「妻の意見を聞かない夫」にはどう対応する?【幸せ夫婦コミュニケーション術 #92】 | 大人のワタシを楽しむメディア
「妻の意見を聞かない夫」にはどう対応する?【幸せ夫婦コミュニケーション術 #92】

「妻の意見を聞かない夫」にはどう対応する?【幸せ夫婦コミュニケーション術 #92】

家族でお出かけするときも自分のやりたいことばかり優先して、何か言ってもまったく耳に入れてくれない。こんな夫についていくのは疲れますよね。妻の意見を聞かないのは、「自分が正しい」と無意識に思い込んでいるから。「妻」ではなく「一般的」な意見として話してみると、ミスを嫌う男性は関心を持ちます。どんな対応をすれば良いか、お話します。


「妻に従うのがイヤ」な夫の心理

たとえば、家族で遊園地へ行くことになったとき。「このルートで行こう」と夫が言うのは渋滞がひどいインターチェンジを通る高速道路。「一つ手前で降りて、下道を走ったほうが早く着くよ」と言ってみたら、ムッとしたように「下道だと時間が読めない」とブツブツ言う。

こんな夫の態度にはうんざりしますよね。自分のやり方以外は認めない、ほかの意見を受け入れたくないのは、「俺の考えが一番良い」というプライドがあるから。その裏には、「あなたに任せておけば安心ね」など褒めてもらいたい気持ちが隠れています。

妻の言っていることが正しい、そうしたほうが良いと思っても、素直に従うのは何だか悔しいし、気が付かなかった自分が恥ずかしくも感じるので聞き入れることができません。不都合があっても、「自分のやり方を通すこと」に意地になります。

ですが、褒めてほしいと思っても、結局妻の意見を無視してしまえばそんな言葉は出てきませんよね。「あーあ、やっぱり渋滞にはまっちゃった」とため息をつかれ、イライラだけが残ります。

こんな夫には、妻ではなく客観的な意見として話してみるのがおすすめです。「この道を通っていくほうが早いらしいわよ」と言いながらスマホを差し出してみると、夫の頭からは「妻に従う」意識が外れて目を向けやすくなります。

「ミスをしたくない」男脳を利用する

「そうね、そのルートが一番わかりやすいわね。でも、調べてみたらそのインターチェンジはいつも渋滞するらしいから、“みんな”ひとつ手前で降りて下道を走るらしいわよ」

こう言いながら、下道を走るルートをスマホで出して見せる。

「みんな」という表現で「大多数が選ぶやり方」を言われると、ミスをすることが嫌いな男性は「俺の選択は間違っているかも」と不安になります。「みんな」が選んでいるならそちらを検討したほうが良いと思い、とりあえず見てみようという気になるのですね。

大切なのは、「あなたの選択も間違いではないけれど」と最初に認めてあげること。自分もそれには賛成するけど、こんなやり方もあるみたいと示すことで夫の抵抗感をなくし、スムーズに聞き入れることを促します。

単純に「こっちのほうが早いと思うよ」と言うと、内容の前に「妻の意見」というフィルターがかかります。プライドが高い夫の場合はそれだけで聞く耳を持たなくなり、自分の意見に固執することも。

「妻に従うようでイヤ」「俺の選択はすごいと褒められたい」。こんな“男脳“は、「みんな」という自分より大きなものの意見には関心を持ちます。それを利用し、まずは「妻」としてではなく「みんな」の立場を使いましょう。

「褒められたい」欲求を満たしてあげる

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一家の大黒柱として、夫は常に自分が家族をリードしていくことを考えます。遊園地に行くなら間違いのないルートでさっと移動し、「ありがとう」「さすがだね」と家族に言われたい。認められることで自分の存在意義を見出す男性は、ときに柔軟性を欠いて「認めさせたい」気持ちが強くなることがあります。

妻が「あなたに任せたら安心ね」と言ってくれると思ってルートを伝えてみたのに、返ってきたのは「こっちのほうが……」と自分の意見を否定する言葉。妻のほうには決してそんなつもりがなくても、期待する対応ではなかったことでまず夫はカチンときます。

「妻に従うのがイヤ」と思うのは、妻を下に見ているわけではなく「褒めてくれないから」。「さすがだね」と言われた上で「こっちのルートはどう思う?」と続いたら、夫は気分よくそちらを検討する気になれます。

「どう思う?」は男らしさを刺激する言葉。意見を求められるのは頼られている証であり、ふたりで話し合って妻の提案したルートに決定したとしても、「良かった。これで安心ね」と妻の笑顔を見れば夫は満足します。

男心は面倒くさい!?

「いちいち褒めてあげないといけないの?」とうんざりする妻もいるかもしれません。確かに、夫のプライドを満たしてあげないと自分の意見を聞いてもらえないなんて大変だし面倒くさいと感じますが、それでも、夫と衝突を繰り返して消耗するよりは前向きだと思います。

「褒める」「認める」を続けることで、夫の中から「妻に従うのがイヤ」の意識が消えていきます。受け入れてもらえることを実感するとプライドが引っ込んでいくので、自分の意見を否定されないことで妻への信頼も増していくもの、と考えましょう。

まずは夫の意見を認めてあげて、「みんな」と客観的な意見から入り、ふたりで話し合う。目指すのはお互いの気持ちを尊重しあえる姿勢です。褒めることで夫が満足することを忘れず、前向きな時間を心がけてくださいね。

幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり



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この記事のライター

「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。

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