褒められても喜べない… 自分に自信が持てない時は?【幸福度を高める ポジティブ心理学#6】

褒められても喜べない… 自分に自信が持てない時は?【幸福度を高める ポジティブ心理学#6】

褒め言葉を素直に受け取れずについつい謙遜してしまう…そういう人も多いでしょう。ただし、謙遜しているからと言ってそれが本心ではなかったりしますよね。ですが、なかには本当に自分に自信がなくて、その誉め言葉を「嘘」だと思ってしまう人もいるのです。そんな状況から抜け出すためにはどうしたらいいかポジティブ心理学でお伝えします。


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セルフイメージが低いとうまくいかないことを引き寄せる

“自分に自信がない人”を言い換えると“セルフイメージが低い人”です。例えば、「私には才能がない」「頭が悪い」「意志が弱い」そんなイメージを自分に対して持ち、本当にそうだと思い込んでいるのです。

そして、そんな風に思い込んでいる時に人から褒められても、「こんな私を褒めるなんて、嘘に決まっている」「私のことを何か勘違いしている」と思ってしまうので喜ぶことができません。

逆にセルフイメージが高い人は、私はできると信じて建設的に前に進むことができるので、チャレンジし続けることができ、結果的に成功に近づくことができます。また、自分に自信があると明るく快活な話し方になります。それが、表情や姿勢、行動にも表れるようになり、周囲から好感を持たれ信頼に繋がります。そして、自然と良い人脈やチャンスが集まるようにもなるのです。

一方セルフイメージが低いと、チャンスがあっても「私にはできない」「今は良くてもそのうち失敗する」と考えてしまい、上手くいきません。さらに、たとえ周囲に支えてくれる人がいても信頼することができないので、せっかくの好意を素直に受け取れず、「あなたはいいよね、でも私はどうせ」という気持ちを抱いて、人間関係に亀裂が入ってしまうことさえあります。

このように、セルフイメージが低いと予想よりはるかに人生に負のスパイラルをもたらすのです。

これまでの経験がセルフイメージの高さをきめる

ではセルフイメージはどのようにして決まるのでしょうか。それは、幼少期にまでさかのぼります。幼い頃、多くの大人や友達に愛されて褒められた経験がある人は自然とセルフイメージが高くなっています。

そして、「いつも誰かが私を応援してくれている」と考えるようになり、他人への信頼感も高まります。セルフイメージの低い人は、幼少期にひどく怒られたことやみんなに笑われたこと、バカにされたこと、孤独で寂しかった経験が記憶に刻み込まれていて、自分はそのように扱われるような人間だと思い込んでしまっていることがあるのです。

ですが、それらはすべて過去の経験に基づいたあなたの思い込みにすぎないのです。経験はこれからも積み重なっていきます。思い込みに気付いたら新しい経験と考え方を増やして、セルフイメージを書き換えていくことができるのです。

周りからの評価があなたの価値を決めているわけではないことに気づき、あなたには誰も持っていない素晴らしい価値があることを、あなた自身が認めることからまずは始めてみてください。

心のつぶやきに気づく

人は1日に数え切れないほど、頭の中でつぶやきを繰り返しています。
「あ、またできなかった」「私には無理よね」
こんなつぶやきは、セルフイメージを下げていきます。自分の頭でつぶやいた言葉は脳裏に刻み込まれ、つぶやいた通りの人間になるように無意識に行動するようになります。

まずは、どんなつぶやきをしているか好奇心を持って観察してみましょう。ネガティブなつぶやきに気付いたら、それを客観的な言葉に置き換えてみます。
「またできなかった」というつぶやきに気付いたら「またできなかったとつぶやいている」
「私には無理」とつぶやいていることに気付いたら、「私には無理とつぶやいている」という具合です。

自分がその考え方にどっぷりハマっていることに気付いたとき、私たちはその考えから少し距離をとることができるようになるのです。

そして今度は、その言葉を前向きな質問に変える練習をしてみましょう。
「またできなかった」→「どうしたらできる?」
「私には無理」→「誰か協力をしてくれる人はいるかな?」

答えはひとつではありません。つぶやきをちょっとだけ前向きに変えてみる。うまくいくための方法を探し、物事を違う方向からも見るようにすると、あたらしいつぶやきが生まれて自分を否定する言葉が少しずつ減ります。

小さな成功、小さな長所をたくさん見つける

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失敗したりガッカリしたりすると、自分を否定するような考えが浮かびがちです。そんなとき結果だけでなく、経過を見るように心がけると、“うまくいかなかった”と思っていた出来事のなかにも成功を見出す事ができます。努力した自分、工夫した自分、何かにチャレンジした自分をしっかり認めてあげましょう。

失敗した分だけ成長もあるはずです。何かを学んで成長した自分を喜ぶ事もできるのではないでしょうか。

失敗した自分を認めるのは、ダメな自分でもいいやと思う事ではありません。具体的に何をしてどんなところが成長したのかに気づく事なのです。小さな成功にたくさん気づき、その度に自分を褒めてあげるとセルフイメージを上げていく事ができるのです。

毎日3つずつ、今日良かったことを書いていくのもいい方法です。無理やりにでも3つ見つけているうちに、小さな成功を見つけるのが上手になっていきます。 自分の小さな長所を見つけていくのもいい方法です。鏡を見るときどんなところに目が行くでしょうか。シミ、シワ、白髪が新しく見つかると、ついついそこにばかり目がいってしまいます。そんなときは、鏡に向かってとびきりの笑顔を作ってみましょう。

自分の顔をみつめて、好きなところを見つけてみます。笑顔、髪のツヤ、鼻の形など少しでもいいと思うところを褒めてあげてください。とくに気にいるところがなくても「かわいいね!」と声かけをしてあげると気分が上がります。

自分の事が好き、自分はかわいいと素直に認めてあげましょう。自分以上に自分を大切にしてくれる人はいません。もっともっと認めて、可愛がってあげるべきなのです。この世の中、厳しく叱ったり辛いことを言ったりする人は十分いるのですから。

自分を高めてくれる人と一緒にいる

あなたがよく関わる人は、自分自身で選んでいます。よほどの事情がない限り、連絡を取り合う相手というのはあなた自身が返事をして関わる意思を表している相手です。自分を振り回す人、一緒にいるとやる気がそがれてしまう人、不安になるような事を言う人と付き合い続けていませんか?

その人に会った後、あなたの気分はどうなっているでしょうか?もし、会った後に気持ちが重たく感じる人なら思い切って距離を置いてみてください。

一緒にいるとワクワクする人はいますか?将来を明るく思い描ける人はいますか?そんな人が思い当たるなら、できるだけ一緒にいる時間を増やして仲良くなりましょう。自分の価値を認めてくれる人がそばにいると、自分でも気づかなかった自分の良さに改めて気づき、さらに自分を好きになります。誰かの批判をして盛り上がるのではなく、お互いの未来や家族や社会をよくする事について語り会える人はあなたの人生をより良いものにしてくれる人です。

付き合う人の言葉もあなたの脳に刻み込まれ、セルフイメージを作り上げていくことになるのです。  

今回は、自分に自信を持って生きるためのセルフイメージアップの秘訣をご紹介しました。まずはひとつずつ、取り入れてみてくださいね。

株式会社マインドフルヘルス代表山下あきこ



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この記事のライター

医学博士、脳神経内科・内科医師。2016年に健康習慣を身につけるサービスを提供したいと考え、株式会社マインドフルヘルスを設立。

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