【#FocusOn】男性は大切な人のスーパーヒーローになりたいの 森田敦子さんインタビュー<最終回>

【#FocusOn】男性は大切な人のスーパーヒーローになりたいの 森田敦子さんインタビュー<最終回>

腟周りのケアの重要性を知り、「アンティーム オーガニック」というブランドをプロデュースする日本の植物療法士 第一人者の森田敦子さん。これまで腟まわりのケアがいかに大切かということについてインタビューしました。最終回は男女のコミュニケーションについてです。


男性には“すがれ”ば良い

前回までの記事はこちらから

―先ほどセックスに関してパートナーとどんなセックスがしたいのか、どんなのは嫌なのか、どういうことをすると気持ちが良いのか、などについて話をするのが大切である、というお話がありましたが、アラフォー夫婦は普段の生活の中でも忙しくてすれ違うことも多く、コミュニケーション不全に陥っていることが多いと思います。

そうですね。そう思います。「これをしてくれない」「またやりっぱなし」「言わなくても見てればわかるでしょう」などと言って、本当は話さなきゃいけないことを話していない。それどころか、して欲しいことを口にしていないのに「なんでやってくれないの!」「このくらいやってよ!」「なんでいつもちゃんとできないの⁉」などと言ってしまいがちですよね。でもね、言い方を変えて「○○やって欲しいな」とお願いしてみてはいかがでしょう。男性にはね“すがれ”ばいいんです。

―ええ! すがるって…仕事もして、子育ても家事も多くの家庭では女性が行っていると思います。その上、男性にすがらなければいけないなんて…プライドが許さないという女性は多いと思います。

ふふふ。そうですよね、よく分かります。でもね、男性はね大切な人のヒーローになりたい部分があると思うんです。男性は小さい頃からスーパーヒーローが好きでしょう? 「○○―!助けてー!」と叫ぶ困った人たちを救うヒーローが。ですが実は男性ってすごく弱いんです。女性の方が圧倒的に強い、古代から男性自身がそれをわかっていて、そのために女性を力で押さえつけてきたところもあるんじゃないかしら。

昔の日本人は女性がとても強いことをよく分かっていましたよ。日本で一番偉い神様は天照大神(あまてらすおおみかみ)で女性です。卑弥呼だってそうです。女性は育み産む性です。そのエネルギーは圧倒的なんです。エネルギーというのは強いところから弱いところに流れます。高いところから低いところへ水が流れるように。なので、女性が男性にエネルギーを与えてあげればいいんです。

―なるほど…

「今日はすっごく疲れてヘトヘトでご飯作る気力もないのどうしよう…」と可愛く甘えるすると男性は「俺はいま頼られているんだ! なんとかしなきゃ!」とやる気をだしてくれたり「手がカサカサで痛いの…お風呂掃除してくれたら嬉しいな」と言えば「よし! 任せとけ!」となってくれたりするかもしれません。

それを、「毎日毎日なんで私バッカリご飯をつくらなきゃいけないのよ!」「お風呂くらい洗ってくれてもいいんじゃない?」などと言ってしまう…それじゃあやる気が起きないどころか否定されているだけだと感じてしまいます。

ヒーローになれるチャンスを潰してしまっているんです。すごくもったいないことです。男性がしてくれたら「嬉しい―!!さすがあなた最高ね。大好き。私はあなたがいなくちゃ生きていけない!」と喜ぶ。そうすると男性は「大切な人のヒーローになれた!」と満足してもっともっと頑張ってくれると思いませんか…?

