生理前に吐き気… PMS(月経前症候群)の対処法が知りたい【アラフォーからの性教育#17】

生理前に吐き気… PMS(月経前症候群)の対処法が知りたい【アラフォーからの性教育#17】

毎月の生理周期で気分にムラがある、体調が悪くなる。女性なら一度はこうした症状を感じたことがあるのではないでしょうか。アラフォーになるとホルモンバランスの変化から、急にPMS(月経前症候群)の症状が出る場合があります。今回は「吐き気」に悩まされる女性のお悩み相談です。


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Q.たぶんPMSだと思うのですが、生理前の1週間くらいから吐き気などが酷いんです。どうしたら改善するでしょう

最近、生理前になると吐き気がします。結構酷くて、仕事を休まなければならないほど…。PMSの症状や考えられる病気、対処法など教えていただきたいです。

PMSの原因と背景

最近、PMS(月経前症候群)の方が増えているように思います。なので、質問者さんに共感する方も多いのではないでしょうか?まずはPMSについて正しく知ることが大切です。PMSの原因は子宮内膜を保持する「黄体ホルモン」が月経前に多く分泌されるからだと言われています。黄体ホルモンは子宮の内膜をふかふかにするだけでなく、体温を上げたり水分代謝にも影響をあたえるので浮腫やすくなったり、眠くなったり、頭痛や吐き気までも引き起こしてしまうケースもありします。

これは「黄体ホルモン」のバランスの変化によって自律神経のバランスが崩れてしまったり、脳内ホルモンのセロトニンやドーパミンにも影響を与えてしまっていることが原因だと言われています。女性ホルモンは一生でティースプーン1杯しか分泌されないのに女性のカラダに大きな影響を与えます。

女性のカラダに起きるこのようなホルモンバランスの変化は人類が誕生してから変わっていないはずなのに、なぜ近年トラブルで悩む女性が増えているのでしょうか?それは現代社会ならではの生活習慣の変化や人間関係のストレス、また一人の女性が経験する月経の回数が昭和初期にくらべて増えていることも原因のひとつかもしれません。なぜ昭和初期に比べて月経の回数が増えているかというとそれは出産を経験する人が少なくなっていること、出産しても1人や2人しか生まなくなっているからです。

また、PMSの症状に苦しむのは、几帳面だったり真面目だったりする方が多い傾向にあります。そしてアラフォー女性は女性ホルモンの減少により、ただでさえホルモンバランスが崩れているので、PMSの症状が出やすくなっているのです。

自分を大切にする習慣を自分で創ろう

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現代に生きる女性たちは様々なストレスにさらされているからこそ、「自分を大切にする習慣」を持つことが大切です。この記事を読んでいる女性はまさに「自分を大切にしよう!」というアンテナが立っている人達だと思います。

今回のケースはまずは婦人科に受診すべきです。なぜかというと、“仕事を休まなければならないほど”というのは日常生活に支障をきたしているレベルです。毎月、毎月イレギュラーに休んでしまうことが重なれば仕事によっては影響がでてしまうでしょう。検診に行くことでPMS以外に子宮卵巣にトラブルが起きていないかなども知ることもできます。もしなにかトラブルがあった場合、早く知ることができれば問題を少しでも早く解決できます。

症状が強いときは西洋医学的なアプローチで改善をし、落ち着いてきたら自分を大切にケアするアプローチをしていきましょう。とても小さなことですが、たとえば毎日鏡を見たときに口角を上げると脳科学的には楽しいこと嬉しいことがあって笑顔になっている、と脳が錯覚しストレス軽減になると言われています。また温かいものやカフェインレスの飲み物を飲んで自律神経のバランスを崩さないようにすることもできます。

私が一番お勧めしているのは深呼吸。意識的に呼吸をすること、今たまっている嫌な気持ちを「はぁーーー」と出し切って、新しいエネルギーを吸うようにしっかりと腹式呼吸をすること。これも簡単にできる“自分を大切にする習慣”です。

“自分を知ること”も自分を大切にすること

PMSは文字通り月経の前に訪れる体調不良です。ですから、自分がいつ頃月経が来るかしっかり知っていることが大切です。自分の体調や月経リズムをぜひジャーナルとして残してほしいです。一言日記などを書いていただけると最高にいいです。沢山かける人はできたら書いてほしいと思います。

それが自分自身を知る目安になります。誰一人同じ人間はいませんよね。自分の体におこることも1か月前と今では全然違うはずです。ジャーナルをつけて比較することは自分を知る上でとても役に立つはずです。他人にキラキラのプライベートを見せるSNSをする前に、自分自身の体にきちんと目を向けて耳を傾けて自分を「知る」ことにコミットしていきましょう。きっと今のPMSの症状も改善していくはずです。ぜひできることから試していってくださいね。

助産師・バースセラピストやまがたてるえ



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この記事のライター

等身大の母から伝える「いのち・こころ・からだ」をテーマとした講演、お話し会や、雑誌などがメディアにも取り上げられている。

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