女性の“ミッドライフ・クライシス” 「中年の危機」の乗り越え方【更年期は人生が輝くチャンス #31】

女性の“ミッドライフ・クライシス” 「中年の危機」の乗り越え方【更年期は人生が輝くチャンス #31】

アラフォーを迎えて「私の人生は、これでよかったんだろうか…」なんて不安に感じている方はいらっしゃいませんか? 今回はアラフォー世代に訪れる心の変化を掘り下げます。心、カラダ、人生の焦りを感じる 中年の危機(ミッドライフ・クライシス)とは? またその乗り越え方をご紹介します。


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心・カラダ・人生の軸が揺らぐ“中年の危機(ミッドライフ・クライシス)”

「私の人生は、これでよかったんだろうか。このままでいいのだろうか」

30代から40代にかけて多くの人が、自分自身について迷いや不安、アイデンティティの揺らぎを経験しています。その要因はさまざまですが、大きく分けると3つあります。

一つは、カラダの面での変化です。体力の低下、更年期症状や閉経、出産のタイムリミット、美や若さが失われていってしまうという焦りの体験です。

二つ目は、暮らしの面での変化です。子どもの巣立ち、それによる自分の“母”や“妻”などの役割の変化、親の介護や死別などの環境の変化。

三つ目は、キャリアです。自分にキャリアがないことに悩んだり、逆にキャリアを重視したことを悔やんだり、職場環境の変化や、自分の限界が見えてくるという体験です。

10代、20代は「人生はこれから!」という前向きで外に広がっていく状態だったのが、アラフォーになってくるとこれら3つの体験から「人生には限りある」という事実を突きつけられます。心・カラダ・残された時間などが複雑に絡み、精神的に不安定になる状態を、“中年の危機(ミッドライフ・クライシス)”と言います。

選択肢がふえている現代女性

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現代の女性は生き方の選択肢がとても増えました。

「結婚するか、しないか」「子どもを持つか、持たないか」「もう一人子どもを産むか、産まないか」「子育てとキャリアの選択や比重はどうするか」「家計や老後をどう生きるか」などなど…。多くの選択肢がある分、悩みも増えます。

さらに、SNSやインターネットで手軽に多くの情報が入るようになった今、断片的な情報から見える他人と自分を比べて苦しくなってしまうということもあるでしょう。忙しい毎日で、自分のことを後回しにせざるを得ず、なかなか自分と向き合う機会がないまま、これまで自分が積み上げて来たアイデンティティが崩壊するような感覚や、「このままでいいのだろうか」と突然不安を感じることもあるようです。

ボジティブに捉えて成長の機会とする

一方で、“中年の危機”はポジティブな面も合わせ持っています。

自分の生き方を疑って、自分を見つめ直すことで、新しい生き方を見つけたという方もいます。ミッドライフ・クライシスは、いけないものや恥ずかしいものではありません。誰もが通る成長の過程なのです。

「このままでいいのだろうか」という思いの根っこは「かけがえのない一度きりの自分の人生」を大切にしたいからであり、この時期に自分自身と向き合うことはその後の人生を充実させるための大切な行為なのです。

【中年の危機 対策方法】カラダ編

“中年の危機”の悩みアンケートで上位に上がるのは「体力の衰え」です。厚生労働省の「健康意識に関する調査」では、健康に関して抱えている不安について40代では「体力が衰えてきた」という回答がトップ。5割を超えていました。

これを乗り越えるにはカラダを変えていくこと。運動を始めることです。カラダを動かすとスッキリし、その場で更年期症状をはじめとしたさまざまな症状が改善する効果が認められています。また、筋力は何歳からでも鍛えることができるのです。短期間で効果が実感できると、自信に繋がります。また、体のケア・運動は、未来の自分に健康をプレゼントする行為でもあります。有酸素運動は、軽いうつを緩和させる効果も認められています。

【中年の危機 対策方法】ココロ編

自分の人生を誰かと比較しようとするとキリがないものです。人とは違うことが当然ですし、違っていいのです。大切なのは、他人の情報に振り回されるのではなく「自分はどうしたいか」「自分はどうありたいのか」を考えること。自分で選択したという意思と覚悟さえあれば、どんなにブレても元の場所に戻ってこられるからです。

私たちは生きている限り、成長し続けます。若さを喪失していく体験も、焦りや不安を感じることも成長なかの一つです。誰にでも起こる“中年の危機”は予防を考えるより、いっそのこと、もがいて、もがいて、もがきまくって成長の機会にしてしまうというのも一つの手です。人生の中で自分ととことん向き合う時期があるから、後半の人生の生き方が変わったり、人としてより魅力的になっていくのかもしれません。

NPO法人ちぇぶら代表理事 永田京子



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この記事のライター

ピラティスや産後ケアの指導者として活動する中で、40代の受講者たちの声を受け更年期を迎える女性をサポートする「ちぇぶら」を設立。

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