その体調不良「必ず良くなります」と信じて言い切る 女性専門疲労外来ドクター工藤孝文さんインタビュー<第一回>【#FocusOn】 | 大人のワタシを楽しむメディア
その体調不良「必ず良くなります」と信じて言い切る 女性専門疲労外来ドクター工藤孝文さんインタビュー<第一回>【#FocusOn】

その体調不良「必ず良くなります」と信じて言い切る 女性専門疲労外来ドクター工藤孝文さんインタビュー<第一回>【#FocusOn】

“女性専門疲労外来”という言葉を聞いたことがありますか?なかなか耳慣れないこの言葉。その名の通り、女性専門の疲労に関する科のようなのです。こちらの外来を担当し『疲れない大百科』(ワニブックス)を執筆した糖尿病・ダイエット治療・漢方治療 専門医の工藤孝文さんにインタビュー。第一回です。


『疲れない大百科』(ワニブックス)のファンシーでスウィートな表紙を見た時に、この本がまさか男性医師によって書かれたものだとは思いませんでした。しかも“女性専門疲労外来”医師!? 工藤先生は、NHK『あさイチ』TBS『名医のTHE太鼓判!』フジテレビ『ホンマでっかTV』など多くのテレビ番組に引っ張りだこの名医。端正なお顔立ちでその人気ぶりもよく分かります! 多忙を極める工藤先生にお話をお伺いしました。

1日300人の患者さんが全国から訪れる

工藤さん:遅れてごめんなさい。僕の家から2時間半かかるものだから。

――存じ上げてます! 先生は福岡で開業なさっているんですよね。

工藤さん:そうなんです。今日もインタビューのために東京に来ました。明日はまた1日300人の患者さんが待ってるので、とんぼ返りです。

――300人! すごいです…。

工藤さん:ええ。福岡だけでなく、他県からもいらっしゃいます。

――そんなに患者さんを診られているのに、TVにも多く出演されていて、さらに著書もたくさんおありですよね。それなのに、まったく疲れている感じがしないのはやはり、先生の著書『疲れない大百科』(ワニブックス)と無関係ではなさそうですね! 今日はお話を伺うのを楽しみにしています。

工藤さん:こちらこそよろしくお願いします。

――私ははじめて、“女性専門疲労外来”という名前を聞いたのですが、これは全国に多くある専門外来なのでしょうか?

工藤さん:うーん…たぶん、ないと思います。

――そうですよね…しかし、とても魅力的です。1日300人の患者さんを診られているということですが、それだけ需要があるということはよく分かります。どんな患者さんがいらっしゃいますか?

工藤さん:皆さん、いろんな病院を渡り歩いてそれでもよくならなくて、どうしようもなくて最後に僕のところに辿り着いているような方が多いです。それこそ、初めてお会いする時には、歩くことさえままならなくて這うようにしていらっしゃる方もいらっしゃいます。

――最後の頼みの綱として先生のところに訪れる。それはプレッシャーですね。

工藤さん:でもね、僕は漢方治療専門医なのですが、いらっしゃる患者さんを診るとどうしたら良くなるのか分かっちゃうんです。古代ギリシアの医師であるヒポクラテスがね「人間は自然から遠のけば遠のくほど体調を崩す」と言っているです。紀元前のお話ですよ。つまり、自然の状態ではなくなっているから体調がおかしくなる。現代人なら仕方がないことではあるんですが…。

――え! どういうことでしょうか?

患者さんを診れば、どうすれば症状が改善するのか分かる

工藤さん:僕は統合医療を行っているので、西洋の薬も患者さんの希望に合わせて使いますが、漢方治療専門医として持っている知識をフル稼働すると、その方の症状がどうの漢方を処方すれば改善していくのか分かります。漢方は古くからある自然由来の治療法ですからね。もちろん、患者さんを診てわかるようになったのは、1日300人という膨大な人数を5年間、診療し続けた経験も大きいです。知識だけで分かるようにはなりません。本当にたくさんのケースを診てきたからです。

――でも、色んな病院で診察してもらったのによくならなかった患者さんというのは先生が最後の頼みの綱。必死の思いで来られるんですよね。そうした方々にどのように接するんですか?

