何ものにも囚われず、“自分軸”で生きる エッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおりさんインタビュー<最終回>【#FocusOn】 | 大人のワタシを楽しむメディア
何ものにも囚われず、“自分軸”で生きる エッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおりさんインタビュー<最終回>【#FocusOn】

何ものにも囚われず、“自分軸”で生きる エッセイスト・酒ジャーナリスト 葉石かおりさんインタビュー<最終回>【#FocusOn】

結婚、離婚、再婚、二拠点生活と人生お謳歌するエッセイスト・酒ジャーナリストの葉石かおりさん。ご自身の人生観、仕事観をお話いただいたインタビュー最終回です。


前回の記事はこちらから

“自分軸”を持って生きることが、“心許せる”人間関係を築くことに繋がる、というお話をしてくださったエッセイスト・酒ジャーナリストの葉石かおりさん。最終回は“自分軸”を持つことと“自分らしさ”に囚われることの違い、人生100年時代を生きるために思うこと、などについてです。

“自分らしさ”に囚われて生きづらくならないように

――しなやかに、その時々で悩みながらも自分軸を大切に生きていらっしゃるように感じる葉石さんですが、気をつけていることはありますか?

葉石さん:“自分軸”を大切にすることと“自分らしさ”に囚われることは別だと思っていて、私は“自分らしさ”に囚われることがないように気を付けています

――どういうことでしょうか?

葉石さん:私は常に何ものにも囚われずに生きたい、と思っているのですが、その中で“自分らしさ”に囚われてしまって、自ら生きづらくしてしまわないようにするということです。

人ってTPOに合わせて顔を変えますよね。“演じる”ともいうのかな。妻の顔、上司の顔、母親の顔、子どもの顔と、様々な顔を持っていると思います。見る人の見方によって自分の「顔」は変わってくる。人は皆、シーンに合わせ、どう振舞うかを考えて実行し、それによって人に与える印象が変わります。その時に、相手の期待に応えようと過剰に“らしさ”を保つのは辛いことです。

「らしさ」を死守するために、心の底で本当はやりたいと思っていることを、「私らしくないと思われるかもしれない」と深読みして何かを諦めたり、チャレンジを断念してしまうのは、あまりにもったいないことですよね。

――なるほど…たしかに「私らしくない」や「○○ちゃんらしくないね」という言葉は一種の呪縛の言葉かもしれませんね。

葉石さん:そんな“私らしさ”なんて一生懸命守っても無意味ですよね。それで、心から自分が幸せだと思えるならそれでいいと思うんですが私はそうじゃない。“私らしさ”に囚われるようなことは止めています。

常にフラットな状態で“フロー”と“ストック”両方を充実させたい

――人生100年時代と言われています。今後、力を入れていきたい活動ややりたいことはありますか?

葉石さん:まだまだやりたいことはたくさんあります(笑) まず、私が理事長を務めている。一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーションの活動をもっと活性化させて、世界中に認定講師を養成してきたいって思っています。新しく、講師の資格を取得できるセミナーがスタートしたばかりなので、日本のお酒を世界に広める活動にも力を注いでいきたいです。あとは、講師になってくれた人たちが活躍できる土壌作りもしていきたいと思っています。

仕事って“フロー(流動的)ビジネス”と“ストック(固定的)ビジネス”の2種類があると思うんですが、私は常にフラットな状態で、その両方のバランスをとって仕事をしていきたいと思っているんです。物書きとして、フロービジネスで好きな仕事をしていくためにもストックビジネスもしっかりやっていこうと、昨年から不動産の勉強を始め、新しく収益物件の運営を行う会社もスタートしました。これは不動産による固定的かつ安定的な収入を得ることで、メンタルを常にフラットに、さらにはモチベーションを一定に保ち、それによって流動的で収入が不安定な物書きとしての仕事をカバーするためです。収入が安定しないと、仕事に執着、固執するようになる。あくまでも私の場合ですが、収入や仕事が揺らぐと、いい仕事ができないんですね。今後は不動産業にも力を入れ、数年後にもう1棟運営できるようにしたいですね。

――新しいことにどんどん挑戦されていて本当にパワフルですね! 葉石さんにとって仕事ってなんでしょうか?

葉石さん:私にとって仕事は…もう欠かせない空気みたいなものです。

日々、自分自身で設定したステージをクリアしていくことによって、未熟な自分を少しずつ高め、精進させてくれるのが仕事なのかもしれません

“幸年期”を正しい知識と自らの決断で楽しく乗り越えて

――WOMe(ウォミィ)はアラフォー、40代女性向けのメディアなのですが読者の方へ先輩の立場からアドバイスをいただけますでしょうか?

葉石さん:そうですね…これからどんどんいい時期になると思うんです。お子さんが小さかった方は徐々に大きくなって自分の時間が多くもてるようになるでしょうし、40代はまだまだ元気も体力もある! なので、自分の人生に思いっきり向き合って楽しんで欲しいと思います。

――健康面で言うと徐々に更年期に突入して、体調不良で不安になる人たちが増えてくると思うんですが、葉石さんはその辺いかがでしたでしょうか?

