人生100年時代 夫婦で考えておきたい心構え【幸せ夫婦コミュニケーション術 #99】

人生100年時代 夫婦で考えておきたい心構え【幸せ夫婦コミュニケーション術 #99】

【人生100年時代の夫婦の在り方】これからの時代、人生は100年と言われています。子どもが60歳で巣立ったとして、そこからの40年を夫婦ふたりで過ごすとして、どんな心構えでいたらいればいいのでしょう。幸せ夫婦コミュニケーションコラムニストひろたかおりさんに教えていただきました。


「人生100年時代」長寿社会といわれて久しい現代ですが、夫との関係はこれから先40年、50年と続いていきます。夫婦としてどう生きていくか、または関係を終わらせて新しい道を歩んでいくのか、自分の生き方についてふと立ち止まる瞬間もあるかもしれません。

人生100年時代のいま、夫婦が考えなければいけないことについて、幸せ夫婦コラムニストのひろたかおりさんに教えていただきました。

終わらせない限り続いていく「夫婦」としての関係

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今の夫は、好きで結婚した相手。いろいろあったけど、何とか一緒にやってこれたしこれからも共に過ごしたい。お互いにそう思えるのが一番ですが、妻の中には離婚するタイミングを考えている、という人もいるかもしれませんね。

夫婦としての関係は、終わらせない限り死ぬまで続きます。「このままでいいのかな」と悩みながら過ごすには、これから先の40年、50年は果てしなく長いもの。流されるまま生きてしまい、気がつけば身動きのできない状態まで年をとってしまっていても、人生は巻き戻せません。

今のままで良いにしろ、いずれ関係の解消を考えているにしろ、みずから動かない限り現実は変えられません。40代は、いわば人生の折り返し地点。これから始まる新しい40年、50年をどう迎えるか、もう一度しっかり考えてみる必要があります。

子どもが巣立ったあと、どう過ごすか

たとえば子どものいる家庭なら、就職や結婚などでいずれは家を出ていきます。これまでは子どもの話題が中心で過ごしてきた夫とも、巣立ったあとはまたふたりの生活に戻り、老いていく時間をふたりで迎えることになります。

ゆっくり過ごせる時間ができる反面、定年を迎える仕事や親の介護など、新しい問題もまた出てきます。それらも夫婦ふたりで考えなければならず、子どもが家を出たあとでも夫との関わりは深く続くのです。

「これからもこの人と一緒にいたい」と思うとき、確かめたいのは夫の気持ちです。熟年離婚という言葉がありますが、子どもが出ていったあとで夫のほうから離婚届を渡されるパターンも多くあり、そんな事態を避けるためにも「夫も同じ気持ちだろう」と決めつけるのではなくきちんと話し合う姿勢を持つことが重要です。

これまで忙しくてあまり夫婦としての会話が少なかったとしても、改めて向き合うことはできます。子どもの今後について道筋が見えてきた時、夫に「これからのことだけど」と切り出し、どんな考えを持っているか確かめましょう。

子どもがいない家庭も同じです。生活は変わらないとはいえ、40代以降は体力の低下など自分たちの身に変化が起こります。夫婦ふたりなら、老後の過ごし方やお互いの介護、親族のことなど、話し合うことはたくさんあるはずです。

ふたりきりということは、逆にいえば時間やお金を好きなように使えるメリットがあります。自分たちのために、どう過ごすか。改めてお互いの考えを確認する機会を持ちましょう。

離婚したほうがお互いに幸せになれる場合もある

一方で、夫婦の関係を解消し、別の道を歩む人生もあります。夫のことが嫌いでずっと我慢していた場合でも、夫に不満はないけれど自分だけの幸せを追求したくなった場合でも、離婚を考えたときは切り出すタイミングが重要です。

あらかじめ「こうなったら離婚するから」と夫に告げていた場合を除き、離婚を言われる夫は驚くしショックを受けるでしょう。離婚は一方的に進めて良いものではなく、パートナーになるべく理解してもらうのが筋です。不倫や浮気などで夫が明らかに有責の場合は強引に進めたくなりますが、それでも、次の一歩をより前向きな気持ちで踏み出すためには、夫との話し合いを避けるのは賢明ではありません。

夫の仕事が忙しいときや子どもが大変なときに言い出しても冷静に考えることはできません。離婚の意思を告げるのはふたりが落ち着いているとき、ほかに大きな問題がないときが良いでしょう。

たとえば夫から義母の介護について相談があったなど、今後について新しい話題が出たときもチャンスです。夫の今後に自分は関われないことは、何かが決まる前に伝えておく必要があります。

「今さら離婚なんて」と、夫や親族、周りから反対される場合もありますが、自分の幸せは自分で決めて良いものであり、人生の主人公は他人ではなく自分です。離婚したいと思いながら一緒に過ごすことこそ不幸であり、我慢を続けることの責任は誰もとってはくれません。

だからこそ、離婚を言い出すのは自分の行動に責任を負うことであると、忘れてはいけません。夫の気持ちを無視せず、きちんと話し合う姿勢を持って臨みましょう。

これから先もふたりで過ごす場合であっても、離婚を選択する場合であっても、未来は自分で決められるものです。まず「自分はどうありたいか」を考え、それをパートナーに理解してもらうことが肝心です。そのためには、何度でも話し合う機会を持ち、夫の気持ちを確認しましょう。

人生はまだまだ続きます。どう過ごしたいか、そのためにはどうすればいいのか、まずはひとりで考える時間を作り、気持ちを整理してみましょう。どうありたいかがわかれば、具体的に備えるべきものや必要な行動が見えてくるはずです。

人生100年時代、自分に嘘をつかず、ありのままの自分を自分が受け止めて生き生きと生きていきましょう!

幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり



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この記事のライター

「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。

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