唾液がしっかり出ることは美の最重要課題! 歯科医師 石井さとこさんインタビュー<第二回>【#FocusOn】 | 大人のワタシを楽しむメディア
唾液がしっかり出ることは美の最重要課題! 歯科医師 石井さとこさんインタビュー<第二回>【#FocusOn】

唾液がしっかり出ることは美の最重要課題! 歯科医師 石井さとこさんインタビュー<第二回>【#FocusOn】

歯科医師で口もと美容スペシャリストの石井さとこさん。女優、モデル、アナウンサーたちから絶大な信頼を得、その美しさを支える石井先生の新刊『美しい口もと』は“美しい口もと”になるためのメソッドが満載! 女性なら知っておきたい美の基本や目から鱗のお話まで、たっぷりお話を伺いました。


前回の記事はこちらから

美しい人は賢く素直で“口もと”の大切さを知っている。というお話を伺った前回ですが、今回は美しい口もとを作るために欠かせない、“歯列矯正”や噛み合わせの大切さについてのお話です。

40代からでも遅くない! 歯列矯正

――必ずしも子どもの頃に歯列矯正をしなくてよい、というのはどういうことでしょうか?

石井さん:色々な先生のご意見があると思うんですが、歯って動くんですよね。例えば親不知は20歳をこえてからのものですが、これがあるかないかでもずいぶん違うし、それこそ親不知が4本あって全部抜いたらそれでずいぶん歯は動いてしまう。生活習慣や歯ぎしり、食いしばりなんかでも変わってきます。実際に子どもの頃に歯列矯正をしていたけど、大人になってかみ合わせが気になるからと、うちのクリニックにいらっしゃる方も多いです。

――20代、30代の歯列矯正が増えていると聞きました。

石井さん:40代の方も多いですよ。

――そうなんですか! 40代からでも歯列矯正は間に合うんでしょうか?

石井さん:もちろんですよ!

――どういう理由で40代の方が歯列矯正をするんでしょうか?

石井さん:様々な理由がありますが、一番は美しさだけではなく健康でいるためにも歯は大切であるということを良くご存じで、死ぬまで自分の歯でいたい、と思われている方が多いように思います。美しい歯は歯周病対策にもなりますし、噛み合わせが悪いと体に不調が起きやすくなります。そういうことを総合的に考えて40代から歯列矯正を始める、という方はとても多いです。

――40代は歯に関しても、リスタートの良いタイミングなんですね。

石井さん:そうですね、これからの人生をどう生きていくか、歯に関しても分岐点だと思います。

日本人の歯への意識の低さの原因は“審美歯科”は“美容整形”という誤解から!?

石井さん:あとはね、私もやっていましたからわかりますが、矯正って大変じゃないですか。痛いしケアもこまめにしっかりしないといけないし。そういうことへの覚悟を自分でしっかり持っていないと、辛いし続かないんですよね。大人になってからの矯正は自分でやるって決めて通っていますから、覚悟があって私たちの意見もちゃんと聞いてくださるので、よい結果になると思います。

――わかります…私も小学生の頃、矯正器具を入れていましたが取り外しができるタイプなので、痛いとすぐ外してしまって…結局、歯並びは悪いままで親にも悪いことをしたなあと思いますし、自分自身も大後悔です!

石井さん:そうなんですよね…取ってもいいんですが、また元に戻ってしまうし、やっぱり時間がかかりますね。でも時間がかかっても歯の美しさの大切さを知っていれば、続けられると思います。あとは、今は目立たない方法がたくさんありますし、金額や期間などを照らし合わせて納得のいく、自分にピッタリの方法をお医者さんと相談しながら決めていただければと思います。

オーストラリアは7~8割の人が歯の矯正をしていると言われています。それだけ国民の意識が高いんですよね。アメリカも歯が汚いのは出世に響くなどと言われていて、意識がとても高いです。

――日本人はなぜ歯への意識が低いんでしょうか?

石井さん:うーん、なぜなんでしょう…? どちらかというと、歯の矯正をする“審美歯科”と言われる部門は“美容整形”と似たようなもの、という意識があったのかもしれないですね。今はそうではなくなりつつあると思いますが、美容整形というのは“隠さなきゃいけないもの”“後ろめたい感じ”というようなイメージがあるかと思います。もしかしたら歯の矯正もそういうものの一つ、という意識があるのかも

――なるほど…そう思うと、最近の20代30代の女性たちが歯の矯正をスタートさせているのも納得です。今では美容整形のビフォーアフターどころか、途中経過も動画で流す人たちが大勢出てきていますもんね。そういったことが“後ろめたい感じ”“隠さなければいけないこと”という意識はなくなっているのかもしれませんね。

唾液の重要性を知ってしっかりオーラルケア!

――石井先生のクリニックには多くの女優さんやモデルさんなどがいらっしゃるということですが、途中で来なくなるような人もいるんでしょうか?