―だんだんわかってきました(笑)

オトナの女性としてのインテリジェンスを持った言葉遣いを覚えること

WOMe世代のオトナの女性にはオトナの言葉遣いを味方にすべきだと思っています。オトナだからこそ相手に配慮し、自分の希望を叶える話し方ができるはずなんです。そこに嘘は必要ありません。パートナーに何の感謝の気持ちも持っていない、という人は少ないと思います。「毎日働いてくれてありがとう」「保育園に連れて行ってくれてありがとう」「休日、子どもと遊んでくれてありがとう」など、なにかしら感謝の気持ちがあるのなら、まずはそれを言葉にしてみる。

ついね、忙しいしパッと反射的に言葉を口にしてしまいたくなるのはわかります。クタクタで帰ってきて夫は先に家にいるのに、洗濯物は干しっぱなしだし、ご飯はもちろんできていない、そんな状態に「なんで洗濯物くらい入れておいてくれないの!?」と思うのは当然です。

そして相手を傷つけるような潰してしまうような一言を付け加えたくなる「役立たず!」とか「なんで洗濯物を入れることすらできないの!?」とか…でもね、その言葉をグッと飲み込んで、なぜ怒っているか考えてみる。「自分より先に帰っているのに洗濯物を入れてくれていない。自分ばっかりやらなきゃいけないなんて悲しい、辛い」という気持ちですよね。なので、伝え方を変えるんです。「すっごく疲れたから、洗濯物を入れておいてくれたら嬉しいんだけどなあ」そう言えば「そうか、洗濯物を入れておいたら嬉しいのか」と男性は気が付いてくれるはず。

―本当にそうですね。つい悪い方のコミュニケーションばかりとってしまいますね。

それじゃあお互いにとって良いことなんて全然ないです。もったいないです。

―セックスに関してのコミュニケーションはどうですか? 疲れていてしたくない…とか、本当はこういうセックスがしたい…という要望を言いたいときは。

セックスがしたくないな、と思っている時、例えば産後などはそうですよね。その時は「もうちょっと待ってね。今、子どもを産んだばかりだからカラダがセックスを受け入れられないの。でも私だって早くふたりの時間をすごしたいから待っててね」と言う。自分がどんなセックスがいいのか、と言うことを伝える時には相手を否定したり今までのセックスが良くなかった、ということを言うのではなくあくまで自分のこととして「年齢で今までとカラダが変わってきたみたい、こういう風にしたら気持ちが良いかも」とか「最近疲れているからゆっくりしたスローセックスがしたいな」などと話してみてはどうでしょうか。

オトナの女性としてのインテリジェンスをもって、女性特有の柔らかさや優雅な雰囲気をまとってコミュニケーションをとることはとても大切ですよね。

―大変勉強になります。

私たちオトナの女性が幸せだと世界は平和になる

お母さんは一家の太陽ですよね。お母さんがニコニコ幸せそうにしている家庭はお父さんも子どもたちも幸せそう。幸せな家庭で幸せに過ごしていたら、社会に出た時でも人に優しくなれると思いませんか? 優しい人が増えたら世の中は平和ですよね。世界平和は女性の幸せにかかっていると言っても過言ではありません。

―本当にそうですね…。

私たちオトナの女性が幸せで健康であることがとても大切なんです。オトナの女性は人に幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を幸せにすることができる人です。そのためにもまずは女性として一番大切な腟まわりのケアをスタートさせて潤わせてほしいと思います。良い腟まわりをもって幸せホルモンを出して、幸せを感じるツボを潤わせて大切なパートナーや子どもたち、友人や同僚を幸せにしてあげて欲しいと思います。たくさんのエネルギーを人に与えてあげるために、まずは自分がきちんと潤い幸せである状態になってくださいね。

―女神様のように優雅。それでいて小さな子供のようにチャーミングな一面もお持ちの森田さん。アラフォーだけでなく、すべての女性にとって腟まわりのケアはココロとカラダに影響を与える大切なことだと強く感じました。ぜひ怖がらず今日から始めてみてくださいね。

文/和氣恵子、撮影/鈴木志江菜

植物療法士 森田敦子さん
日本における植物療法の第一人者。 CA時代にダストアレルギー気管支喘息を発病したことがきっかけで、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学び、劇的に改善。帰国後は、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するためサンルイ・インターナショナルを設立。女性のためのケアブランド「INTIME ORGANIQUE
(アンティーム オーガニック)」の商品開発などを手掛ける。腟まわりのケアの重要性を説いて話題となった著書『潤うからだ』は発行部数5万部を突破。
森田敦子さんの記事はこちらから



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