自分の「膣まわり」ちゃんと見ていますか?【大人のデリケートゾーンケア#2】

自分の「膣まわり」ちゃんと見ていますか?【大人のデリケートゾーンケア#2】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケアについて植物療法士 森田敦子さんに教えていただく人気連載。今回は女性の幸せのカギを握る「膣まわり」について。自分の膣周りについて、真正面から見つめことはありますか? そしていったいどんな場所なのかきちんとご存知でしょうか? まずは正しく“知る”ことから始めましょう。


▶この記事をWOMeのアプリでサクサク読もう♡ コスメから大人の恋愛事情まで…

恥ずかしがらず自分の「膣まわり」に目を向けて

『潤うからだ』を出版してから本当に多くの場所でセミナーやトークショーをさせて頂きます。その度に参加してくださる方々に問いかけていること、それは「みなさんは、自分の膣まわりを見たことがありますか?」ということです。セミナーが終わった後にお一人お一人と話しているとわかるのですが、自分の「膣まわり」を見たことも、触ったこともない、という方が本当に多いのです。

これでは、いくら「膣まわり」のケアをはじめましょうと言ってもピンとこないはずですよね。自分の「膣まわり」がどんな構造になっているのか? 40代からでも遅くはありません。今こそ女性として最も大切にすべき場所に目を向けましょう。

そもそも「膣まわり」ってどんな場所?

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

それではまず初めに、一緒に膣の構造について確認していきましょう。まず膣とは、セックスの際に男性器が挿入される場所であり、筋肉層でできています。だからこそ、セックスや膣トレで収縮させなければ筋肉層は衰え、たるんでいきます。

膣の入口は膣口(ちつこう)と呼ばれ、それを囲むように小さなヒダ状の小陰唇(しょういんしん)、その外側には大きくふっくらとした大陰唇(だいいんしん)があります。膣口の前方には尿道口があり、小陰唇の前部分には突起状のクリトリス。お尻には肛門があり、膣口と肛門の間を会陰(えいいん)といいます。出産時の「会陰切開」を経験されている人もいるのではないでしょうか。

さて、ここまで読んで各部位が自分のどれにあたるか、わかったという方はいるでしょうか。「どこのことを言っているのか、さっぱりわからない!」という人は鏡を床に置いてじっくり観察して見ましょう。アンダーヘアがある方は少し見づらいかもしれませんが、ヘアをよけてしっかり見てくださいね。私は出産や介護のケアで、国内外2,000人あまりのデリケートゾーンを見てきましたが、日本人はどちらかというと大陰唇が大きく、ヒダ状の部分が浅黒い傾向にあります。肌がくすみ・黒ずみやすいのです。それに対し、ロシアや北欧の方々のデリケートゾーンは肌が白く、ヒダの部分もピンク色といったように、色や形は人によって多様性があります。

アンダーヘアを処理してみたら膣まわりがシワシワで黒ずんでいた…とショックを受けて悩んでいる方もとても多いようですが、しっかりとケアをすれば肌のターンオーバーによってツヤツヤで明るくなっていきます。ですからご自分の膣まわりから目をそらさず、まずは現状を見ることが大事です。

排泄・月経・セックス・妊娠出産。大切なことすべてに関わる大切な膣まわり

先ほどおさらいした「膣まわり」の構造がわかると、日々の排泄はもちろん、毎月月経がきたり妊娠出産をしたりする女性にとって、「膣まわり」がどれだけ大切な場所かわかったのではないでしょうか? しかし、にもかかわらず私たち日本人女性の膣まわりに対する認識は、世界と比較しても低いと言わざるを得ません。

家や幼稚園、小学校で正しい排泄後の拭き方を習うことはなく、月経についてもさらりと学ぶだけ…。「女性として妊娠できる体になった」ということを真剣に教えてもらったことがある人はどれだけいるでしょう。膣やセックスについて「恥ずかしいこと」としてきちんと教えられることがないため、なんとなくの知識のまま大人になってしまい、生理不順や重いPMSに悩んでいるのに婦人科には行ったことがない、という方も多いのです。

私が植物薬理学を学んだフランスでは、女の子が初潮を迎えるとお母さんと一緒に婦人科に行き、必ずマイ産婦人科を持ちます。女性として好きな人ができ、セックスをすれば妊娠する体になったのだということをきちんと教えられ、センシュアリティや性的な快感についても知ることになります。また、お母さんに恥ずかしくて聞けないことがあった場合でも、何かあったらマイ産婦人科の先生に相談できます。

今からでも遅くない“これから”が大切

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

これまで「膣まわり」がどれだけ大切か意識していなかった、ケアしてこなかったという方も今後どうしていくかが大事です。デリケートゾーンケア専用のアイテムをオススメすると、「顔やボディにもそれぞれケアが必要なのに、デリケートゾーンまでケアするなんて大変」とおっしゃる方がいますが、みなさんは面倒だからと言ってシャンプーで髪を洗ったついでにその泡で顔を洗ったり、体を洗ったりしませんよね。

パーツに合わせて洗浄料を変えているのなら、デリケートゾーン用ウォッシュを取り入れるのも慣れれば苦ではないはずです。また、入浴後はタオルでさっと拭くだけという習慣をこのまま続けていたら、膣の粘膜は薄くなり、大陰唇は二重三重に垂れ下がり、まわりの皮膚は硬くシワシワになってしまうでしょう。顔のスキンケアをしないとシワが増えて頰もたるんできますよね。膣まわりの肌もそれと同じことなのです。

そして私がフランスで学んだ最も大切なことは、膣まわりのケアやセンシュアルなケアは、精神的な幸福感と深く結びついているということです。何よりもそのことを日本の女性たちにももっと実感してほしいと思います。次回はセックスと膣ケアの深い関係についてお伝えしたいと思います。お楽しみに。

