実はオタクだった? ハガキ職人からライターへ転身した20代 酒ジャーナリスト葉石かおりさんインタビュー<第一回>#FocusOn | 大人のワタシを楽しむメディア
実はオタクだった? ハガキ職人からライターへ転身した20代 酒ジャーナリスト葉石かおりさんインタビュー<第一回>#FocusOn

実はオタクだった? ハガキ職人からライターへ転身した20代 酒ジャーナリスト葉石かおりさんインタビュー<第一回>#FocusOn

一度の流産、39歳の誕生日に「家族が欲しい」と夫に言われ離婚、アラフィフで再婚。現在はデュアルライフを満喫中のエッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおりさん。現在アラフィフの葉石さんからはアラフォーの私たちが学びたい人生の極意が満載!お話を伺った第一回です。


エッセイスト・酒ジャーナリストの葉石かおりさん。結婚、離婚、再婚に“おひとりさま”ブームの牽引に“ゆるキャリ”という概念の普及…20代30代40代と熱く駆け抜けた葉石さんへのインタビュー第一回です!

ラジオ大好き! オタクなハガキ職人だった

――日経ARIAの「今宵もデュアルライフに乾杯!」の連載を拝読させていただいて、ぜひ葉石さんご自身についてお話を伺いたいと思い、取材の申し込みをさせていただきました! 本日はよろしくお願いいたします。

葉石さん:ありがとうございます! よろしくお願いします。

――現在はエッセイスト・酒ジャーナリスト、そしてJSA(一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーション)を設立され理事長として多忙な日々を送っていらっしゃる葉石さんですが、ご自身のキャリアのスタートについて教えていただけますか?

葉石さん:私、学生時代ラジオオタクで(笑)ハガキをせっせと書いてラジオ番組に投稿していたんです。特に好きだったのが小堺一機さんと関根勤さんがやられていた『コサキン』シリーズで、何度も採用されて電話で菊池桃子さんのモノマネをしたりしてたんですよ。

――すごい! ハガキ職人だったんですね。私もラジオ大好きなんですが、投稿はなかなか…しかもハガキ! 本気ですね(笑)

葉石さん:私、好きになったらのめり込んじゃうたちで…オタク気質なんですよね(笑)それでラジオが好きだったのでそのままラジオ局に入って、レポーターになりました。当時は“キャスタードライバー”と呼んでいましたね。一人で現場まで車で行って、モトローラーでスタジオの技術さんとやり取りして、リポートしたりするんですが、とにかくすべてを一人でこなしていました

――運転をして現場に行って、取材もしてリポートもして、スタジオブースと繋ぐセッティングまでするなんて…すごいですね。

葉石さん:すごいですよね(笑)今考えるとビックリしちゃう! その仕事を1年ちょっとやったのですが、私はラッキーなことに、新人なのにすぐに番組持たせてもらいました。女性ばかりの職場で、やっかみからか、いじめみたいなこともあって嫌になって辞めちゃったんです。その後、現在、アメリカで弁護士をしている従兄弟を頼って渡米。そこに3か月遊学して語学学校に通ったりしていました。で、当時は世の中を甘く見ていた節もあって日本に帰ったら英語の先生にでもなろうかなーって思っていたんですけど、そんなにうまくいかないですよねえ(笑)

――さすがにうまくいきませんでしたか(笑)

葉石さん:ええ(笑)どうしようかなと思っていたら、キャスタードライバー時代の同期が私を某出版社の編集者さんに紹介してくれたんです。出版業界の経験はなかったんですが…そこで専属記者として仕事をスタートさせました。

――まったく経験がなかったのに採用されたんですね!

葉石さん:またまたラッキーでしたね(笑)経験がないながらも料理コーナーやファッション、メイク、タレントさんのインタビューなど色々やらせてもらいました。連載もすぐ持たせていただきました。結局、編集部に11年間いたんですが、新しくきた編集長と馬が合わなくて大ケンカして辞めたんです(笑)いや、クビですね

――なるほど!(笑)

流行語大賞候補にもなった“おひとりさま”との出会い

葉石さん:それで仕方なくフリーになったんですが、はじめは仕事が全然なくてヒマでした(笑)カードすら作れなかったんですよ。でも出版社勤務時代は今では考えられないくらい高給をいただいていたので、その貯金を切り崩しながら細々と仕事をしつつ、当時、“自分で作れるホームページ”みたいなのが出始めだったので、それで自分のサイトを作ったんです。そうしたら、まだ個人でサイトを持っている人が珍しかったのか、出版社の目に留まってお仕事をいただけるようになりました。その頃すでに日本酒の民間資格を持っていたので、そのご縁で日本酒についての記事を講談社さんのメンズ雑誌で単発スタートしました。

――葉石さんは“おひとりさま”というワードを広めた方でもいらっしゃいますが、それはどういったご縁があったんですか?

