「プチ別居」の“上手な”取り入れ方【幸せ夫婦コミュニケーション術 #80】

「プチ別居」の“上手な”取り入れ方【幸せ夫婦コミュニケーション術 #80】

NHKの番組でも取り上げられ、話題になった「プチ別居」。ストレスを溜めながら過ごすより、少しの期間離れて気持ちをリフレッシュするのが「プチ別居」ですが、やみくもに距離を取るだけでは逆に夫婦仲に亀裂が入ることも。コミュニケーションを続けることが成功する「プチ別居」の秘訣です。上手な取り入れ方について、ご紹介します。


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結婚している夫婦が「別居」なんてしていいの?

「別居」と聞くと、仲が険悪な夫婦がとる道、と感じる女性も少なくないでしょう。そもそも、愛情があって一緒に暮らしている夫婦なら、別居なんて考えは浮かばないと思いますよね。

ですが、たとえ仲の良い夫婦であっても、長い期間同じ家に暮らし、顔を合わせて過ごしていれば何らかのストレスを抱えることは避けて通れません。

何かあればその都度夫婦で話し合って解決していくのが理想ではありますが、なかなかそうもいかない現実もありますよね。仕事で帰りの遅い夫に自分も家事や育児に追われていれば、ゆっくり胸の内を話す時間を取るのは難しいです。

ストレスを我慢しながら過ごすことは、夫婦にとっても愛情が薄れていく危険があります。

それならいっそのこと、少しの期間別々に過ごしてみよう、というのが「プチ別居」です。

お互いに自由な時間を持ち、ゆっくり息抜きする時間を作ることは、やり方さえ間違えなければ決して夫婦仲に影響するものではありません。

「でも、妻が家を出るなんて、世間的にどうなの?」と思う妻は多いでしょう。それは妻だけに問題がある場合。夫婦できちんと話し合って了解を得て、納得した上での「プチ別居」は、また元の家庭に戻ることが前提なので、後ろめたさを覚える必要はないと筆者は思います。

「プチ別居」の成功のカギは夫婦の話し合いにあり

しばらく家を出る、と言うと夫は「そんな勝手なことをするな」と怒るかもしれません。ですが、そもそも家を出たくなる理由は何なのでしょうか。

夫が話を聞いてくれない、自分ばかり家事も育児も負担が大きい、休日は夫が出かけても自分は家の用事ばかり。こんな状態を当然と夫が思っていて「家庭を放棄する気か」と怒るのなら、そんな夫にこそ離れたくなる原因があるといえます。

夫にはきっぱりと「今の状態じゃ精神的にもつらいから、しばらくひとりになりたい」と伝えましょう。家庭の状態が客観的に見てどうなのか、非があるのは妻だけなのか、夫にも考える時間が必要です。

「最近、私はこれだけのことをひとりでやっているの。疲れが溜まっている」
「私も仕事をしているし、負担が大きくてぐっすり眠れていない」
「肩こりや頭痛がひどくて静かなところで過ごしたい」

と、話すときの主語は「私」にするのがポイント。「あなたがこうしてくれないから」「あなたがこうだから」と夫を責めるような言い方になると、夫は素直に受け入れることが難しくなります。

やってはいけないのは、しっかりと気持ちを伝えないまま一方的に飛び出してしまうこと。出ていきたいという妻の考えが理解できないままでは、取り残された夫は何も変えられないし、また怒りから愛情が冷めていくきっかけにもなります。

「プチ別居」の成功のカギは、まず夫婦で話し合って離れる理由を夫に納得してもらうことです。夫も「それで楽になるなら」と思えるなら、しばらく家を空けることに罪悪感を覚えることはないでしょう。

愛情が消えないコツは「連絡の密度」

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夫の納得も得られたところで、考えたいのが過ごす場所ですね。実家があるなら身を寄せるのも良いし、ビジネスホテルなどに連泊する方法もあります。

実家に帰るなら早めに連絡し、余計な心配をさせないようにしっかり事情を説明しましょう。子どもを連れて帰る場合は迎えてもらう準備も必要です。

夫とは、「どれくらい家を空けるか」を確認しておきます。お互いのスケジュールを把握し、負担にならない時期を選ぶのがベスト。たとえば夫の出張が重なる時期などがあれば、夫の負担も少なくてすみます。

そして、忘れてはいけないのが「プチ別居が終わったあと」のことです。ふたたび同じ家で暮らしていくことが前提なので、離れている期間であっても夫とは連絡を取り合うことを欠かさないことが「プチ別居」を成功させるコツ。

毎日1回でいいからLINEやメールで自分の様子を伝える。子どもが一緒なら写真を送る。「どう過ごしているか」がわかれば夫も安心するし、自分の様子も話しやすくなります。

相手を思いやる気持ちをもちながら「プチ別居」する

家にひとりでいる夫には、妻と離れたからこそ考えられることもあるでしょう。そんな時間だって、「プチ別居」で得られるメリットのひとつです。

気持ちをリフレッシュして、改めて夫婦で向き合える余裕を手に入れるのが「プチ別居」の目的です。気持ちが離れっぱなしになるようなやり方では、ふたたび家庭に戻ったあとも良い関係は築けません。

家を出る前に必ず夫と納得いくまで話し合うこと。離れている間も少しでいいのでコミュニケーションを絶やさないこと。夫婦としての絆をより強くする「プチ別居」は、相手を思いやる気持ちを忘れないことが成功の第一歩だと思います。

幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり



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この記事のライター

「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。

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