義理の両親の介護問題に頭を悩ませています【夫婦問題お悩み相談室 #18】

義理の両親の介護問題に頭を悩ませています【夫婦問題お悩み相談室 #18】

夫婦だけでなく、家族同士のつながりでもある結婚。配偶者の親族とのお付き合いが始まります。実の親と同じように、義理の両親も歳を重ねると、やはりいろいろと心配ですよね。老後についても考えなくてはなりません。今回は、義理の両親の介護問題についてお話します。


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【お悩み】義理の両親の介護問題で悩んでいます。夫に相談しても「なんとかなるさ」と他人事です。夫の長男夫婦も頼りにならないのですが、どうしたらいいでしょうか。

二人暮らしの義理の両親は、2人とも80歳近くになります。去年、義母が足を悪くしてから家事などがままならなくなりました。我が家は、家が近いこともあり、私が折をみて食事や掃除の手伝いをしてきましたが、仕事もあるため、長くは続けられないと思っています。長男夫婦は遠方なので物理的に頼れません。夫に相談しても「何とかなるさ」と言うだけです。どうしたら夫や義理の長男夫婦に義理の両親の老後、介護に向き合ってもらえるでしょうか?(Aさん・44歳)

避けては通れない老後・介護問題

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結婚すると、義理の両親・兄弟・親戚とのお付き合いが始まります。
面倒なことを避けて、親族と疎遠になったり、縁を切ったりする人もいますが、それは決して幸せなことではありません。自分も年を重ねるわけですから、老後や介護問題は避けては通れないことです。

さて、Aさんは、いま義理のご両親の介護問題に直面しています。
足を悪くして、家事がままならない義母のために、近所に住むAさんが、食事や掃除など家事をサポートしていますが、以下の問題で悩んでいます。

●仕事をしているので、手伝いを長く続けられない。
●義理の長男夫婦は、遠方に住んでいるため、物理的に頼れない。
●夫に相談しても相手にしてくれない。
●夫や義理の兄夫婦にも、介護や老後について向きあってもらいたい。
●将来が不安だと感じている。

頼りたいと思っているご主人が関心を寄せてくれず、Aさんひとりでいろいろと考えています。

一人で背負い込むのはやめる

まず、Aさんが何もかも一人で背負い込むのはやめましょう。
介護や老後に関しては、ひとりきりで背負うには負担が大きく、疲弊してしまうからです。

不安になって、あれこれ考えてしまうのかもしれませんが、必要以上に心配して気をもむのはやめてくださいね。

ご主人にとっては、実の両親のことなので、気にはかけているはずです。
「なんとかなるさ」という返事が返ってくるのは、本当に、現状について大したことはないと感じているか、Aさんの思いがきちんと伝わっていないのかもしれません。現場を知らない人は、想像力も働きません。
伝えているつもりでも、単なる愚痴としか受け取っていないのかもしれません。

何をどう困っているのか。Aさんが感じていること、不安に思っていることを共有しましょう。
ご主人や義理のお兄さん夫婦にはAさんの思いは伝わっていますか。義理の両親のことが心配で手助けしたい、というAさんの気持ちを、ストレートに具体的に伝えてくださいね。

人生でいちばん大切なことは?

私の知り合いで、相続問題で話し合ったときに兄弟喧嘩となり、弟と絶縁してしまった人がいます。ずっと仲良く過ごしてきた2人きりの兄弟の縁が切れてしまったのです。
親にとって、兄弟仲の悪さや家族同士のいがみ合いほど悲しいことはありません。身内との関係をこじらせることだけは避けたいですよね。

身体が不自由になったとき、死の直前に考えることは、仕事のことより家族のこと・友人のことだそうです。家族との関係が良好であることは、すべての基本です。
家族や友人との関係が穏やかなのが、人生にとって一番の幸せなのだと思います。

家族が後悔のない人生を送るためにも、家族間で情報を共有することは大切です。些細なことも言葉にして伝え、理解してもらいましょう。

情報収集をして、できることをやる

そのためには、柔軟な発想と情報収集が大切です。
仕事や体力に支障のない範囲でサポートすればいいですが、Gさん自身が、難しいと感じたら、遠慮なく「一人ではできない」と助けを求めてください。ご主人もきっと動いてくれると思います。

市町村など各自治体の「地域包括支援センター」に相談すると、役立つ情報が得られるかもしれません。日本も超高齢社会に突入し、行政も高齢者対策としてさまざまなサービスを提供しています。
買い物や掃除などが不便に感じたり、介護が困難になったときは、相談してみてください。受け身ではなく、こちらから問い合わせることで、いろいろな情報が得られるので、積極的に利用してほしいと思います。

現在は、誰もが多忙な世の中です。行政だけでなく民間にも、料理や掃除など家事専門のサポート会社があり、プロの力を借りることもできます。
義理のお兄さんにとっては、実家の問題です。物理的に協力が難しいのであれば、よほどの事情がない限り、金銭的な援助を求めるなど、何らかのサポートをしてもらってもいいのではないでしょうか。

将来のことを今から心配しすぎることはありません。
無理せず諦めず。思いを共有し、情報収集することで解決します。
「いまできることを、できる範囲でやる」。そんな気持ちで対応してほしいと思います。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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