まるで他人事 妊活に協力しない夫…【夫婦問題お悩み相談室 #29】 | 大人のワタシを楽しむメディア
まるで他人事 妊活に協力しない夫…【夫婦問題お悩み相談室 #29】

まるで他人事 妊活に協力しない夫…【夫婦問題お悩み相談室 #29】

夫婦問題カウンセリングのご相談の中で、多くを占めているのが「妊活」に関する悩みです。金銭面、体力面、精神面で負担が大きく、一人で抱えるにはとても重たい妊活問題。今回は、そんなケースに直面している妻からの相談です。


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【お悩み】妊活に協力してくれない夫。どうしたら自分のこととして受け止めてくれますか?

私38歳、夫40歳の夫婦です。ただいま妊活中ですが、なかなか授かりません。検査したところ、私に特に問題はなく、夫の精子の活動量に少し問題がありました。なのに、夫はタバコもお酒もやめず、運動もしません。生活スタイルを改善してほしいのですが、「子どもは天からの授かりもの」とまるで他人事のよう。排卵日に限って、深夜まで残業です…。どうしたら自分のことと捉えて妊活に協力してくれるようになるでしょうか。( Aさん・38歳)

「私の気持ちを理解してくれない」と苦しむ妻

結婚したら、自然に赤ちゃんに恵まれると思っていたけれど、なかなか妊娠の兆候が見られないと、気持ちに焦りが出てきますよね。妊娠できなくて、ただでさえ苦しい思いでいるのに、ご主人が協力的でないと、不安が増して、情緒も不安定になりがちです。

カウンセリングの現場でも、「妊活」に関する悩みは多く寄せられます。

「夫が私の話をぜんぜん聞いてくれない」
「もっと協力してほしいのに、まるで他人事のよう」
「夫も当事者のはずなのに、自覚がなさすぎる」
「あまりにも非協力的でイライラする」
「なんで私ばっかり、こんなに苦しまなくちゃいけないの」

まるで判を押したかのように一致した妻の心の声です。

赤ちゃん誕生に備えるためにも、本来ならもっとゆったりと構えて、備えてほしいのですが、そんな心境とはまったく反対の感情が渦巻いて、もんもんと苦しんでいる様子が伝わってきます。

「早く赤ちゃんを授かりたい」と焦る気持ちは、さらに不安な気持ちに拍車をかけます。
その感情は、誰よりも理解してもらいたい相手。つまり身近にいるパートナーに向けられます。
いちばん理解してほしい人にわかってもらえない…。
今までと変わらず、仕事に専念し、仕事(残業)や遊びに夢中になっている夫を目の前にして、絶望的な気持ちになってしまうのです。

子どもを産む性と産まない性の違い!?

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残念ながら、子どもを産む性ではない男性は、女性ほどの自覚はありません。
女性には女性にしかない思考と感覚があり、子どもを守り育てる母性が、もともと備わっています。

ですから、夫は、妊娠や育児にまつわる妻の気持ちはほとんど理解できていないと言っても過言ではありません。こと妊活に関しては、夫は「わかってくれない人」と思うくらいでちょうどいいかもしれません。
そこを躍起になって、自分と同じように理解してもらおうと思っても、それは難しく、かえって溝を生んでしまいます。

女性は「共感」を求める生き物です。
もっと歩み寄ってほしいのに、夫はちっともわかってくれない、と相手を責めてしまいたくなりますよね。

ですがそこが落とし穴なのです。

本末転倒の結果を招いてしまうケースも

Aさんの焦る気持ちはわかりますが、夫にそれを求めるとよい方向には向かいません。
ご相談に見えた、妊活に悩む夫婦の例を紹介します。
このご夫婦は、30代後半の妻と40代前半の夫でしたが、どうしても赤ちゃんがほしいと望み、妊活をスタートしました。
ですが、思うような結果が出ず、妻からは執拗に強要され、喧嘩モードに突入し、どうしていいかわからずに、夫側からカウンセリングの申込みがあったのです。
常に妻から監視されているようで、いたたまれなかったそうです。

本当は仲良しカップルだったのに…
ふたりの間にかわいい赤ちゃんがほしいと、単純に願っていただけなのに…

本末転倒の結果を招いてしまいました。

嫌なことがあると逃げたくなってしまうのが男性です。
こちらのご夫婦は、第三者に相談することで結果的に夫婦仲は改善しましたが、このようなケースは決して珍しくありません。

「家族」に求めるものは何か根本に立ち戻る

Aさんが思い描く「結婚」「家族」とはなんですか。

多くの人か望んでいるのが、幸せにあふれる家庭です。
愛に満ちた、いつも笑顔の絶えない家庭です。

その家庭に、子どもはいなくてはならないものなのでしょうか。

ご存知のように、世の中には、子どもがいる家庭。子どもがいない家庭。
子どもを産まない選択をする家庭。子どもが授からず、養子を育てている家庭。

本当に様々な家族の形があります。

Aさんが、人生で大切にしているものは何か、今一度考えてみてください。

子どもに恵まれず、養子を育てたり、子どもに関する仕事やボランティアに就くご夫婦もいます。

Aさんが考える「家族」の形を、本気の言葉と想いでご主人に伝えてみてください。
そして、その想いを夫婦で共有できたらとても素晴らしいと思います。

Aさんの真意に触れたとき、ご主人は、耳を傾け、自覚が芽生え、行動に変化が出てきます。今は、Aさんの想いがご主人に届いていないだけかもしれないですね。

「妊活」だけに焦点を当てるのではなく、俯瞰で長期的に自分たちを眺めてみると、その後に続く行動といま何をすべきかが見えてきます。
大切にしたいことがわかると、ふたりで幸せに向かって進むことができますよ。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳

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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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