愚痴ばかり言う人の対処法 【“心のマナー”メソッド#08】

愚痴ばかり言う人の対処法 【“心のマナー”メソッド#08】

ストレスが溜まっているのか愚痴ばっかり言っている人、いますよね。そういう自分自身もしらずしらず愚痴を言っている時がある…。永遠、愚痴を聞かされる方はたまったものじゃないですよね。そんな愚痴ばかり言う人の対処法を国際基準マナー講師の大網理紗さんに教えていただきます。


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愚痴が言えるのはエネルギーが余っている証拠

人間ですから、文句もあるし、不満もある、怒りもある。愚痴が生まれるのは、精一杯全力で生きているからこそ。そもそも本当に深刻な問題を抱えていたり、大変な思いをしている時は、消耗しきってしまっていて愚痴をいう余裕さえないはずです。

愚痴がだせるということは、エネルギーが余っている証拠。だからこそ、それを愚痴として発信してエネルギーを消費してしまうのはちょっともったいないと思います。私は自分自身、いつも「ちょっと幸せな情報」を渡せる人でいたいと考えています。「ここが楽しかった!美味しかった!役に立った!」という小さな情報です。

たくさんの人に役立つような情報ではなくても、それを見てくれたたったひとりが、「よかった!」と思ってくれるようなこと。SNSでのシェアでもよいと思います。 発信できるエネルギーを、別のところへ使ってみたら素敵だなと感じます。

愚痴を“言う時“の3つのポイント

私はどちらかというと前向きでポジティブなほうですが、それでも気持ちがのらないことや落ち込むこと、愚痴を言いたくなることもあります。ただネガティブな自分がいけないかというと、そうではないと思います。私の夫は救命救急の医師をしていますが、救急医は「最悪の状態を想定して物事を進める」そうです。ネガティブに「もしこうなったら…?」と考えることで、細かなことを見落とすことが少なくなる。“慎重に考えられる”という利点を生かして仕事をしているわけです。

私たちも、ポジティブがいい、ネガティブがダメというものではなく、重要なのは自分の中のバランスです。もし、ネガティブな自分が現れたとしても、むしろ利点と考えて生かすことで、変わった景色が見えてくると思います。「愚痴・不満」と「意見」の境界線は、とても微妙なものです。同じようなことを言っても、「愚痴ばかり」と言われてしまう人もいれば「意見」と取ってもらえる人もいます。

その差はやはり「伝えかた」です。ポイントは3つあります。

ポイント1:前置きをすること
いきなりダラダラと愚痴を言いはじめては「この話は愚痴なのか?」「いつ終わるのだろう?」と相手も思ってしまいます。話しはじめる前に、「とってもイヤなことがあったんだけど聞いてくれる?」など前置きをしてから話すことが大切です。

ポイント2:暗く話さないこと
愚痴でも笑い話にして、ネタとして話してしまえば、相手も「大変だったね!」と明るく聞けます。

ポイント3:時間を決めて話すこと
短くスパッと話してしまうことです。2,3分、長くても5分程度なら、たとえ愚痴でも相手も聞けるものです。結婚式等のスピーチと同じで、長くなると私たちは集中力を持って聞けなくなり飽きてしまいます。「いつまで文句?」と、あなたに非がなくても、あなたまで良くないイメージになってしまいます。

愚痴を“聞くとき“の3つのポイント

Getty logo

「相手が愚痴ばかり・・・」ということは、あなたが聞き上手、あいづち上手なのだと思います。あなたが話を聞いてくれるという安心感。信頼感と心地よさに甘えてしまっているのかもしれません。テニスのラリーと同じで、思いがけない方向からボールがきたら、続けられないものです。つまり、“続けられないような返事をしてみる”のはどうでしょうか。

まずは、同調しないこと。ただ、“同調しない”というのは、非難したり反対意見を言うことではありません。 ポイントは3つあります。

ポイント1:話を切りかえてみる
「ところで」「そういえば」「私も聞いて欲しいことがあるんだけど」と言って、切りかえる言葉を使って、別の話を切り出す。

ポイント2:ポジティブに返す
「でも、もしかしたらこんな風に思ってくれたのかもしれないよ」「頑張ったんだね!すごい!」と、なんでもポジティブに返してしまうこと。ポジティブなパワーとは強くて、何でもポジティブに返されてしまうと、愚痴を続けにくくなってきます。

ポイント3:にっこりと聞き流す
これは、愚痴だけではなく、悪口を言う人に対しても使えます。

友人のスタイリストは、心ない陰口を言われたとき(それも本人にわざと聞こえるように)、言い返すでもなく、何も聞こえなかったかのように凛として少しニコッと笑って流しました。本当は聞こえていて、内心とても傷つきイヤな気持ちになったことでしょう。でもそれでも、言い返すでもなく、不愉快な表情を浮かべることもなく、涼しい顔でサラッと流したのです。その後、悪口を言った人のほうが、なんだか後味が悪いように肩身を狭くしていました。

もっと心地よさに目を向けて

大人の私たちは、自分自身の「心地よさ」にもっともっと目を向けてよいと思います。なんだかちょっと合わないな…と思うときは、さりげなく距離を置いてみることも大人の手段のひとつです。少し距離を置いてみることで、関係性に変化があり、その結果、愚痴がなくなった、ということもあるかもしれません。

現代を生きる大人の私たちは、仕事や家族や子どもや趣味や自分の時間ととても忙しいです。どれも大切で愛おしい一瞬を、愚痴で埋めてしまってはもったいないと思いませんか? 「愚痴が生まれないためには?」と、自分と改めて向き合ってみる時間を作って考えてみましょう。一瞬一瞬を本気で生きるためにも、愚痴が生まれる時間もないほど、情熱的に毎日を過ごしていきたいものですね。

リサ・コミュニケーションズ代表 大網理紗



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この記事のライター

話し方&国際基準マナーのスクールRiSA Communicationsを設立。国際基準マナー講師。

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