腸をきれいにし、体調よく過ごすには? コロンハイドロセラピストインタビュー<第二回>【#FocusOn】 | 大人のワタシを楽しむメディア
腸をきれいにし、体調よく過ごすには? コロンハイドロセラピストインタビュー<第二回>【#FocusOn】

腸をきれいにし、体調よく過ごすには? コロンハイドロセラピストインタビュー<第二回>【#FocusOn】

“コロンハイドロセラピスト”という職業をご存知でしょうか? お湯を使って大腸を刺激し大腸を洗浄する“コロンハイドロセラピー”を行う資格を持った人のことです。日本では医療行為となっているので病院でしかうけることができないコロンハイドロセラピーですが、具体的にどんなことをするのか教えていただきました。


現代の生活習慣は腸内細菌の元気を奪うものばかりと言っても過言ではありません。ぜひ、生活習慣を見直して美腸を手に入れてください。

そこで美腸を手に入れる具体的な方法をコロンハイドロセラピストとして10,000人以上のガンコな便秘やぽっこりお腹に悩む女性の腸ケアをしてきた看護師でもある齊藤早苗さんにお話を伺いました。第二回です。

現代女性の腸の状態は?

――第一回目で腸の大切さを教えていただきましたが、ずばり現代女性の腸の状態はいかがでしょうか?

私がケアした女性たちの多くは、腸が下がっています。それによって下腹がぽっこり出てしまっています。これは睡眠時間が短かったり、食事をあまりしなかったりすることで、腸の蛇腹(じゃばら)がのびきってしまい、腸が下がった状態になってしまうんです。加齢とともにそうなっていくのですが、若い方でもこういう状況が起きています。そういう腸の中では、腸内細菌も元気がありません

――年をとると腸の状態はどんな風に変化するんですか?

若い人の方が細胞が若いので腸も若いです。年齢を重ねるにしたがって皮膚と一緒で腸も薄く伸びて弱くなります。ハリがなくなる感じでしょうか。そして腸内細菌のバランスも悪くなってきます。ビフィズス菌が減少し、悪玉菌が増えてきます。お年寄りの便がくさい理由のひとつは腸内細菌のバランスの悪さです。

――腸内細菌のバランスですか。腸内細菌はどうして大切なんでしょうか?

腸の中には菌が1,000種類、1.5kgくらいいるといわれており、腸の動きにとても重要な役割を担っています。腸内細菌のいいバランスを保ち、腸がいい状態で機能するようにするには、腸内細菌が快適に機能できるような食生活をすることが大切なんです。腸内細菌がビタミンB群を産生していたり、いい腸内細菌がいると身体に大事な微量栄養素(※)を自然な形でとれ、代謝もよくなるし、疲れにくくなります。脳腸相関と言って、腸がきれいですっきりしていると脳にいい影響があるともいわれています。

※微量ではあるが、人の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素

――そうなんですか!

腸を洗うといい腸内細菌もでちゃうのでは、と心配される方がいますが、便秘の方でよい腸内細菌のバランスの方はいないので、腸を洗うことで一度リセットした方がいいんです。当院のコロンハイドロセラピーでは腸をお湯で洗った後にビフィズス菌を飲んで整えていきます。ただしビフィズス菌を飲むだけではなく、自分でビフィズス菌を増やさないといけません。なのでビフィズス菌が喜ぶものを、彼らのリズムに沿って食べます。朝食べて、夜は多く食べないほうがいいでしょう。腸を洗浄しても、生活習慣が変わらないと元の状態に戻ってしまいます。やっぱり生活習慣、特に食事をきちんと摂ることと、昼夜逆転させないこと、そして運動も大切です。

良い状態の腸を保つには? 今日からできる食生活改善

――具体的にどのように生活習慣を変えたらいいか教えてください!

