
「結婚しない」という選択と「セックスしない」は別
未婚アラフォーで「結婚はしなくてもいいや」の属性にいる方々に伺いたい。結婚とセックスは別腹だと感じるシーンに遭遇することがありませんか? フルタイムで激務をこなし、アフター飲み会で友人関係も充実。休日は意識高い系趣味を楽しむ。清潔で機能的なマンションに居住区を構え、帰りを待ってくれる猫ちゃんまで飼ったとしましょう。結婚相手に望む年収平均546.6万円(メディケア生命2017年調査)の男性を見つけてもすでに彼女持ち、あるいは結婚済みばかり。「理想のいい男」が半径3メートル以内に出現する確率は減少の一途。年上男はほぼ結婚済み。だからと言って年下に目を向けても少子化の影響か、はたまた草食化の影響か、ドラマのように「先輩に・・ずっと憧れてました」と声を震わせるバンビ青年はほぼゼロに近い確率。
前回の“オンナの天秤”を引っ張り出して、結婚はもういいと決意したアラフォー、オバフォーもいて当然です。
しかし。
私が問題視している「セックスの意欲も封じ込めるのか」問題はどこかで降り掛かってきます。
セックスが恋しい場合、どうすればよいか
一生結婚はしなくてもいいけど、セックスはしたいというのがスタンダードかと思われます。
・激務の合間に、フツフツ湧き上がる性衝動を爆発させたい。
・今夜はなぜか寂しくて涙が出る。誰かに抱きしめてもらいたい。
・冬は寒い。人肌が恋しい。(もちろん男)
・週末ひとりで部屋にいる。一緒にワインを飲んだあと服を脱がされる展開を妄想するが、ワインを飲めない猫しかいない。
などなど結婚はせずとも、セックスが恋しい場合、どうすればよいか。解決策を列挙してみます。
1、マスターベーションの達人をめざす
2、あとくされない関係の異性を探す
3、女性向け風俗を利用する
4、妄想を吹っ切り、修道女のように我慢を重ねる
5、ペットとのスキンシップを増やす
6、スポーツなどで昇華する
どうでしょう? わりとシンプルではありませんか? 最近はirohaシリーズやLCラブコスメなどのセルフプレジャーグッズが進化していますし、面倒なことをせずともサクサクいかせてくれます。不倫はNGですが、未婚男性との交際なしの“ジャストセックス契約”が締結できるならこれまた合理的。契約セックスと言えど、あまりにそれがよすぎると女性側はマジ恋に発展してしまうので傷つくのが怖い人にはおススメできません。ビジネスと割り切って予約しているはずの女性向け風俗ですら、お相手に恋してしまい離れられなくなる事例が多々あるのです。
結婚できない相手とのセックスはそれなりに覚悟が必要。
となると、4番の性の衝動を抑え込んで我慢するのがラクなのか。回答はNO! です。性に関する脳の部位や性器官を10年間使用しないと、退化してしまいます。AI時代の長い人生です。10年後、結婚しない主義が揺らいでしまうほどの理想の男性が登場してしまったらどうします?
結婚とセックス意欲はオンナの天秤でも測るのは難しいのである・・。
参考:イマドキ男女の結婚観に関する調査2017
夫婦仲相談所所長/執筆家 三松真由美
恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。