葉石さん:出版社時代に、“おひとりさま”の生みの親である岩下久美子さんに取材させていただいたんです。その後、岩下さんが不慮の事故でお亡くなりになり、たまたまご縁があった版元の担当者の方から「おひとりさまに関するフリーペーパーのインタビューを受けて欲しい」と依頼されたのがそもそものきっかけです。そうしているうちに“おひとりさま”という言葉が流行語大賞にノミネートされて話題になってTVの取材も受けるようにもなって…それで、私個人も一緒に持ち上げていただいたような感じになりました。

――本当にご縁ですね…不思議ですね。

葉石さん:本当にそう思います。今の私があるのは岩下さんのおかげです。岩下さんには本当に感謝しています

――その後、“ゆるキャリ”という言葉を葉石さんが生み出されましたね。私はすごく“ゆるキャリ”の考え方が好きなのですが、これはどうやって生まれたのでしょうか?

相手に心を許せるかどうかは自分軸をもっているかどうか

葉石さん:“おひとりさま”と“ゆるキャリ”って親和性が高いんですね。“おひとりさま”は経済的にも精神的にも自立して生きていくために、社会でキャリアを形成しなければいけないですし。でも当時、キャリア女性っていうといわゆる“バリキャリ”というイメージしかなくて。けれど“バリキャリ”が働く女性の全てに当てはまるわけでもないし、それを良しとするわけでもないよなって思っていたんです。

なので、プライベートの時間も大切にしながら仕事を“しなやかに”楽しみながら頑張る、“ゆるキャリ”という考え方を提唱したんです。バリキャリスーツの代名詞ともいえる「肩パットは外してしなやかにいこうよ」と。

――すごく素敵ですね。私はゆるキャリ5か条のなかでも“心許せるパートナー(友人、家族も含む)がいる”という考え方が良いなあと思ったんですが、40代になって“心が許せる”友だちやパートナーと出逢うのってなかなか大変なことだと思うんです。どうしたら“心が許せる”人と出逢うことができると思いますか? また、どうしたら出逢った人たちと心許せる関係を築けると思いますか?

葉石さん:そうですね…私も結婚や離婚、再婚と様々な経験をして「ゆるキャリ」を書いた頃より、自分自身の考え方がどんどん変わってきているんですね。なので、今、私が思っていることをお伝えすることしかできないんですが…まずは、“自分という軸を持っているかどうか”ということは大切なことだと思います。それを基準に、相手のことを想えるかどうか、好きと言えるかどうかが、まずありきではないかと思います。その上で自分を偽ることなく、おつきあいできる人が「心許せるパートナー&友達」なんだと思うんですね。特に友達は数ではなく「質」。この年になると、自分を偽ってまで付き合う「ビジネス友達」は要らないんですよね。そういう考えがあると、誰が本当に心許せる人なのか、自ずとわかってくると思います。

――かつてハガキ職人だったという意外な過去をもつ葉石かおりさん。ラジオの現場を体験し、編集ライターとして活躍後、“おひとりさま”の普及にも大きく関わり、“ゆるキャリ” という言葉の産みの親に。怒涛の20代30代を過ごし、人間関係に関しても様々に意識が変わってきたといいます。今の葉石さんを形成するのに欠かせない一つのキーワード“最初の結婚”と“離婚”について、次回詳しくお話をお伺いします。お楽しみに!第二回はこちらから

文/和氣 恵子、撮影/鈴木 志江菜

葉石かおりさんプロフィール

ラジオレポーター、女性週刊誌の記者を経て現職に。各地の酒蔵を巡り、各メディアにコメント、コラムを寄せる。テレビ、ラジオ、トークショーなどにも出演。2015年、一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーションを柴田屋酒店とともに設立。世界各国で日本酒の伝道師であるSAKE EXPERTを育成する。プライベートではデュアルライフを実践。型にはまらない夫婦のスタイルを提案する。

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