【#FocusOn】セルフプレジャーアイテムブランド“iroha”広報・工藤まおりさん、西野芙美さんインタビュー<第一回> | 大人のワタシを楽しむメディア
【#FocusOn】セルフプレジャーアイテムブランド“iroha”広報・工藤まおりさん、西野芙美さんインタビュー<第一回>

【#FocusOn】セルフプレジャーアイテムブランド“iroha”広報・工藤まおりさん、西野芙美さんインタビュー<第一回>

国内の百貨店で大丸梅田店が初めて取り扱い、女性誌で特集されるなど、注目を集めている女性用セルフプレジャーアイテム“iroha”。その広報を務めているのが、若くて美しい工藤まおりさんと西野芙美さん。それぞれ津田塾大学と早稲田大学出身と高学歴なおふたり。なぜセルフプレジャーアイテム“iroha”の広報となったのか? セルフプレジャーアイテムについて、夫婦のカタチ、セックスレス、TENGAが目指す社会とは、などについてお話を伺いました。その第一回目です。


「性を表通りに!」セックスやセルフプレジャーは恥ずかしい事でも隠さなければいけないことでもない

―こんにちは!このスペースとても素敵ですね(笑)

工藤さん:ありがとうございます(笑)TENGAとirohaの商品が並んでいます。一番有名なのが上から二段目の真ん中あたりにある赤い男性向けアイテムですね。

―はい。それは見たことがあります。他にもいろんな商品があるんですね…この卵型の可愛いですね。どうやって使うんですか?

工藤さん:これは前に妊婦さん向けの雑誌でもご紹介いただいたのですが、使い切りタイプの男性用アイテムです。妊婦さんはセックスに制限がありますよね。なので、これを使って妊娠中でも、挿入はせずに性的なコミュニケーションをとることができるんです。もちろん、妊娠中じゃなくても生理期間などに使っていただいてもいいですね。

―なるほど! これは便利ですね。妊娠中のセックスに悩まれている夫婦は多いと思います。私の時代はこういうものが妊婦雑誌に取り上げられることはなかったです(笑)時代は変わっていますね。

工藤さん:そうですね。ここ1,2年で本当に大きく変わってきたなと感じます。TENGAは「性を表通りへ」という企業理念で活動を行っているのですが、日本では今まで「性」は淫靡で隠さなければいけないものでした。それが女性誌に取り上げられたり百貨店で取り扱いをしていただけるようになったりと変化を体感しています。

―工藤さんはTENGAの広報になられて4年目ですが、どうして入社しようと思われたのでしょうか?

工藤さん:私は公務員の両親に厳しく育てられて、セルフプレジャーやセックスに関することはタブーだと言われてきました。でも、なんで表立って「自分はこういうセルフプレジャーをしている」とか「こんなセックスが好き」とか言っちゃいけないのかなあ…とモヤモヤしていたんです。そんななか、大学時代にアルバイトをしていたお店の先輩がものすごくキレイな女性だったんですけど、「私は週に〇回セルプレジャーしてるよ」って普通に話していて「自分の欲求を認めて、隠さないことがかっこいい!やっぱり普通に話してもいいことなんだ!」って開眼したんです(笑)大学を卒業してリクルートに入社したんですが、そこでも上司や職場の同僚に「こんなセルフプレジャーアイテムを使っている」とか「これが気持ちいい」とかオープンに話をしていました。

―すごいですね。上司は男性ですよね?

工藤さん:そうです。素晴らしい人格の方でそういう話もエロ目線ではなく、普通に受け止めてくれて。そんなある日、上司から「工藤はそういう話をしている時が一番楽しそうだな」って言われたんです。それで、「あ、やっぱり私がやりたいことはそれなんだな」と思いました。

―TENGA社のことはご存知だったんですか?

工藤さん:はい。知っていました。アイテムも使っていましたし。

―なるほど。しかしそこで実際広報として表に立つということは怖くなかったですか?

