もうしたくない!! 夫との夜の営みが苦痛です…【夫婦問題お悩み相談室 #32】

もうしたくない!! 夫との夜の営みが苦痛です…【夫婦問題お悩み相談室 #32】

結婚生活の悩みとして「セックスレス問題」が取り上げられることの多い昨今ですが、必ずしも「セックスレス」に不満を持つ人ばかりではありません。中には、セックスが苦痛で仕方ないというケースもあるのです。その理由とは? 解決策は? 一緒に最善策を探ってみましょう。


【お悩み】独りよがりのセックスを求める夫。苦痛で仕方ありません

結婚して15年。夫とセックスをして気持ちがいいと思ったことがありません。夫はいつも自分がしたいときに独りよがりなセックスをしてきます。私にどうしてほしいか、などと聞いてくれることはありません。世の中の夫婦がセックスレスに悩んでいると聞きますが、私はむしろセックスレスになってほしいです。どうしたらこの状態から抜け出すことができるでしょうか。(Nさん・41歳)

セックスレスの定義と実態

Nさんは、夫とのセックスが苦痛なのですね。

・気分次第でしたいときにする
・独りよがりなセックス
・気持ちがいいと感じない

そんなセックスを強要されて、つらい胸のうちをお察しします。

夫婦問題のご相談を受けていると「セックスレス」に悩む夫婦が大勢いますが、Nさんのように「夫とのセックスが苦痛」だと悩んでいる妻も少なくありません。「夫とはしたくない」のが本音のようです。

日本性科学会によると、セックスレスの定義は、「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ないこと」とあります。「セクシャル・コンタクト」とは、手をつないだり、キスやマッサージなどのスキンシップが含まれます。

人間の三大欲求は「食欲」「性欲」「睡眠欲」ですから、セックスも大切な要素であることに違いはありませんが、年代や男女の性差によって差がありますし、実際には1ヶ月以上性交渉を持たない夫婦は、日本の場合、相当な割合で存在しているのも事実です。

定義を指針にせず、自分たちらしさを大切にする

一般的に「セックスレス」という言葉にあまり良いイメージはなく、「夫婦仲が悪い」「不幸せ」という印象を受けがちですが、そうとは限らない、というのが筆者の考えです。

夫婦間や結婚の形に「こうでなければならない」といった決まった形などありません。ライフスタイルや職業によっても、セックスの頻度や内容は異なります。実際、セックスのない結婚生活でも、お互いに納得し、愛情を確認しあっている夫婦も存在します。
定義を指針にするのではなく、自分たちにとっての心地よいスタイルを目指してほしいと思っています。

さて、Nさんの場合を考えてみましょう。

セックスは相手があって成り立つコミュニケーションのひとつです。夫が妻に対して、性欲のはけ口としてしか捉えていないのだとしたら、それは寂しいことですよね。

いまのセックスが辛くて、「むしろセックスレスになってほしい」と願っているNさんですが、本当のところはどうでしょう。

Nさんの場合、セックスそのものというより、ご主人のやり方や言い方、態度が気に入らないのではないでしょうか。独りよがりでマイペース。そこに愛情を感じることのできないところに、大きな不満を抱いているように感じました。

自分の心の声と向き合い、パートナーに伝える

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誰でも、愛のないセックスの相手をするのはいやですよね。
自分勝手な相手に付き合うのはやはり無理があります。長い期間我慢を強いられる生活は、少しずつ不満がたまっていき、いずれ爆発します。無理は長続きしませんし、自分の心には嘘はつけないのです。

Nさんが考えるセックスとは何でしょう。
相談内容に、「夫は、私にどうしてほしいか、などと聞いてくれることはありません」とありますが、Nさんから、ご主人に「こうしてほしい」とリクエストしたことはありますか?

夫のセックスが嫌いなら、どんなセックスならいいのか、希望を伝えたことはありますか??
もしあれば、Nさんの想いを伝えてほしいと思います。
本当はどうありたいのか、本当の自分の気持ちと向き合ってみてください。そしてパートナーに伝える勇気を持ってくださいね。

自分の気持ちを明確化し、専門家に頼るのも一案

日本は性教育に関して遅れている面があり、アラフォー世代は、教育の中で学んで来なかった経緯があるので、残念ながら情報や知識に関して疎いと言わざるを得ません。

ネットであれこれ検索してみても、自分にあった情報が手に入るとは限らず、むしろ多くの情報に振り回されて自分を見失ってしまう側面もあります。

そんなときは、それぞれの事情に丁寧に具体的に対応してくれる専門家に相談するのも一案です。
日本は、昔と違って、セックスカウンセラーや性セラピスト、アドバイザーなど、性に関する専門家が大勢揃う恵まれた世の中になりました。

セックスの相談をすることは決して恥ずかしいことではありません。視野を広げることで、解決策が見つかることがあります。専門家は、様々な事例を把握しているので、ぜひ積極的に情報収集してください。

できれば、それらの情報を夫婦で共有してほしいと思います。ご主人は案外勘違いしているだけかもしれません。妻も満足しているだろう、これでいいんだと思い込んでいることも考えられますから、「私が教えてあげる」くらいの気持ちで臨んでくださいね。
我慢はタブー。諦めなければ、今の状態から抜け出すことができますよ。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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