石井さん:「歯医者ジプシーを繰り返してようやくここにたどり着いた」と仰ってくださるような方は、離れずずっと通ってくださいます。そうではなく、これから売り出そうとしているタレントさんを事務所の方が連れてきてくださるようなこともあるんですが、そういった方たちの中には事務所の目がなくなると途端に通院しなくなってしまう、ということがあります。でもやっぱりそういう方たちは、メディアで見かけなくなってしまうような事があります。「なぜ、これをしなければいけないのか」ということをきちんと把握できることとアドバイスをもらった時の素直さ、聞き分ける能力、そういったものが成長していく事に必要だと思います。芸能界は本当に厳しい世界ですものね…あとはね、本当にびっくりするんですけど、今の若い人たちは歯を磨かなくなっているんです。

――え! どういうことでしょうか?

石井さん:デンタルリンスってありますよね。あれが普及したことが大きいと思うんですが、あれでグチュグチュってすればいいと思っている人が多いです。でも虫歯菌をなめてはいけません! しっかりブラッシングして汚れをとらないとグチュグチュしても菌はすぐに繁殖してしまいます

――そういうことですか…歯を磨かない人が増えているというのはちょっと驚きました。口腔内の状態の話でいうと、本の中で“唾液”の大切さを繰り返し説かれていましたね。

石井さん:唾液は本当に大切です。唾液がしっかり出ることは美容の最重要課題です。唾液は健康の潤滑剤であり、口の中をきれいにしてくれる働きや歯の再石灰化を促したり、カルシウムを作ったり内蔵機能を高める役割もあります。お年寄りが誤嚥性肺炎になったりしますが、それは唾液が少ないのが原因の一つでもあります。インフルエンザが毎年流行するのも免疫力の低下の問題もありますが、口腔内の状態が悪くて唾液が十分出ている人が少ないからウイルスを体に入れやすくなってしまっている、ということもあると思います。

――なぜ現代人は唾液の量が減ってしまっているんでしょうか?

石井さん:スマホなど、連絡手段のツールが増えていて、直接会話をすることが減っていることや、そもそもダイエットをしていて食べなかったり、噛まなかったりすることもあると思います。あとは、スマホを見る時は下を向いていることが多いですよね。そうすると重力で肌も下がるんですが顎下腺(唾液の腺)が圧迫されて、唾液の分泌が減ってしまうんです。そんな時には本で紹介した、美肌効果やリフレッシュ効果もありニオイのないサラサラした唾液を分泌してれるツボを押してもらえたら、と思います。

――私も仕事中に、息をとめて集中していて気が付いたら口の中がカラカラ、ということがあって、そんな時はお水を飲んであのツボを押しています。 本当にジワッと唾液が出てきていいですよね。美肌効果もあるなんて最高です!

石井さん:そうなんです。手軽だしツボ押しはいいですよね。本当に唾液は色々な役割があり、ものすごく大切なものなので意識していただければと思います。

――唾液の持つ役割の多さ、重要さを改めて知るとオーラルケアの重要さを再確認させられます。最終回は顔のむくみが口もとに関係している? ホワイトニングの大切さとは、などについてです。お楽しみに。最終回はこちらから

文/和氣 恵子、撮影/鈴木 志江菜

石井さとこさんプロフィール

歯科医師、口もと美容スペシャリスト

歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。明るく、フレンドリーなキャラクターから「さとこ先生」と呼ばれ親しまれている。女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口元メイクについてのアドバイスに定評がある。女優・モデル・タレント・アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。

<略歴>
「ホワイトホワイト」院長。
2005年からミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクターからの要請で、
オフィシャルサプライヤーとして歯をプロデュース。
同年、知花くららさんがミス・ユニバース世界大会第2位。
2007年には森理世さんがミス・ユニバース世界大会で日本人
48年ぶりの優勝を飾る。
また、2008年代表の美馬寛子さん、2009年代表の宮坂絵美里さんや、
2010年代表の板井麻衣子さんも大きな結果を残す。以降2012年まで務める。
著書には「美歯道」(小学館)、「口元から美人になる52の法則」(講談社)、
最新本「美しい口もと」(ワニブックス)がある。
プロ用歯磨きジェル「ティースドロップ」、コスメキッチン限定販売の「ナチュラルドロップス」を監修し好評。

美しい口もと (美人開花シリーズ)

¥ 1,540

女優・モデル・アナウンサーらの美を支えているクリニック!「前向きな人間関係やヘルシーな考え方やまっすぐな笑顔も全部白い歯が連れてきてくれた。さとこ先生、ありがとう♡」 スタイリスト大草直子さんも推薦! 「きれい」と言われる女性は全員、必ず口もとのケアをしています。どうしてでしょうか?それは、口もとが清潔感の源であるとわかっているから。揃った歯並び、白い歯、潤いのある唇が、その人の顔の印象に与える影響は計り知れません。



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