スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn | 大人のワタシを楽しむメディア
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スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn

スープで“味のチューニング”をしよう『朝10分でできるスープ弁当』著者スープ作家有賀薫さんインタビュー<最終回>#FocusOn

『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)が発売1か月で4万部ベストセラーと話題のスープ作家 有賀薫さん。スープジャーで簡単にできるスープ弁当の魅力についてたっぷり伺ったインタビューです。


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「ひと煮立ちさせて、スープジャーに注ぐだけ」でお弁当ができる、って知ったら始めてみたいと思いませんか? 『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)の著者であるスープ作家 有賀薫さんにその魅力を伺ったインタビュー最終回です。

素材本来の味を“迎えにいく”

――有賀さんのレシピは本当にシンプルな味付けになっています。それは素材の味を楽しむためなんでしょうか?

有賀さん:そうですね、それもありますがスープは日常食ですよね。いわゆるSNS映えする派手な食べ物ではないし、“バズる”ものでもない。世の中にはハレの日の食べ物はたくさんあるし、それはそちらに任せておいて毎日の食事はほっこりね。安心して食べられるものであって欲しいと思っているんです。だから、あえてシンプルに余計なものは入れない、あえてちょっと物足りないくらいの味付けにしています。そして口に入れた時に味を迎えにいってあげるんです。

――味を迎えにいく…?

有賀さん:ええ。口の中で「ああ、今日のナスはこんな味か、歯触りと風味がいいな」などと、自分の舌で味を迎えて確認していく。そうすると素材本来の味がしっかりと分かって十分満足します。濃い味付けに慣れていたら最初は物足りないと感じると思うんです。そういう時はコンソメキューブや顆粒だしを使ってもいいんですよ。その時にね、1個丸ごと入れるのではなく、ほんのちょっぴり入れてみる。それだけで全然違いますから。そうやって徐々に舌をシンプルな味付けに慣れさせていくと、自分にピタッと合う自分だけのレシピが完成すると思います

――なるほど! こんなにほんのちょっぴりでも入れると入れないとでは全然違うんですね。何も考えずドンドン入れていました…。

有賀さん:味のチューニングをしていくというか…それで自分の味、家庭の味を作っていくのはすごく楽しいと思います。毎日の食事を心地よく気持ちのいいものにするのは手の込んだものを作らなくても、短い時間で簡単にできることなんです。

――本の分量はすべて一人前ですが、三人前とか作りたい時には単純に掛け算すればいい、というわけではないんでしょうか?

有賀さん:蒸発や煮え時間は多少違ってきます。でもあまり難しく考えずに気楽に作っていただければと思います。先ほどお話した注意点を守っていただければ、そんなに大変なことにはならないと思いますよ。

日本の食ライフを根本から変える!?“ミングル”

――最後に有賀さんの今後の夢などありましたら教えてください。

有賀さん:レシピだけではなくて、食のスタイルや、家庭料理そのものの仕組みを変えていきたいという思いがあります。そのための実験として、こんなごはん装置を作ってみました。小さなダイニングテーブルに、IH、シンク、食洗機が一体化しています。“ミングル”っていうんですけど。

――え! とても素敵なキッチンだと思っていましたが、有賀さんのオーダーメイドなんですか? “ミングル”って、どういう意味なんでしょうか?

有賀さん:もともと“ミングル”とはシェアハウスを指す言葉です。今のキッチンは、“作る人”と“食べる人”、“片付ける人”がバラバラに存在するようになっているじゃないですか。それを自然にシェアできたらいいな、って思ったんです。これだとみんなで料理の下準備からできます。野菜なんかはここのシンクで洗って、真ん中にIHがあるのでそれを囲んで熱々のものを食べて、食べ終わったらざっと流して下に食洗器が付いているのでここに入れたらもう終わり

――すごいー!

有賀さん:誰かに何かを任せるのではなく、みんなが対等で平等で、“みんなでグルグル役割を担えばいい”そんな思いで“ミングル”って名づけました

――とても素敵です! 私が料理が好きじゃない理由もそこにあります。「私作る人、あなた食べる人」って言う感じがすごく嫌で。ミングルを囲んで自然にみんなで一緒にすべてを行うって最高のコミュニケーションになりますね。

有賀さん:ありがとうございます。食を通して生活が豊かになって欲しいって心の底から思っているんです。その時に、根本的に考えなおさなきゃいけないことがあるんじゃないかなって。みんな楽をしたらいいと思うんですよね。楽をしてみんなで生活を豊かにするそのために何があればいいか、自分に何ができるか、そんなことを毎日考えています。このミングルはまだプロトタイプなのでもっともっと進化させていきたいです。

――終始キラキラとした笑顔で楽しそうにお話してくださったスープ作家の有賀薫さん。自分の好きをコツコツと続けて大きなことを成し遂げるのに年齢も性別も環境も関係ないな、と改めて感じた時間でした。『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)これからの季節にピッタリのスープ弁当生活、始めてみませんか。

有賀薫さんプロフィール

スープ作家

2011年から7年間、約2800日にわたって、朝のスープ作りを日々更新。スープの実験室「スープ・ラボ」をはじめ、イベントや各種媒体を通じ、おいしさに最短距離で届くシンプルなレシピや、日々楽に料理をする考え方などを発信している。著書に『365日のめざましスープ』(SBクリエイティブ)、『スープ・レッスン』(プレジデント社)、『おつかれさまスープ』(学研プラス)。『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』(文響社)で、第5回料理レシピ本大賞入賞。

朝10分でできる スープ弁当

¥ 1430

「スープ弁当」が、あなたのお昼を変えます。“手間は少なく、おいしさ増やす”をモットーに、365日毎朝スープを作る有賀薫さん。忙しく、料理に手をかけられない人でも、「スープジャーなら、時間を味方につけられる」と提案。



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