植物療法士 森田敦子



本サイトに記載する情報には充分に注意を払っておりますが、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、完全性、正確性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動や、判断・決定は、ご自身の責任において行っていただきますようお願い致します。

この記事のライター

日本における植物療法の第一人者。デリケートゾーンケアの重要性を説いて話題となった『潤うからだ』の著者。

関連する投稿


“膣トレ” で尿漏れ・子宮脱を予防しましょう 【デリケートゾーンのケア方法#7】

“膣トレ” で尿漏れ・子宮脱を予防しましょう 【デリケートゾーンのケア方法#7】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケア。これまで基本の洗浄・保湿ケア、そしてスペシャルケアのマッサージについてお伝えしてきましたが、今回は大切な膣のトレーニング方法についてご紹介します。膣がゆるむと尿漏れするだけでなく、酷い場合は子宮が膣から出てきてしまうのです!ぜひ実践してくださいね。


顔より大事な、デリケートゾーン保湿!カサカサ・黒ずみの解消法【デリケートゾーンのケア方法#5】

顔より大事な、デリケートゾーン保湿!カサカサ・黒ずみの解消法【デリケートゾーンのケア方法#5】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケア。前回は「洗い方」をお伝えしましたが、今回はデリケートゾーンの基本ステップその2<洗い方>についてです。丁寧に洗った後は、しっかり保湿してハリ・ツヤのある膣を手に入れましょう!


“におい”対策してますか? デリケートゾーンの正しい洗い方【大人のデリケートゾーンケア#4】

“におい”対策してますか? デリケートゾーンの正しい洗い方【大人のデリケートゾーンケア#4】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケア。今回は、デリケートゾーンの基本ステップその1「洗い方」についてお伝えします。これまで丁寧にケアしてこなかったという方も、遅くはありません。一緒にこれからケアを始めましょう!


 “膣ケア” と “セックス” の深~い関係とは?【大人のデリケートゾーンケア#3】

“膣ケア” と “セックス” の深~い関係とは?【大人のデリケートゾーンケア#3】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケア。これまで膣まわりとはどんな場所なのか、膣ケアがなぜ必要なのかについてお話をしてきました。今回はさらに踏み込んで、セックスと膣ケアの深い関係についてお伝えしたいと思います。


 「膣まわり」を意識して潤うからだになろう!【大人のデリケートゾーンケア#1】

「膣まわり」を意識して潤うからだになろう!【大人のデリケートゾーンケア#1】

いよいよ待望のデリケートゾーンのケア方法の連載が始まります!植物療法士であり「潤うからだ」の著者・森田敦子さんは様々なメディアでデリケートゾーンのケアがいかに大切か語っていらっしゃいます。その森田敦子さんにたっぷりとデリケートゾーンについて語っていただきます。今こそしっかり自分のデリケートゾーンに向き合いましょう!


オススメ情報

dummy

人生100年時代 40代からの転職術

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクルートエージェント


dummy

母であり妻であり、そして“働く女性”であり。働き続ける女性を応援!

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクナビNEXT


最新の投稿


“性欲がない”は錯覚! 40代のオバサン化を予防する方法【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#18】

“性欲がない”は錯覚! 40代のオバサン化を予防する方法【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#18】

ananのセックスレス特集は発売のたびに話題になりますよね。そのananセックスレス特集をチェックすることでオバサン化を予防できるとのこと。さて、その理由とは⁉ 夫婦仲相談所所長の三松真由美先生に教えていただきます。


【#FocusOn】豪華女優陣勢揃い!映画『食べる女』出演・壇蜜さんインタビュー/前半

【#FocusOn】豪華女優陣勢揃い!映画『食べる女』出演・壇蜜さんインタビュー/前半

9月21日公開の映画『食べる女』。小泉今日子さんが主役を務め、他の女優陣も豪華な面々が顔を揃えます。先日、電撃結婚を発表した前田敦子さんもそのお一人。結婚相手の勝地涼さんと共演しているということもあり、さらに注目を集めています。そんな話題満載の映画の出演者のおひとり、壇蜜さんにインタビューしてきました。


ユニクロのワッフルクルーネックTシャツがプチプラで可愛い♡絶対手に入れたい一枚♪

ユニクロのワッフルクルーネックTシャツがプチプラで可愛い♡絶対手に入れたい一枚♪

去年から大人気のユニクロワッフルクルーネックをもう手に入れましたか? 今年はオーバーサイズで着るのが今年流です。 ふわふわの生地にちょうどいい肩から落ちたサイズがとっても可愛いTシャツです♪


長時間デスクワーク 座りっぱなしでも疲れにくいカラダになる【更年期は人生が輝くチャンス #29】

長時間デスクワーク 座りっぱなしでも疲れにくいカラダになる【更年期は人生が輝くチャンス #29】

デスクワークをしている方の多くが長時間座って作業することによる、頭痛や肩こり、腰痛、むくみ、手足の冷えに悩んでいます。このような不調や慢性疲労はとても苦しいですよね。そこで今回は、カラダが疲れにくくなるデスクワークの姿勢についてお伝えします。


年齢が出やすい「首のシワ」「デコルテ」のケア【アラフォーから始める美肌作り#10】

年齢が出やすい「首のシワ」「デコルテ」のケア【アラフォーから始める美肌作り#10】

首にシワがあると老けて見えますよね…ですが、一度できたシワをなくすことはできるのでしょうか?スキンケアアドバイザーの松瀬詩保さんに教えていただきましょう。


友だち追加






よく読まれている人気記事


>>総合人気ランキング
WOMeアプリダウンロードバナーPC_news_フッター