自分の「膣まわり」ちゃんと見ていますか?【大人のデリケートゾーン&膣ケア#2】

自分の「膣まわり」ちゃんと見ていますか?【大人のデリケートゾーン&膣ケア#2】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケアについて植物療法士 森田敦子さんに教えていただく人気連載。今回は女性の幸せのカギを握る「膣まわり」について。自分の膣周りについて、真正面から見つめことはありますか? そしていったいどんな場所なのかきちんとご存知でしょうか? まずは正しく“知る”ことから始めましょう。


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恥ずかしがらず自分の「膣まわり」に目を向けて

『潤うからだ』を出版してから本当に多くの場所でセミナーやトークショーをさせて頂きます。その度に参加してくださる方々に問いかけていること、それは「みなさんは、自分の膣まわりを見たことがありますか?」ということです。セミナーが終わった後にお一人お一人と話しているとわかるのですが、自分の「膣まわり」を見たことも、触ったこともない、という方が本当に多いのです。

これでは、いくら「膣まわり」のケアをはじめましょうと言ってもピンとこないはずですよね。自分の「膣まわり」がどんな構造になっているのか? 40代からでも遅くはありません。今こそ女性として最も大切にすべき場所に目を向けましょう。

そもそも「膣まわり」ってどんな場所?

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それではまず初めに、一緒に膣の構造について確認していきましょう。まず膣とは、セックスの際に男性器が挿入される場所であり、筋肉層でできています。だからこそ、セックスや膣トレで収縮させなければ筋肉層は衰え、たるんでいきます。

膣の入口は膣口(ちつこう)と呼ばれ、それを囲むように小さなヒダ状の小陰唇(しょういんしん)、その外側には大きくふっくらとした大陰唇(だいいんしん)があります。膣口の前方には尿道口があり、小陰唇の前部分には突起状のクリトリス。お尻には肛門があり、膣口と肛門の間を会陰(えいいん)といいます。出産時の「会陰切開」を経験されている人もいるのではないでしょうか。

さて、ここまで読んで各部位が自分のどれにあたるか、わかったという方はいるでしょうか。「どこのことを言っているのか、さっぱりわからない!」という人は鏡を床に置いてじっくり観察して見ましょう。アンダーヘアがある方は少し見づらいかもしれませんが、ヘアをよけてしっかり見てくださいね。私は出産や介護のケアで、国内外2,000人あまりのデリケートゾーンを見てきましたが、日本人はどちらかというと大陰唇が大きく、ヒダ状の部分が浅黒い傾向にあります。肌がくすみ・黒ずみやすいのです。それに対し、ロシアや北欧の方々のデリケートゾーンは肌が白く、ヒダの部分もピンク色といったように、色や形は人によって多様性があります。

アンダーヘアを処理してみたら膣まわりがシワシワで黒ずんでいた…とショックを受けて悩んでいる方もとても多いようですが、しっかりとケアをすれば肌のターンオーバーによってツヤツヤで明るくなっていきます。ですからご自分の膣まわりから目をそらさず、まずは現状を見ることが大事です。

排泄・月経・セックス・妊娠出産。大切なことすべてに関わる大切な膣まわり

先ほどおさらいした「膣まわり」の構造がわかると、日々の排泄はもちろん、毎月月経がきたり妊娠出産をしたりする女性にとって、「膣まわり」がどれだけ大切な場所かわかったのではないでしょうか? しかし、にもかかわらず私たち日本人女性の膣まわりに対する認識は、世界と比較しても低いと言わざるを得ません。

家や幼稚園、小学校で正しい排泄後の拭き方を習うことはなく、月経についてもさらりと学ぶだけ…。「女性として妊娠できる体になった」ということを真剣に教えてもらったことがある人はどれだけいるでしょう。膣やセックスについて「恥ずかしいこと」としてきちんと教えられることがないため、なんとなくの知識のまま大人になってしまい、生理不順や重いPMSに悩んでいるのに婦人科には行ったことがない、という方も多いのです。

私が植物薬理学を学んだフランスでは、女の子が初潮を迎えるとお母さんと一緒に婦人科に行き、必ずマイ産婦人科を持ちます。女性として好きな人ができ、セックスをすれば妊娠する体になったのだということをきちんと教えられ、センシュアリティや性的な快感についても知ることになります。また、お母さんに恥ずかしくて聞けないことがあった場合でも、何かあったらマイ産婦人科の先生に相談できます。

今からでも遅くない“これから”が大切

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これまで「膣まわり」がどれだけ大切か意識していなかった、ケアしてこなかったという方も今後どうしていくかが大事です。デリケートゾーンケア専用のアイテムをオススメすると、「顔やボディにもそれぞれケアが必要なのに、デリケートゾーンまでケアするなんて大変」とおっしゃる方がいますが、みなさんは面倒だからと言ってシャンプーで髪を洗ったついでにその泡で顔を洗ったり、体を洗ったりしませんよね。

パーツに合わせて洗浄料を変えているのなら、デリケートゾーン用ウォッシュを取り入れるのも慣れれば苦ではないはずです。また、入浴後はタオルでさっと拭くだけという習慣をこのまま続けていたら、膣の粘膜は薄くなり、大陰唇は二重三重に垂れ下がり、まわりの皮膚は硬くシワシワになってしまうでしょう。顔のスキンケアをしないとシワが増えて頰もたるんできますよね。膣まわりの肌もそれと同じことなのです。

そして私がフランスで学んだ最も大切なことは、膣まわりのケアやセンシュアルなケアは、精神的な幸福感と深く結びついているということです。何よりもそのことを日本の女性たちにももっと実感してほしいと思います。次回はセックスと膣ケアの深い関係についてお伝えしたいと思います。お楽しみに。

植物療法士 森田敦子



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この記事のライター

日本における植物療法の第一人者。デリケートゾーンケアの重要性を説いて話題となった『潤うからだ』の著者。

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