
ミッドチークラインの通称がゴルゴライン
電車の窓にうつる自分の顔を見て、思わずギョッとしてしまうことありますね。一番いやなのは「私の顔、疲れているなぁ・・・」と感じることですよね。
いつまでも若いままではいられませんから、ある程度のシワは仕方ないですが、やっぱり元気で明るい顔でいたいですね。
疲れているお顔になる原因の一つが「ミッドチークライン」通称「ゴルゴライン」です。
漫画ゴルゴ13の主人公の顔にあることからそう呼ばれているそうです。
ゴルゴラインができてしまう理由
「ゴルゴライン」で検索すると、美容医療の方法がたくさんでてきます。ゴルゴラインはそれだけ消え辛く、悩んでいる方が多いということですね。
即効性があるのは確かに美容医療です。
ですが、美容医療は失敗のリスクや費用の面を考えると不安もあります。日々のケアで改善出来ればそれが1番安心ですよね。
ゴルゴラインを解消する為には、まずどうしてゴルゴラインができるかを知る必要があります。
ゴルゴラインは実はシワではなく、「くぼみ」です。年齢を重ねると顔の表情筋が衰え筋肉が細くなります。脂肪もまた弾力がなくなり厚みが薄くなります。そうすると、目のまわりの細くなった筋肉と脂肪の間に溝ができてしまい、そのシルエットが外側からも見えてしまうのです。これが「ゴルゴライン」です。
筋肉も脂肪も雪崩のように落ちていく…
年齢とともに、痩せたわけでもないのに、なんとなく顔がくぼんだり、ゴルゴラインが目立ってきたと感じることはありませんか? それは、顔の脂肪が減っているのではなく、筋肉が衰えることで、筋肉の上にある脂肪も一緒になって雪崩のように落ちてしまっている状態なのです。
筋肉を鍛えることで脂肪も一緒に持ち上がります。ゴルゴラインを目立たなくする為には、表情筋の筋トレが有効です。特に目の周りの筋肉は小さくて使われる機会が少ないので、意識的に動かして鍛える事が大切です。
■【表情筋の筋トレ方法】顔ヨガ

1.まぶたの下を軽くおさえた状態で、目を閉じます。指は下に引っ張り、瞼は閉じようとする事で目の周りの筋肉に力が入ります。
2.眼の下の骨を人差し指で目頭から耳の方に向かって3ヶ所くらい押していきます。目の上は眉毛の下辺りを押します。この時指で眉毛を持ち上げるようにしながら瞼を閉じます。
どちらも1日に1、2分で大丈夫です。10日くらい続けると目の周りの浮腫がとれ、目が開きやすくなったのを実感出来ます。
EMSのような筋肉を刺激してくれる美顔器を使うのも、ひとつの方法です。美顔器による表情筋のケアは余計なシワが寄らないメリットもあります。
たるみケアに特化した化粧品を選びましょう
ゴルゴラインは、シワというより肌のたるみが原因です。しわに対応した「リンクルケア」ではなく「たるみケア」に特化した化粧品を選びましょう。
お肌のハリと弾力はコラーゲンとエラスチンと言う繊維が担ってくれています。
強靭なコラーゲン繊維が肌のハリを保ち、エラスチンはコラーゲン繊維とコラーゲン繊維をつなげる結束バンドの様な働きをしています。ですが、40歳以降、コラーゲンとエラスチンは激減していきます。たるみやシワと言った悩みが増えて行くのは、そのためです。
お肌の奥にハリを保つ繊維がないと、皮下脂肪を支えられなくなり重力に負けてたるみ顔が出来上がってしまうのです。
化粧水や乳液だけではなく、肌の奥まで浸透し、コラーゲンの生成を促してくれる美容液をプラスしてくださいね。なりたい肌になるために、失ったもの、足りないものをきちんと補ってあげることが40歳からのスキンケアです。
疲れ目もゴルゴラインの原因に!
パソコンやスマホの見過ぎは、眼精疲労や血行不良を招きます。血行不良は目の下のクマのイメージが強いですが、血行不良により老廃物が溜まる事で目の下の薄い皮膚は伸びてしまいます。老廃物によって膨らむことを繰り返すうちに皮膚が伸びてしまい、たるみとなってしまうのです。つまり、ゴルゴラインがまだない人もクマがある人は注意が必要なのです。
いまは、目元を温めるグッズがたくさん出ています。目の周りを温める事で血行不良が改善されるので、ぜひ取りましょう。
温めたら、次はアイスノンや保冷剤などで、冷やします。温→冷→温→冷を繰り返す事でさらに血流が改善します。老廃物が流され、目の周りに酸素と栄養が行き渡り、たるみ改善へと繋がります。
スマホの見過ぎが肌に与える悪影響には眼精疲労の他にも、無表情な顔でいることもあげられます。顔は、笑ったり怒ったりすることで細かい表情をつくり出します。筋トレはもちろんですが、日常的に表情筋を使うことが一番です。年齢は顔に出るとよく言われますが、いつもブスッとして笑わない人は、筋肉が衰えて顔がたるみ、疲れた暗い顔になってしまいます。いつも笑顔でいる! これが何より美肌には大切なのです。
スキンケアアドバイザー 松瀬詩保
これまで自分が実践してきたスキンケアや経験をもとに、正しいスキンケアとは何なのかブログで配信中。