40代からの「もの忘れ」「記憶力低下」予防トレーニング!【更年期は人生が輝くチャンス #37】

40代からの「もの忘れ」「記憶力低下」予防トレーニング!【更年期は人生が輝くチャンス #37】

「忘れないようにと書いたメモの行方が分からない」「うっかりミスが増えた」「一体私はこの部屋に、何を取りに来たんだっけ?」。そんな経験はありませんか? 実は、「記憶力の低下」や「もの忘れ」は、女性ホルモンの低下によって増加することがわかっています。今回は、更年期によくあるこれらの症状について、予防・改善するトレーニング方法をお伝えします!


更年期の「記憶力の低下」や「もの忘れ」はどうして起こる?

「最近、忘れっぽくなってしまった」
「うっかりミスが多くなった」

更年期には誰もがこのような経験をするでしょう。

脳の働きは、誰でも加齢とともに少しずつ衰えていきます。しかし、女性ホルモンが急激に低下する更年期は「記憶力の低下」や「もの忘れ」がさらに激しくなる場合があります。それは、女性ホルモンが脳の記憶や認知を保つ役割を果たしているためです。また、女性ホルモンは血管の柔軟性を保つ役割もあるため、それが低下する更年期は、通常よりも脳への血流が悪くなることもあります。また、更年期症状によって眠りが浅くなったり夜中に何度も目が覚めてしまったりと睡眠の質が悪くなると、脳にも影響を及ぼします。

「もの忘れ」と「認知症」の違い

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「もの忘れ」を頻繁に経験すると、「もしかして私は若年性の認知症なのかしら?」と不安になりますよね。そこで、更年期によるものと認知症の場合の「物忘れ」の違いを見て行きましょう。

▼更年期の「もの忘れ」の特徴
・「もの忘れ」をしているという自覚がある
・日時や場所、家族の顔が分かる
・ものごとの一部分を忘れるので、何かヒントやきっかけがあれば思い出す
・「もの忘れ」は進行しない

▼認知症の「もの忘れ」の特徴
・「もの忘れ」をしているという自覚がない
・日時や場所、家族の顔などが分からなくなる
・ものごと全てを忘れてしまうので、ヒントやきっかけがあっても思い出せない
・「もの忘れ」が進行する

このような違いがあります。
「最近、忘れっぽくなってしまった」という自覚があるということは、更年期によるものかもしれません。

脳を鍛えることはできるのか

筋肉は使えば鍛えられ、カラダを若々しく保ってくれます。

実は脳も一緒で、脳の若さを保つためには、脳を働かせることが非常に大切です。最近では「脳は鍛えれば一生成長し続ける」という研究もあります。
逆に、脳は使わなければ、どんどん萎縮してしまうことも報告されています。

「もう年だから忘れっぽくなるのは仕方がない」とあきらめてしまうのは危険です。

実際に脳は使えばどんどんよくなるのですから、頭を働かせて脳の機能を向上させていきましょう!

「記憶力の低下」や「もの忘れ」に対する3つの予防トレーニング

日々受けるさまざまな刺激に対して、反応をすることで脳は鍛えられます。

その1:表現する
脳を鍛えるトレーニングでおすすめなのは「表現すること」です。日記を書く、文章を書く、声に出して本を読むなど。これらを行うには、自分の頭で考えて、思い出し、整理し、判断して、筋肉を動かすことが必要です。自分の考えをまとめて表現するのは脳にとって非常にいいトレーニングです。

その2:積極性を持つ
料理や裁縫など自分の頭で考えながら集中してできる趣味を持つ。パソコン操作や携帯電話やテレビの録画などを人まかせにしないで、自分で使いこなす努力をする。苦手だからといって人任せにしないで、「脳を成長させるチャンス!」と思ってぜひチャレンジしてください。

その3:十分な睡眠をとって脳を休ませる
脳の働きを活発にするためには休ませることも大切です。そのために十分な睡眠を取りましょう。

脳を鍛えるには運動すること

カラダを動かすと血流が良くなります。すると、脳への血流もアップします。

また、筋肉を動かすことは脳にとって非常にいい影響を与えます。忙しい生活の中に運動の時間をプラスするのは大変だし現実的ではない! という方は、日常生活の中に運動習慣を落としこんでしまいましょう。

例えば、仕事に行く時や買い物に行く時はできるだけ大またで早歩きで歩く。エレベーターやエスカレーターではなく階段を使って移動する、などです。毎日の習慣の一工夫で、脳の若さを保っていきましょう。

NPO法人ちぇぶら代表理事 永田京子



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この記事のライター

ピラティスや産後ケアの指導者として活動する中で、40代の受講者たちの声を受け更年期を迎える女性をサポートする「ちぇぶら」を設立。

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