工藤さん:「大丈夫です。必ず良くなります」と言います。よくね、お医者さんで「このお薬をのんでみてダメだったらまた別の方法を考えましょう」とか言う方がいらっしゃるんですが、僕は「これを飲んでください。必ず良くなります」と言い切ります

――すごい!

工藤さん:日本語には“言霊”という言葉がありますが、まさにそういう効果もあるのだと思います。今までお医者さん達に「うーん、なんでよくならないのかなあ、おかしいなあ」などと曖昧に診察されてきた方々が僕に「良くなります」と言われたら「良くなるんだ!」と勇気が出て、僕を信じてくれるようになるんだと思うんです。そうして、診察通りに処方したものをのんでもらえたら必ず改善すると信じています。

小児ぜんそくで何度も死にかけた経験が苦しんでいる人を助けたいという想いに繋がった

――先生は最初から、漢方治療専門医として働かれていたんですか?

工藤さん:いえいえ、もともと福岡で父親が糖尿病内科医をしていて、僕も糖尿病医師として、東京の大学病院に勤めていたんです。そこで、漢方の勉強もしながら色々な患者さんにお会いするなかで、これは西洋の薬ではなくて、漢方を使った方が上手くいきそうだな…と思っても、大学病院だとエビデンスがないものは使えないんですよね。そんな時に、父親が倒れて、予想より早く実家の福岡に帰って後を継ぐことになったんです。ただ、なぜか今、父はピンピンしてますけど(笑)

――実家に帰られて、糖尿病内科医を継ごうとは思わなかったんですか?

工藤さん:もちろん、今も糖尿病の患者さんも診ているんですよ。でもね、糖尿病って生活習慣病の一つじゃないですか。そう考えた時に、根本的にその患者さんの一生に寄り添える医師になりたいって思ったんです。糖尿病、という枠にとらわれず、様々な辛い思いを抱えている方々の症状を少しでも改善し、人生を少しでも良くできるお手伝いがしたい。そう思って、女性専門疲労外来、としたんです。男性ももちろん来てもいいんですけど、原因不明の症状に長く苦しまれている人は女性の方が多いとそれまでの経験から思っていたんです。

――そうだったんですね。しかし、そこまで患者さんのことを考えて新しい外来を立ち上げて開業するというのは素晴らしいですね。お父様が倒れられた以外になにかきっかけがあったのでしょうか?

工藤さん:今でこそ、そう見えないかもしれませんが子どもの頃は小児ぜんそくもちでカラダが弱くてね。何度も死に直面しました。体調が悪いって本当に辛いんですよ。僕は痛いほどそれを知っています。なので、痛みや辛さを感じている患者さんたちの役に立ちたい。そう思ったのでしょうね。

――なぜ“女性疲労外来”なのか、ということが理解できる工藤先生の生い立ち。次回は『疲れない大百科』(ワニブックス)の中から特に40代女性が気になる項目について、工藤先生に根掘り葉掘り聞きました。お楽しみに※8月19日(月)公開予定

文/和氣 恵子、撮影/鈴木 志江菜

工藤孝文さんプロフィール

福岡県みやま市出身。
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院での診療を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を担う。

<TV出演>
・NHK「ガッテン!」
・日本テレビ「世界一受けたい授業」
・フジテレビ「ホンマでっか!?TV」評論家
・TBS「名医のTHE太鼓判」
・テレビ西日本「ももち浜ストア」 ほか

<著書>
・「医師が認めた最強の漢方薬 人参養栄湯」あさ出版
・「人生を変えるおからヨーグルトダイエット」KADOKAWA
・「おかずみそ汁ダイエット」学研   ほか

<専門分野>
・糖尿病・甲状腺などの内分泌疾患
・高血圧・脂質異常症・肥満症などの生活習慣病
・漢方治療
・減量外来

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