表情筋がほうれい線を目立たなくする!
加齢とともにどうしても表情筋は衰え、コラーゲンやヒアルロン酸など保湿に優れた成分が体内から徐々に減少していきます。結果、お肌がたるみ、若いころとは顔の印象が違ってきてしまいます。
メイクや化粧品でも若返りは可能ですが、まずは表情筋を鍛えることが何より大切です。日本語は、あまり顔の筋肉を使わないと言われていますので、自分で意識して鍛えなければなりません。
では表情筋はどうやって鍛えれば良いのでしょうか。実は、表情筋は普段から表情豊かにするだけでも鍛えられます。少し大げさに目を大きくしたり、大きな口で話したりするだけでも表情筋が使われるのでぜひ意識して実践してみてください。
それでもなかなか変化を感じられない場合は、エクササイズをやってみましょう。
気が付いたときに、口や目、まゆなどを動かすだけでも、たるみ予防になり、ほうれい線も目立たなくなっていきます。それだけ表情筋が鍛えられたということです。
次からは、具体的なお顔のエクササイズを紹介します。
口の周りの筋肉を動かそう
ほうれい線は、やはり口の周りの筋肉が影響しているので、しっかり口の周りの筋肉を鍛えるエクササイズをやってみましょう。
【1】
思いっきり口をとがらせてください。この状態を5秒程度キープします。
【2】
思いっきり「い」といった時の口にします。首に筋ができるくらい横に大きく広げた状態で5秒キープしましょう。これを数回繰り返します。
【3】
次に、口をとがらせます。その状態で、口を右回りに回してみてください。次は左回りです。これを数回繰り返します。
あまり口の周りの筋肉を動かしていなかった人は、かなり疲れるかもしれません。それだけ、筋肉が衰えているからです。1度にたくさんの回数をやるのも良いですが、時間を見つけてコツコツと続けてもかまいません。無理して1回で済ませるよりも、何回も分けて行ったほうが楽です。
顔全体を動かしてリフトアップ
たるみ予防のためには、口の周りの筋肉を鍛えるだけではなく、顔全体を動かしてリフトアップすることも必要です。たるみを改善すれば、ほうれい線を予防することができます。
頬が下がらないようにするエクササイズもやってみましょう。「あいうえお」と思いっきり大きな口を開けていうだけでかなり顔全体の筋肉を使います。
まずは、「あ」と大きく口を開けて言ってみましょう。声を出さなくても大丈夫です。せっかくですから目を大きく見開いて目の周りも動かしましょう。
「い」は、思いっきり横に広げます。首筋を作ることがポイントです。この時、頬を持ち上げるようにしましょう。「う」は、口をできる限りすぼめてください。梅干を食べたときのような酸っぱい表情をしましょう。
「え」も口をやや横に広げますので、首に多少筋ができるくらい広げてみましょう。もちろん、頬をしっかりと上げてください。「お」は、鼻の下を思いっきり伸ばしてみましょう。なるべく縦長に口を開けます。
以上を意識してみると、かなり顔の筋肉を使うので効果的です。意外と顔が疲れると感じるかもしれませんので、無理のない範囲で行いましょう。
舌を回すエクササイズも
たるみ予防もほうれい線改善もできるお顔のエクササイズは他にもあります。
舌を回すというと簡単そうに聞こえますが、ほうれい線エクササイズにとても効果があります。慣れないうちはきつく感じるかもしれません。
口を閉じて、舌先を歯茎に当てながらぐるっと1周します。これを右回りと左回りの両方行ってください。歯の周りをなぞるような感じでやってみると、意外と疲れます。できれば、20回程度やってみてください。
今回紹介したどのエクササイズもほうれい線やたるみ予防に効果的です。毎日時間があるときに数回実行するだけで、徐々に表情筋が鍛えられていき、若々しい顔を取り戻すことができるでしょう。
人前でやるのは恥ずかしいでしょうから、周りに人がいないときに少しずつやってみませんか。テレビを見ながら、お風呂に入りながら気軽にやってみてくださいね。
美は健康から。いつまでも自分らしくいるために。