【#FocusOn】酒井順子さん×村山由香さんトークショー『オトナの保健室』朝日新聞「女子組」取材班(著)出版記念

【#FocusOn】酒井順子さん×村山由香さんトークショー『オトナの保健室』朝日新聞「女子組」取材班(著)出版記念

朝日新聞夕刊の企画『オトナの保健室』をまとめた本が今月、集英社から出版されました。記念して27日(土)『負け犬の遠吠え』などで有名なエッセイストの酒井順子さんと『ダブル・ファンタジー』など多数の恋愛小説で有名な作家の村山由香さんを迎えてトークショーが開催されました。


現代日本において”女性の性”を大手新聞社が取り上げることの尊さ

朝日新聞の夕刊に「オトナの保健室」という企画があるのをご存知でしょうか? 性に関する読者からのお悩みに、専門家が答えたり読者の声を核に取材したりと、とても大手新聞社が夕刊で記事しているとは思えない、赤裸々な女性たちの声が並びます。

筆者も以前からファンで楽しく読ませていただいておりましたが、『オトナの保険室』をまとめた本を集英社が出版するのをきっかけに、エッセイストの酒井順子さんと作家の村山由香さんを招いたトークイベントが開催されるというので行ってまいりました。

当日参加した80名の女性たちから事前におふたりへの質問が募集されていて、その質問をおふたりへ投げかける形式でイベントは進行されました。

会場には20代と思われる方から、かなりご高齢の方もいらっしゃいました。おふたりへの質問はとてもリアルで切実で「この会場にいる誰かがこの問題について悩んでいるんだ…」と、質問者の方を身近に感じながらトークは進みました。

オトナの保健室の企画の第一回目のテーマは「セックスレス」だったそうです。WOMeでも注目度がたかいテーマです。当日はセックスレスに関する質問も上がりましたが、それに関するおふたりの回答は独特でした。

酒井さんも村山さんもおふたりとも口をそろえて

「セックスをしたらキレイになる、とかセックスをしないといけないとか、そういったメディアから流れてくる情報に惑わされないで。セックスの在り方も多様化しています。『周囲にどうみられるか』ではなく、自分がどうありたいか、を考えるようにしてほしい」

とお話されていました。

これからの時代は自分の欲求を伝えていい、伝える努力こそ必要

さらに、夫へ自分の本当の気持ちを伝えることができない、嫌なことを嫌だと言えない、というお悩みには

「日本人女性は『自分さえよければ』と感情を閉じ込めてきた。でも、これからの時代はそうじゃない。そろそろ“自分の欲求を伝える努力”をした方がいい」

とお話され、深く納得しました。ついつい「察してほしい」「分かるだろう」と女性は考えがちですが、伝えなければ相手には伝わりません。波風を立てたくないと口をつぐめはそれはなかったことにされてしまうんですよね。波風が立つことを恐れずに伝える“努力”が今こそ必要なのだと強く感じました。

女子組を担当している編集デスクの方が

「朝日新聞の夕刊で女性の性について取り上げることに関してはいろいろなご意見もあります。ですが、これは必要なことだと信じて、続けられるように努力し続けたいと思っています」

と仰ったのが、とても印象に残りました。

イベントでは酒井順子さんと村山由香さんのプライベートな性にまつわるお話もたくさん聞くことができましたが、それは会場にいた人たちだけのお楽しみ…。ですが、本の巻末の特別対談でもかなり赤裸々にお話されていますので、気になる方はぜひご覧ください。

『オトナの保健室』はWOMeの読者の皆さんにこそ、読んでいただきたい一冊です。これを読めば「自分だけじゃない!」ときっと勇気づけられると思います。秋の夜長の一冊にぜひ加えていただければと思います。

ちなみに、オトナの保健室は、朝日新聞のニュースサイト朝日デジタルでも読むことができます。気になる方はまずはこちらでチェックしてみてくださいね。

文/和氣恵子

『オトナの保健室 ~セックスと格闘する女たち~』  (著)朝日新聞「女子組」取材班

オトナの保健室: セックスと格闘する女たち (単行本)

¥ 1,404

セックスレス、不倫、セクハラ、そして世界的なうねりを見せる#MeeToo運動。 誰しも何らか抱える性に関する問題が、識者のコメント、対談、インタビュー、一般読者投稿から赤裸々に語られる。 新規取材の村山由佳さんと酒井順子さんの対談の他、上野千鶴子さん、宋美玄さん、こだまさん、はあちゅうさん、伊藤詩織さん、紗倉まなさんなど各界著名人が登場。 朝日新聞夕刊連載中の人気記事、待望の書籍化。



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