はい! そうですね。食事と運動とリラクゼーションの3本立てですが、やはり食事が1番大事です。ベタではありますが、食物繊維、発酵食品、腸内の善玉菌が喜ぶものをちゃんと食べましょう。腸内の善玉菌にとっては炭水化物がエサなので、炭水化物を食べないと善玉菌がいなくなり、動きの悪い老人のような腸になってしまいます

――え⁉ 炭水化物抜きダイエットってよくききますが・・・。

そう。芸能人でも炭水化物を何年も食べていない、なんて話をテレビでされているかたもいらっしゃいますが、ダイエットにおいて炭水化物を食べないのはおすすめできません。先ほど説明したとおり、炭水化物を食べないと腸内の善玉菌が激減してしまうんです。炭水化物は真ん中が糖で周りが食物繊維なんです。一物全体ともいいますが、なんでも皮ごと全部食べるようにしてほしいですね。

白米より玄米がいいですが玄米は消化が悪すぎるんですよね。私は、腸の動きが悪い方には “アルファー化”している消化のよい玄米か、5~7分つき米をお勧めしています。たんぱく質は腸内細菌のエサにはならないんです。なので、ボディビルダーなど極端に炭水化物は少なくてたんぱく質を多く接種している方は、便の量がとても少ないと思います。食物繊維と言う意味では和食はいいですよね。欧米人は肉が多いので便秘の方が多いのではないかと思います。アメリカでは腸にカビが生える腸カンジタの方がたくさんいるそうです。だから腸洗浄が普及しているのかもしれません。

――具体的にどんな食生活にしたらいいのでしょうか?

先ほど言ったとおり炭水化物(米や穀物)を適量食べてください。そして夜遅い食事は避けてください。寝るときに胃の中にものが残っていると腸がつまります。20時までに晩御飯を食べて欲しいですが、どうしても過ぎてしまう場合には腹4分目に抑えるのがいいでしょう。食べ物が胃から腸に移動していないと、寝ている間に腸内でお掃除の動きがおきません。そして詰まってしまうのです。

――20時・・・。飲み会の時などはどうしましょう?

飲み会などイベントの時は仕方がないですよね。毎晩となるとよくない習慣になってしまうので夜遅く食べるのはなるべく週に2回程度にして、他の日は寝ている間に腸が動くようにしましょう。夜遅く食べる方は朝食べないんですよね。さらにお昼も仕事中でしっかり食べられなかったりして、結局夜にたくさん食べてしまう。これが習慣化してしまうと腸が詰まります。この負の連鎖を断ち切るには、胃の中を空にして寝ること、そして朝ごはんを食べることです。1週間の半分以上は夜を軽めにして、朝食をちゃんと食べて、ということを心がけましょう。

――1週間の半分、2日に1回と思えばできるかな…。

良い状態の腸を保つためには、運動とリラックスも必要

クリニックでのカウンセリング風景

そして運動ももちろん大切です。内臓をささえているのは骨格筋で、これがしっかりしていると内臓が正しい位置に収まります。なので、骨格筋を鍛えて自前の筋肉のガードルをつくるといいですね。正しい位置に内臓がこないとしっかり機能できません。

運動は、アラフォー女性は特に仕事や家庭で忙しいのでなかなか日常的にできない方も多いかもしれません。階段があったらできるだけ使うとか、隙間時間運動でいいんです。昼休みをちゃんととって一息ついて外を歩いたりして欲しいですね。結構仕事をしながらランチをすませる方、多くないですか?

――まさに私です…お弁当買ってきて、パソコン見ながら食べちゃいます。

よくないですね。リラクゼーションも大切ですよ。腸は自律神経の支配をうけており、副交感神経が優位なときに機能します。消化器系は副交感神経が優位になったときに動くんです。ですが現代の生活って刺激が多いですよね。するとついつい交感神経が優位な状態が増えてしまう。なので、どうやってスイッチをオフにして副交感神経を優位にするか、その方法を各自持っているといいですよね。

例えば、スイッチをオフする方法として、呼吸法は手っ取り早いです。自律神経は自分でコントロールできないといわれていますが、唯一深呼吸をして横隔膜が上下すると自律神経のスイッチがオフになります。腸洗浄中も息を深く吐いているときに腸がよく動いてたくさん出てきます。あとは、ぬるめのお風呂につかるのもいいですよね。お風呂に入ると体温が上がります。体温が下がる時に眠気がでますので、この身体の反応を利用してスイッチをオフできるといいですよね。そしてなにより、早寝早起きで自然のリズムに沿って生活することで自律神経のリズムが整ってきます。

――さきほど出てきた腸内細菌はどうですか? 何かサプリメントなど飲んだ方がいいのでしょうか?

