、その理由を、ご主人に丁寧に教える必要があります。
何回も話しているとありますが、もしかしたら、まだ足りないのかもしれません。洗濯物のたたみ方や道具の使い方、テクニックなどやり方がわからず、今さら聞けないのかもしれません。

できないところを見つけて指摘するのではなく、できたところに目を向けて、「助かる」「さすが」と褒めることで、「喜んでくれた」「役に立った」と、自分の存在価値を見出し、やる気に繋がります。命令や上から目線、ダメ出しばかりだと、モチベーションが低下してしまうので気をつけて。

やる気アップの秘訣は、「ねぎらい」と「感謝」です。誰しも褒められるのはうれしいもの。「うれしい」「ありがとう」と、やってくれたことに対する言葉を伝えてくださいね。

「アウトソーシング」「シェアリングエコノミー」を利用する

「料理」「買い出し」「洗濯」「掃除」など、各家庭で家事分担やルールは異なりますが、Bさんの家庭の役割分担は、適材適所ですか。
それぞれ得意分野が異なるので、好きな家事を担当するのがコツです。または、共同作業として一緒にやる家事を設けてもいいかもしれません。

きっちりルールを作りすぎると、苦しくなります。
たぶん、Bさんにも苦手分野があるはず。「思いやり」と「お互い様」の精神も忘れずに。生活に支障がないところは目をつむる度量も必要ですよ。

もし、どうしてもBさんが考える「完璧」を求めたいのなら、家事のプロに依頼するほうが負担も軽減し、精神衛生上もいいかもしれません。
最近は、「シェアエコノミー」など、暮らしの中の困りごとにスポットをあてたビジネスも増えていますし、以前に比べて、コスパも良くなっています。Bさんのストレスの元となっている箇所だけでも、利用する価値はあるかもしれません。

いかがですか? 夫婦の問題を夫婦だけの問題にせず、他人の手も上手に借りてストレスのない生活を送る努力をしてみてくださいね。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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