5歳の娘が? 「子どもの自慰行為」の対応法が知りたい【アラフォーからの性教育 Q&A#8】

5歳の娘が? 「子どもの自慰行為」の対応法が知りたい【アラフォーからの性教育 Q&A#8】

今回は知らない人が聞いたら少しびっくりしてしまうかもしれません。が、幼少期の自慰行為は男女問わずあるんです。しかし親としてそんな場所を発見してしまったら少なからずショックを受けると思います。そこで今回も助産師でバースセラピストのやまがたてるえさんにお話を伺いました。


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Q:5歳の娘が自慰行為をしているようです。びっくりしました…どうしたらやめさせられますか?

【お悩み】最近5歳の娘が自慰行為をしているようなんです。見つけるとやめて恥ずかしそうにしているので悪いことだと思っているようなのですが、注意してもまたこっそりしているようです。やめさせるにはどうしたらいいでしょうか?

我が子への大切な思い

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なかなか切り出しずらいお悩みですね。このようなことをどこに相談していいのかわからなくて悩んでいる親御さんは多くいらっしゃり、性教育の講演などでも必ずといっていいほど、ご相談があります。

まず、お嬢さんが自慰行為をしていることに気づいたママは、それだけお子さんを想いをもって見つめているということを自覚してくださいね。そして、我が子への愛から大切に思うあまり、このことでなにか弊害が起きてしまうのではないか、というご心配をされているのだと思います。

まずは、こうして質問をしていることやお子さんをしっかり見つめている自分自身に花マルをあげてくださいね。

食欲、睡眠欲、性欲…“欲”は内側から引き起こされる体の声

まずは、自分の体に触れて心地よく感じるコト自体が親御さん自身がもしかしたら「いけないことだ」と誤解しているかもしれないので、その点についてお話しさせていただきます。日本は諸外国に比べて性の健康教育に大きな遅れをとっていると思います。海外では5歳でも信頼関係があるなかではセックスについての絵本などを一緒に読んでいる状況は当たり前ですし、自分自身の性器に触れることについても親から話があるのが当然な状況です。

多くの日本人にとっては初めて知ることだと思いますが、自分自身の体で触っていけないところがあるって、なんだか不思議な話ですよね。それこそ、ルールはあります。不潔な手で触れないことや、他の人がいる前では触れない。そういったことも5歳くらいで話してもいいんです。まだまだ日本は女性がセルフプレジャー(自慰行為、マスターベーションといわれていますが、本来は自分を喜ばせることの意味を持つセルフプレジャーとよぶのが相応しいと思います)をすることに関して抵抗感や誤解があります。男性だけが必要と思われていますが、人間にとって3大欲求の一つなんです。それは性別をこえて人間が持つ当然の「欲」なんですよね。“欲”とは“意欲”に繋がる様に、大切に扱わないといけないものですが、日本はまだまだ性の健康についての情報が少なく、この相談で初めて知る方も多いかもしれません。自分を愛するためのに自分の体を愛でていいのです。

セルフプレジャーはやってはいけないことではなく、自分自身の「心地よさ=快」に結ぶものにもなるのです。
ただ、ルールがあることや、お子さんだからこそ気にかけてあげてほしい事があります。

ルールを伝えカラダとココロを気遣うアプローチを

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きっと心地よさを感じる「欲」と知っていただけたら、無理やりに止めようという考えではなく、さきほどお伝えしたルール「清潔な手で触れる」「ほかの人の見ているところでは触れない」を伝えたり、たとえば無意識にパンツのあたりに手が言ったときに「かゆくなってない?」「痛かったかな?」とちょっと気にかける程度の声かけでもいいですし、お子さんが夢中になれるような遊びに声をかけてあげることもおススメです。

年齢に合わせて好きな遊びってありますよね。お嬢さんの好きな遊びトップ3はなんでしょうか? お嬢さんと一緒に遊んで「いいね、いいね」と花マルをいっぱいつけてあげて下さい。またスキンシップも大切です。ハグしたり、髪を丁寧にとかしてあげたり、いいところを沢山伝えてあげてください。

もし、忙しいママで毎日「早くしなさい!」って言ってばかりならぜひ、お休みの日だけでもいいのでゆっくりお嬢さんのペースで好きな遊びを一緒にしてみてください。きっと心への気遣いが「心地よさ」になり、変化が訪れます。特別なお出かけよりも、「ほっとする」気持ちで過ごした何気ない日が実は子ども達にとってとても重要です。そして、5歳でも一人の女性(小さいけれど)としての部分を大切にしてあげるためにも、日々の寄り添い方をお互いが心地よいものにしていけるといいですね。

こんな風になったのは私のせい?

よくあるケースで「こういうことをするのって、私の育て方がおかしかったから?」と自分自身を責めてしまうママがいますが、それは違います。“子ども自身の内側から出る欲求”という成長なんです。すべて育て方のせいだったり、親の対応がまずかったから…ということではありません。

自分自身を責めるとどんどんマイナスな気持ちのループが発生してしまいます。

責めるのではなく、振り返り、今これからできること、笑顔になることをワクワク見つけていけば良いのです。どうぞ肩の力をどんどん抜いて、リラックスして子育てしていってくださいね。

最後にもう一つ、大切なルールとして“プライベートゾーン”についてお子さんに伝えてあげて下さい。水着で隠れる部分は他人に見せないし触らせてはいけない。自分は触れていいけれど、他者に触れさせてはいけないんだよ。ということを伝えてあげてください。性の健康教育がまだまだ日本は諸外国に比べて遅い現状、親御さんから伝えられる“自分を大切にするキーワード”として、ぜひこのことを同時に届けてあげてくださいね。

助産師・バースセラピストやまがたてるえ



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この記事のライター

等身大の母から伝える「いのち・こころ・からだ」をテーマとした講演、お話し会や、雑誌などがメディアにも取り上げられている。

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