葉石さん:更年期は“幸年期”ともいうんですよね。信頼できるお医者様に診ていただいて、きちんとケアをすれば何も怖いことなんてないです。日本人女性は更年期を恥ずかしいこと、と思ったりする節もあるようですが、何も恥ずかしいことなんてないですよね。女性ならみんな通ることとで自然の流れです。

むしろ、大人として無知な状態で、ただ“辛い”“苦しい”と思っているだけだと、貴重な数年間を耐えるだけで終わらせてしまう。自分の体のことですから自分の責任において、きちんと調べて自分に合う治療を見つけて実行する。これは更年期に限らず、すべてそうだと思うんです。「人から言われたから」とか「人が言うから」という理由で選択したら、嫌な思いをしたり失敗をしたら人を責めることになりますよね。人を責めて生きていくなんて、そんなのとても辛い人生だと思うんです。

ですが自分で決めたことだったら、責めるのは自分自身だけ。ライフステージの大切な時期に決断するクセをつけておくと、じゃあ次どうしたらいいか、ということも自分で考えて決めることができます。そうやって生きていった方が楽しいし、生きやすいんじゃないかなあと思います。

――同感です! 自分の一度きりの人生を他人任せにするなんて、そんなもったいないことないですよね…。では、仕事以外に今後「これがやりたい!」ということはありますか?

葉石さん:夫婦ともにハワイが大好きなんです。今も年に1回位のペースで行っているんですが、将来的にはもっと自由に行き来できるようになりたいなあって思います。今はまだまだ時間的に余裕がなくて…なので、そうなるためにもまずは健康第一でいきたいと思います。
あとは英語をもっと使えるようになること! 2年前にセブにプチ留学したのが、非常に楽しかったので、また機会を見ていきたいですね。

――健康といえば! 葉石さんは酒ジャーナリストですが、40代女性が美味しくお酒を楽しむコツを教えてください。

葉石さん:1週間に1,2回は休肝日をつくってください(笑)あとは体にいいおつまみと一緒に楽しむ。若い時は酔うために呑んでいたりもしたと思うんですが、お酒は飲み方で毒にも薬にもなります。なので、大人は適量を適度に美味しいおつまみと楽しむ、というスタイルが良いんじゃないかなって思います。

――最後に…おススメの日本酒をなどあれば…。

葉石さん:岐阜県の「射美(いび)」とか、秋田県の「角右衛門」なんてどうでしょうか。ワイングラスでフルーティな香りを楽しみながらいただくお酒で、透明感があってすごく綺麗な味わいですよ。

――わあ! 初めて聞きました。「射美」、「角右衛門」呑んでみたいと思います! 素敵なお話をたくさん聞かせていただきましてありがとうございました。とっても楽しかったです。

葉石さん:こちらこそありがとうございました!

――生き生きと人生を楽しむ姿勢が言葉の端々からにじみ出る、明るくチャーミングな葉石かおりさん。素敵な先輩の話を聞くと自然に勇気と元気が湧いてきます。自分たちもそんな先輩になれるように日々精進したいものです!

文/和氣 恵子、撮影/鈴木 志江菜

葉石かおりさんプロフィール

ラジオレポーター、女性週刊誌の記者を経て現職に。各地の酒蔵を巡り、各メディアにコメント、コラムを寄せる。テレビ、ラジオ、トークショーなどにも出演。2015年、一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーションを柴田屋酒店とともに設立。世界各国で日本酒の伝道師であるSAKE EXPERTを育成する。プライベートではデュアルライフを実践。型にはまらない夫婦のスタイルを提案する。

11月発売予定の新刊:「酒好き医師が教えるもっと! 最高の飲み方」(日経BP社)、「すぐ呑み ~つまみと酒120~」(シンコーミュージック・エンタテイメント)

酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない

¥ 1,425

酒のパワーを最大限に引き出そう!「ほどほどに飲む」だけではもったいない!自分も酒好きな医師が実践しているカラダにいい飲み方を伝授。

日本酒のペアリングがよくわかる本

¥ 1,650

酒と料理の組み合わせで味の可能性を広げる「ペアリング」その基本から応用までをロジカルにわかりやすく解説する待望の一冊!



