
モンスター妻の特徴
それではモンスター妻とは具体的にどんな女性を指すのか見ていきましょう。
・夫に文句や愚痴ばかり言う
・料理や家事などはいつも適当
・お金の使い方が荒い
・休日は自分の用事が優先
・夫の家族の悪口を言う
・いつも不機嫌でまともに会話しない
・セックスを拒否
・夫や子どもに感情的な言葉をぶつける
いかがでしょうか? モンスター妻とは、夫や子どもなど家族を大切にせず、常に自分の満足中心で生きている女性のこと。上に挙げた特徴以外にも、「言葉使いが汚い」「上から目線で物を言う」など、人間性を疑ってしまうような振る舞いが目立ちます。
こんな妻と一緒に過ごすことは、夫にとって拷問のようなものです。子どもにも良い影響があるはずがなく、さっさと離婚して離れたくなるのは当然。ですが、当のモンスター妻本人は自分に非があるとは思わず、突然の離婚宣告にパニックになります。
そのときになって反省しても、後の祭り。モンスター妻には、家族に見捨てられる結末しかありません。
自分のことしか考えないモンスター妻
モンスター妻は、何より自分が大事。自分が満足することばかり考えているので、家族である夫や子どものことを気にかけることはないし、邪魔をするなら容赦なく怒りをぶつけます。
そこには、「アタシは自由にして当然」という傲慢さが根を張っています。妻なんだから夫のお金を使うのは自由だし、母親なんだから自分の機嫌を損ねる子どもを怒鳴りつけるのも正しいこと。
夫を尊重する言葉もなく、子どもを愛する姿勢もない。それより大切なのは自分のこと。
それが、モンスター妻の実態です。
モンスター妻は自分も不幸にする
モンスター妻と過ごしていても、家族は誰も幸せにはなれません。常に嫌味や文句にさらされ、お金の心配もし、汚い部屋のままを強制されるのは、誰だって耐えがたいことです。
ところが、モンスター妻は家族のストレスが理解できません。「どうして? 私の好きにして何が悪いの?」こんな考えで生きているので、家族の抱える不満や痛みは届かないのです。
夫からすれば、モンスター妻には何を言っても無駄。「家事くらいまともにやれよ」と注意したところで、モンスター妻から返ってくるのは反省の言葉ではなく自分への嫌味の嵐。子どもにはもっと汚い言葉をぶつけます。
そして選択するのが離婚。まともになる見込みがない以上、離れることを考えるのは当然です。
モンスター妻はそうやって家族を失います。離婚したくないと言っても、裁判になれば確実に負けます。心に傷を負わせれば慰謝料の請求も拒否することはできません。自分の好きに使える時間やお金、空間だけではなく、すべての人が去っていく不幸を抱えることになるのです。
モンスター妻にならないためには
夫が働くのを当然とする妻は多いですが、そう考えるなら家事や育児を妻がこなすことも当たり前となります。しかしそうではなく、家庭は夫婦を中心に家族の協力があって成り立つものです。仕事も家のことも、本来は夫婦で話し合って負担が偏らないようにするのが正しいあり方です。
夫から「いつもありがとう」と言われたら、どんな気持ちがしますか? 自分のがんばりが認められていると思えば嬉しくなるはずです。だから仕事も家のこともまた力を尽くしていこうと思います。
それは夫も同じ。「稼ぎが悪いんだから」「役に立たないんだから」ばかり言われていれば、自信も失うし愛情も消えます。逆に、「遅くまでお疲れさま」「がんばってくれてありがとう」の言葉があれば、明日へのやる気が満ちてくるのです。
誰だって、自分の存在が大事にされていないと感じるのは悲しく辛いものです。自分が相手をそう扱えば、相手からも同じ扱いが返ってきます。反対に、相手の気持ちを尊重する姿勢を見せれば、相手も自分を大事にしようとする意思が芽生えます。
結婚生活は自分で選んだ道です。そこには夫を愛する気持ちが確かにあったはず。お互いに愛情を確認しあっていた幸せな時間を、もう一度思い出してください。
自分自身を愛してあげる
忘れてはいけないのは、夫の前に自分自身をしっかり愛してあげることです。それは好き勝手に振る舞うのではなく、自分の本当の気持ちを知ること、強さも弱さも受け入れて「これが私」と知ることです。
自分を信じてあげることが、夫への信頼、夫からの信頼につながります。愛情を受け止めるには器が必要ですが、その器も自分を愛する気持ちから作られます。
夫を大切にできないのは、自分を大切にできないことと同じ。不幸な結末を迎えないためには、自分への愛情を他人に求めるのではなく、まず自分自身で満たしてあげることを考えてみてくださいね。
幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり
「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。