工藤さん:うーん。入社前にネットの掲示板とかでTENGAの広報の方たちが色々言われているのを見て「こんな風に言われるのかな…」と暗い気持ちになったりもしましたが「やりたいことをやろう!こんなことでめげる私じゃない!」と気持ちを奮い立たせましたね。それにやっぱり性について自然にみんなで話し合える社会を創りたいと思っていましたし「その方が楽しいじゃない!」って。けどやっぱりしんどい時もあって、西野が入社してくれて、気持ちを分かち合える人ができてすごく楽になりました。

―西野さんは入社されて2年目ですね。ご結婚もされていますね?

西野さん:はい。結婚しています。前職が出版社の宣伝部で、広告のキャッチコピーなどを作っていました。何か世の中に伝える仕事がしたかったんです。

―そこからどうしてTENGAへ入社することになったのでしょう?

西野さん:まず私はセックスやセルフプレジャーを“恥ずかしいこと”“隠さなければいけないこと”だとあまり思わずに育ちました。私には弟がいるんですが、両親は私がいる前でも「(真正包茎になったら大変だから)お風呂でしっかり剥きながら洗うように」と弟に言っていました。そういう風通しの良い家庭だったので、「性的な話をするのは恥ずかしいことだ」という認識を持つ機会があまりなくて。ただ、おしっこやうんちを人前でしないのと同じように、自然な行為だけど、表立って堂々とするものではないし親しくもない人とそんな話を突然するものでもない、と思っていました。

工藤さん:すごいね。素敵なご両親だね。私は幼い頃布団の中で下半身を触っていたらすごく怒られて「そんなことするんじゃない!」って育ったからなあ…。本当は当たり前にみんなしていることだし、恥ずかしいこではない!

西野さん:そうそう。それなのにまだまだ日本は性を隠さなければいけないものだという風潮で、それがすごくおかしいと思っていました。そんな時、TENGAの「性を表通りに」という理念を知って「これこそ私が伝えたいことだ!」と思って転職しました。

―工藤さんにもお聞きしましたが世間の目にさらされることに抵抗はありませんでしたか?

西野さん:好奇心の方が強かったです。それに女性が「セルフプレジャーをしている」というだけで特殊な人扱いされること、女性が少しでも性に能動的になると男性から「ヤリマン」と言われるなどという偏見に対する怒りの方が大きくて、それが原動力になったかもしれないです。「なんでこんなに批判的なんだろう? おかしくない?」って。

工藤さん:女性からも批判されますね。「そんなことを平気で言うのは信じられない」と、親しい女友達から言われたこともあります。でも…自分のカラダを知って自分がどんな風にしたら気持ちよくなるか、ということを知るのは自分を大切にするためにもパートナーとのセックスにもすごく大切なことだと思うんです。それを親しい人達との間で共有し合うことがおかしいとも思わない。もちろん話したくない、聞きたくない、と言う人と無理やり共有し合うようなことはしません。ですが、恥ずかしい、隠さなければいけないことだ、という風潮はどうにかしたいと強く思います。

―性に対する日本社会の偏見を「おかしい!」と行動をおこした工藤さんと西野さん。その勇気には脱帽です。次回は日本人のセックスとセルフプレジャーについて。第二回に続きます。

文/和氣恵子

左/西野芙美さん、右/工藤まおりさん

【プロフィール】
工藤まおりさん

東京都出身。津田塾大学数学科を卒業後、リクルートグループを経て2015年に株式会社TENGAに入社。現在入社3年目で、TENGAと、女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRやプロモーションを担当。

西野芙美さん
1989年生まれ。早稲田大学文化構想学部で史学、文学、哲学等を学び、卒業後は人材紹介会社、出版社での勤務を経て株式会社TENGAに入社。2017年12月より広報宣伝部広報チームマネージャー。TENGAブランドのほか、医療・福祉・教育分野の専門家と連携して性の問題解決を目指すグループ会社「TENGAヘルスケア」の広報を担当。



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