
大切なのは洗う順番!
顔と頭は一枚の皮膚で繋がっています。シャンプーの選び方や洗い方を見直す事で、もしかしたらお肌のお悩みも解消できるかもしれません。
皆さんは顔、身体、髪の毛をどのような順番で洗っていますか?ひょっとしたら洗う順番の違いで美肌になり損ねているかもしれません。
【洗う順番】
1.クレンジング
↓
2.シャンプー&トリートメント
↓
3.入浴
↓
4.身体を洗う
↓
5.洗顔
身体を洗う順番は実は重要なポイントです。洗うタイミングを間違えると、肌のトラブルを招く原因となってしまいます。クレンジングは乾いた肌に行う方がメイクとの馴染みが早いので、お風呂に入る前に済ませておきましょう。一番のポイントはトリートメントのすすぎ残しが肌に残らないようシャンプー&トリートメントの後に身体を洗うことです。
肌につきにくいシャンプーの方法
シャンプーに入っている界面活性剤は洗顔料やボディーソープに入っている物よりも強力です。そのため、できるだけ顔や身体につかない洗い方をすることが大切です。
髪を洗う時、シャワーを手に持って首を後ろにそらし気味にしてシャンプー、トリートメントを洗い流します。これなら顔にも背中にもつきにくいですね。
下を向いてうなじの方からすすぐ方が多いですが、この方法だと顔周りの髪のすすぎが不十分になりやすく、生え際のニキビや痒みを招く原因になります。
トリートメントを肌に残さないことが大切
トリートメントは、少し時間を置いて浸透させたいですね。湯船に浸かる時はその時間を利用できますが、シャワーだけの時は、トリートメントを浸透させる間に身体を洗い、お風呂の最後に頭を洗い流すと言う方が多いのではないでしょうか?この順番だとトリートメントに含まれるシリコンなどのオイル成分が身体についてしまい、背中ニキビなどの原因となってしまいます。
湯船に浸からない時はトリートメントをしたまま身体を洗い、髪の毛と身体を同時に洗い流せば、トリートメントが身体につくのを防げます。
オイルでガード!
シャンプーが肌につかない方法として、洗い方を工夫する他にできるのが、オイルで肌をガードする、という方法です。クレンジングが終わったら、オイルを数滴お顔に塗布し、シャンプーの泡が直接顔にからないようにガードします。オイルはシャンプー剤の刺激からだけではなく、お湯で皮脂が洗い流され過ぎるのも防いでくれます。
また、オイルはシャンプー前にプレシャンプーとして、地肌をオイルマッサージする事で、抜け毛や白髪予防になるとも言われています。40代には欠かせない一手間ですね。
肌に優しいシャンプーを選びましょう
シャンプーの中でもっとも刺激が少ないのが、アミノ酸シャンプーです。洗浄力が強過ぎず皮脂を適度に落としてくれます。アミノ酸シャンプーの見分け方は、ココイルグルタミン酸、ラウロイル酸などの成分表示があるものです。
逆に刺激が強く洗浄力の高いシャンプーものには「○○硫酸」という成分が配合されていることが多いです。肌が弱い方は必ず確認してくださいね。
シャンプーは香りや容器のデザインで選びがちですが、成分表示をみて、優しい洗浄力のものを選びましょう。
頭皮の洗いすぎに要注意
シャンプーの泡立ちが悪く、たくさんつけすぎてしまったり2回髪を洗う、という方もいらっしゃいますよね。ですが、シャンプーの使い過ぎは地肌の皮脂を奪い過ぎることに繋がります。頭皮もお顔と同じで、洗い過ぎる事で乾燥し、ターンオーバーが乱れ、疲れた頭皮を作ってしますのです。
ワックス、ヘアスプレー、ヘアオイルなど髪の毛は意外と油にまみれているのでシャンプーが泡立たないことが多いのです。ですが、油にまみれているのは髪の毛のほうです。頭皮の汚れはお湯ですすぐだけで7割近く落とせます。
整髪料などをたくさんつけた時は、シャンプーの前に髪の毛にだけトリートメントをつけ、よく馴染ませ洗い流してから髪を洗い始めるのもオススメです。こうすることで油性の汚れをトリートメントの油分が落としてくれるのです。これなら髪の毛にも地肌にも負担をかけず整髪料を落とす事ができます。
顔と頭皮は繋がっています。頭皮が衰えると、顔の筋肉を支えられなくなり、すぐ下のオデコからシワになり、それがだんだんと下にさがってきて 頬の毛穴が目立つようになり、顔全体がたるんでいきます。
40代になると一気に気になるのが「たるみ」ですよね。リフトアップの美容液を使っても効果がイマイチ感じられない…と言う方は頭皮にも原因があるかもしれません。
毎日使うシャンプーの種類や洗い方を見直す事で美髪だけじゃなく、美肌にも近づくことができますよ。
スキンケアアドバイザー 松瀬詩保
これまで自分が実践してきたスキンケアや経験をもとに、正しいスキンケアとは何なのかブログで配信中。