はい。ビフィズス菌は毎日飲んだ方がいいと思います。便通に関してはビフィズス菌を飲むと効果があります。乳酸菌は小腸にいいんですが、食べ物でとれるので、ビフィズス菌をサプリメントなどで摂取した方がいいですね。

――バランスの取れた食事、適度な運動と休息。大事だとわかっていながら忙しいとついつい乱れてしまう生活習慣が腸に大きな影響を与えているんですね。最終回は実際コロンハイドロセラピーはどんなことをするのか、自分でできる腸マッサージなどについて教えていただきました。※8月30日(金)公開予定

文/北 奈央子、撮影/鈴木 志江菜

齊藤早苗さんプロフィール

コロンハイドロセラピスト・看護師
インナー美人アドバイザ-
看護師として大学病院などに勤務後、2000年に米国で腸内洗浄(コロンハイドロセラピー)の研修を受け、国際ライセンスを取得。10.000人以上のガンコな便秘やぽっこりお腹に悩む女性にコロンハイドロセラピーを施しながら腸ヘルスケアの指導を行う。現在も、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座にてセラピーを行いながら、腸の健康推進や腸もみマッサージ指導などの啓発活動として、セミナーや講演、各種メディアの取材などにも応じる。日経ヘルスにて連載した「おなかのきもち」が大好評で、本誌では未曾有の8年間の長期連載を達成する。はなまるマーケット、いっぷく(TBS)、PON!(NTV)などメディア出演多数。早稲田大学卒業。「便秘による心身症状の認知行動療法」を研究中。コロンハイドロセラピスト歴20年、健康カウンセラー歴15年 。
・国際コロンハイドロセラピー協会会員
・日本心身医学会会員
・日本心理学会会員

◆出版
著書:「タイプ別 美女になる腸トレ」(小学館)、「美腸やせ」(主婦と生活社)、「腸をキレイにする、腸からやせる」(日経ヘルス版)kindle版。
監修協力:「お腹ぺたんこ!腸もみバイブル」(日経ヘルス編)  
共著:「カラダかわるケア」(保健同人社) 
監修:「美腸レシピ」エイ出版

◆WEBサイト
・対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・コロンハイドロセラピー
http://www.腸内洗浄クリニック.com/
・齊藤早苗公式HP http://saitosanae.com
・アメブロ:美腸への道 http://ameblo.jp/ssaito/
・facebook:日本美腸化プロジェクト https://www.facebook.com/bichojapan/

◆メディア
TV出演:はなまるマーケット、いっぷく(TBS)、PON!(NTV)、モーニングジャパン(BSジャパン)、週末めとろポリシャン(東京MX)など多数。
Radio出演:東京FM、FM山梨、J-WAVE、ソラトニワ銀座WEBラジオ、
雑誌:フィガロ・ジャポン、エクラ、美的、フラウ、MISSなど雑誌掲載多数。以下参照。
2017年1月以前 https://ameblo.jp/ssaito/theme-10030105440.html
2017年1月以降 http://www.腸内洗浄クリニック.com/media/m01.html
WEB掲載:
・菌トレ専門家監修記事にて連載中。https://kintre.jp/20170405823/
・グリコビフィックスHPに記事掲載http://web.bifix.jp/article/2017/04/03/post_14.html
・スミフル「ウルトラビューティー7」にて連載
・Gooヘルスケア掲載https://health.goo.ne.jp/column/healthy/h002/0233.html
・マイナビウーマン×腸内改善ラボ 特別企画
・アメーバーニュース掲載http://news.ameba.jp/20140124-523/
など多数。

◆講演
日経ウーマンEXPO、フジッコミュージアム、森下仁丹、グリコ、朝日カルチャーセンター、紀伊国屋書店、地方・首都圏自治体、アボット製薬会社、フジテレビ×抗加齢学会、銀座三越、イオンなど多数。

タイプ別 美女になる腸トレ (実用単行本)

¥ 972

生活習慣別の簡単な腸トレーニングで、「下っ腹がへこんだ!!」「ウエストがくびれた!!」。“腸を制するものは美を制す”。



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