本サイトに記載する情報には充分に注意を払っておりますが、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、完全性、正確性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動や、判断・決定は、ご自身の責任において行っていただきますようお願い致します。

この記事のライター

WOMe編集部 総合アカウントです。皆様へのお知らせやキャンペーン、ライター募集などの情報を発信していきます。

関連する投稿


スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn

スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn

『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)が発売1か月で4万部ベストセラーと話題のスープ作家 有賀薫さん。スープ弁当の魅力についてたっぷり伺ったインタビューです。


夫との関係に悩んだら“自分はどうしたいのか”問いかけて 円満離婚弁護士 原口未緒さんインタビュー<最終回>【#FocusOn】

夫との関係に悩んだら“自分はどうしたいのか”問いかけて 円満離婚弁護士 原口未緒さんインタビュー<最終回>【#FocusOn】

三度の結婚と離婚を経験し、最近では事実婚を解消された“円満離婚弁護士”の原口未緒さん。著書『こじらせない離婚』では、実際のケースに基づいてスムーズに円満に離婚する方法を丁寧に教えてくれています。原口さんの結婚離婚経験や最近の離婚事情などについてお話を伺ったインタビュー最終回です。


スープジャーは料理が苦手な人の救世主『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<第二回>#FocusOn

スープジャーは料理が苦手な人の救世主『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<第二回>#FocusOn

お昼まで待つだけで、美味しいスープができる!と話題のレシピ本『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)。著者でスープ作家の有賀薫さんにお話を伺いました。


3度の離婚そして事実婚へ円満離婚弁護士 原口未緒さんインタビュー<第二回>【#FocusOn】

3度の離婚そして事実婚へ円満離婚弁護士 原口未緒さんインタビュー<第二回>【#FocusOn】

『こじらせない離婚』の著者である円満離婚弁護士 原口未緒さん。三度の結婚と離婚、一度の事実婚を最近解消されました。現在は3歳の男の子を持つシングルマザー。バイタリティ溢れるその生き方と最近増えているという離婚理由などについてお話をうかがったインタビュー第二回です。


ラクしたいからこそスープの素は使わない『朝10分でできるスープ弁当』スープ作家有賀薫さんインタビュー<第一回>#FocusOn

ラクしたいからこそスープの素は使わない『朝10分でできるスープ弁当』スープ作家有賀薫さんインタビュー<第一回>#FocusOn

『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)が発売1か月で4万部ベストセラーと話題のスープ作家 有賀薫さん。スープジャーを使った美味しいスープ弁当の作り方のコツや、ご自身のことについてお話を伺いました。


オススメ情報

dummy

人生100年時代 40代からの転職術

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクルートエージェント


dummy

母であり妻であり、そして“働く女性”であり。働き続ける女性を応援!

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクナビNEXT


最新の投稿


夫以外としてみたい…そう思ってしまった時は【幸せ夫婦コミュニケーション術 #44】

夫以外としてみたい…そう思ってしまった時は【幸せ夫婦コミュニケーション術 #44】

決して夫のことが嫌いなわけじゃないし、仲も良い。でもなぜか無性にほかの男性ともしてみたくなってしまう…。ひとりの男性と長く過ごす結婚生活では、そんな瞬間が訪れることもあります。ですが、安易な浮気は決してお勧めできません。そんな欲望は、胸に秘めたままこっそり解消しましょう。


スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn

スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn

『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)が発売1か月で4万部ベストセラーと話題のスープ作家 有賀薫さん。スープ弁当の魅力についてたっぷり伺ったインタビューです。


【大湯みほの美味しい菌活ライフ #3】毎日かき混ぜなくても大丈夫♪カンタンぬか漬け保存術

【大湯みほの美味しい菌活ライフ #3】毎日かき混ぜなくても大丈夫♪カンタンぬか漬け保存術

体調管理は、乳酸菌たっぷりのぬか漬けで免疫力アップです! 今回はGWということで…みなさんがお困りになっている、旅行に行く際や、長期で家をあける時の、ぬか床の保存方法をこっそり教えちゃいまーす☆


別居?離婚? 別居前に読んでおきたい別居の種類とメリット・デメリット【40代別居の基本 総まとめ】

別居?離婚? 別居前に読んでおきたい別居の種類とメリット・デメリット【40代別居の基本 総まとめ】

「別居したい」「別居してほしいと言われた」別居にはいろいろな始まりがあります。ですが、一つ言えることは“事前準備は欠かせない”ということです。特に40代の別居は自分だけの問題ではなく、子供や両親、相手の両親など、これから人生をどうするかの大きな分岐点になるでしょう。最近では卒婚なんていう言葉が出てきましたが、結婚生活をどんなカタチで継続させるのか、させないのか、様々なパターンを冷静に考えましょう。怒りに任せて家を出たり、相手に別居してほしいと言われて話し合いをすることなく動揺して許してしまった、なんてことがないように。まずは一息ついて、この記事を読んで、賢い別居生活をスタートさせてくださいね。


 “膣ケア” と “セックス” の深~い関係とは?【大人のデリケートゾーンケア&膣#3】

“膣ケア” と “セックス” の深~い関係とは?【大人のデリケートゾーンケア&膣#3】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケア。これまで膣まわりとはどんな場所なのか、膣ケアがなぜ必要なのかについてお話をしてきました。今回はさらに踏み込んで、セックスと膣ケアの深い関係についてお伝えしたいと思います。


友だち追加






人気記事ランキング


>>総合人気ランキング

画像 apple google