【#FocusOn】「セックスレスの状態がなぜ不満なのか考えてみてください」医学博士 山下あきこさんインタビュー<最終回>

【#FocusOn】「セックスレスの状態がなぜ不満なのか考えてみてください」医学博士 山下あきこさんインタビュー<最終回>

前回は“男女はなぜすれ違ってしまうのか”ということについて医学博士の山下あきこ先生に教えていただきました。今回は“セックスレスは脳科学で解消されるのか”というお話です。インタビュー最終回です。


自分がパートナーに求めていることがわかると解決策がみつかる

前回の記事はこちらから

――セックスレスが社会問題にもなり、WOMeでも読者の関心の高い話題のひとつです。セックスレスは脳科学で解消されるのでしょうか?

まず、パートナーに何を求めているのか、ということを考えて欲しいと思います。愛情なのか、気持ち良さなのか、スキンシップなのか…それによって解決法は変わってくると思うんです。もしも気持ち良さだけなら自分で解消することもできるし、スキンシップがしたいだけなら手を繋いだりハグしたりするだけで満足するかもしれない。愛情だとしたら、余計にセックスでは解消しないですよね。自分が相手から愛されている実感が欲しいわけなので…その愛情を確かめるためにはどうしたらいいのか考えることになると思います。

――なるほど…確かにセックスレスの状態そのものがすべて悪いことではないですもんね。メディアが「セックスレス=悪」のように煽っている部分もあるかもしれませんね。

そういう側面はあるかもしれませんね。そもそもセックスが好きじゃない人だってたくさんいるだろうし、それでいいんですよね。それに年齢を重ねたらセックスに興味がなくなっていく人も多いです。なので、例えばパートナーから求められなくなったからって愛情がなくなったわけでも、女性として見られていないわけでもないかもしれません。

――しかし、愛情が欲しい、と思っている場合にそれを得るのはなかなか難しいですよね。どうしたらいいんでしょうか?

相手から自分がして欲しいと思っているものを得るためには、まずは自分がしてあげることです。自分が欲しい言葉をまずは相手に投げかける。自分がして欲しいことをまずは相手にしてあげる。自分がしてないのに、相手に求めるのは…それにそもそも“今あるもの、持っているもの”に目を向けて欲しいな、とも思います。「○○してくれない」ばかりに目を向けるのではなく、すでに今、当たり前のようにパートナーがしてくれていることに感謝する。

――あー…本当にそうですね。ついつい欲張りになって、もっともっととなってしまいます…。それこそ病気もせず、毎日会社に行って帰って来てくれるだけで感謝できますよね。そう思うと。

そうですね! そういう風に思考を変えていけるときっと自分が楽にもっと幸せになると思います。

――確かにそう思います。これから山下先生がやっていきたい活動などについて教えていただいてもいいですか?

自分の自律神経がどんな状態にあるのか分かる器械がある

もう私いっぱい夢があって…(笑)みんなが健康になれる、病気にならないプログラムをつくって、今は主に福岡で教えているのですが、東京にもスタジオを持ちたいと思っています。そして、そこでダイエットや認知症予防や禁煙のクラスなどを開催したいなあって。

――ぜひぜひ東京にスタジオを作ってください!

はい! あと、今日持ってきているんですが…自分の自律神経を図る「SQ‐bar」という器械を共同開発して医療者向けと個人向けに販売しているんです。ストレスチェックができますよ。やってみませんか?

――え! なんですかそれ! 興味津々です。やりたいです!

今自分がどういう状態にあるのか、ということに気が付くことができるんです。交感神経と副交感神経の状態がわかるので、自分が今どうしてこういう状態なのかわかって安心できるし、対処することもできるんですね。交感神経が高ぶっているからイライラしているのか、じゃあ深呼吸してちょっとリラックスしよう、とかね。とっても簡単に計測することができるので、さっそくやってみましょう。正しい数値を出すためにあまりお喋りせずにリラックスした状態で軽くバーを握ってください。

――…なんか…緊張してきた…交感神経が優位になっているような気がします(笑)

2分程度で結果がでますよ(笑)

すごくバランスのとれた良い状態です。4つのタイプに分かれるのですが、Aのハツラツ型で交感神経と副交感神経が両方とも高くて頑張る力があって、適度にリラックスもできています。とってもいいです。

――安心しましたー(笑)これは本当にいいですね。先生のサイトに問い合わせたら入手方法がわかりますか?

はい。ぜひ問い合わせてください。

――他に先生がやっていきたいことはありますか?

マインドフル健康士の普及ですね。私と同じように皆さんに指導できるような人を育成しようと“マインドフル健康士”という資格をつくったんです。一人でも多くの人にマインドフルヘルスのメソッドを知ってもらって病気になる人をなくして、健康寿命を延ばしていただきたいと思っています。

――未病ですね! 私もまずは自分の思考のクセに気が付いてココロとカラダを整えていきたいと思います。今日はありがとうございました。

ありがとうございました!

文/和氣恵子、撮影/鈴木志江菜

医学博士、神経内科・内科医師 株式会社マインドフルヘルス代表
山下あきこさん

1974年佐賀県生まれ。医学博士、神経内科・内科医師。診療や研究を行う中で、高齢になっても自分らしく生きるための方法を模索し続けてきた。2016年に健康習慣を身につけるサービスを提供したいと考え、株式会社マインドフルヘルスを設立。主に健康や自己実現に関するセミナーや研修を企業や一般向けに行い、行動変容を促すスキルと正しい知識を提供している。マインドフルネスVRを楽しめるスマートフォンアプリの開発・配信も手がける。
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