ビタミンC誘導体の効果と種類
ビタミンC誘導体とは、美肌をつくり上げる上でなくてはならないビタミンCを、肌に浸透 させやすいように改良したもの。主な効果をご紹介しましょう。
■抗酸化作用
細胞が酸化すると、シミやシワなどの原因となります。酸化は、老化とは切っても切れない関係性ですが、ビタミンC誘導体を使うことで酸化を軽減することができます。
■美白
シミなどの原因となるメラニン色素。紫外線を浴びると生成されてしまいますが、ビタミンC誘導体はメラニン色素を還元し、シミを寄せ付けないという効果もあります。
■たるみ予防
老化とともに、肌のうるおい要素であるコラーゲンがなくなってきますが、ビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する働きがあり、たるみのないうるぷる肌へと導きます。
このように、美肌にとても効果的なビタミンC誘導体は、水溶性と脂溶性、さらにその両方を併せ持つものの、3種類にわけられますが、それぞれの特性によって、配合される化粧品が違います。
水溶性のビタミンC誘導体

水溶性のビタミンC誘導体は、化粧水や美容液に配合されることが多いです。それぞれご紹介しましょう。
■化粧水について
ビタミンC誘導体配合の化粧品として、もっとも一般的なものが化粧水。美白効果や毛穴を引き締める効果があります。さらりとしたテクスチャーが特徴で、即効性が高いとされています。ただ、少し刺激が強すぎる面もあり、敏感肌の方だとピリピリとしてしまう可能性も。また、もともと乾燥肌の方が使うと皮脂を抑えすぎてしまい、カサカサになってしまう恐れもあります。
■美容液について
美容液も、化粧水と同じく美白効果や毛穴引き締め効果が期待できます。化粧水よりも配合成分の濃度が高い傾向にあるよう。化粧水と合わせて使うことで、より効果が実感できるでしょう。
化粧水や美容液の成分表示には、下記のように表示されていますのでチェックしてみてください。
・リン酸アスコルビルMgマグネシウム
・リン酸アスコルビル酸ナトリウム
・アスコルビル酸グルコシド
脂溶性のビタミンC誘導体
脂溶性は、水溶性のビタミンC誘導体に保湿力が加わったもの。即効性は落ちますが、持続力があるのが特徴です。化粧品として、クリームやジェル化粧水などに使用されています。
■クリームについて
ビタミンC誘導体のクリームとしては、主に「美白クリーム」として売り出されていることが多いです。紫外線によって生成されたメラニンを還元させ、肌本来の色へと戻す効果があります。そのほかには、「アイクリーム」など、部分的に使用されるクリームにも配合されています。
■ジェル化粧水について
とろみのあるテクスチャーが特徴の、ジェル化粧水。肌が乾燥しやすい方にはおすすめです。毛穴をケアして、透明感のある肌へと導きます。
クリームやジェル化粧水には、下記のように表示されていますので、チェックしてみてください。
・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)
・パルミチン酸アスコルビル
両方の特性を持ったビタミンC誘導体
水溶性と脂溶性の両方の特性を持ったビタミンC誘導体は、即効性も持続力も併せ持っているため、美肌にとても効果的だとされています。新型と呼ばれて、化粧水から美容液、パックなど、あらゆる化粧品に配合されています。また、刺激も少ないのが魅力。病院の皮膚科などでも使われている成分なのです。
■化粧水について
両方の特性を持ったビタミンC誘導体(=APPS)は、肌に塗るだけでとても高い浸透力を発揮します。その浸透力は、水溶性のビタミンC誘導体と比べるとなんと約100倍なのだとか。APPSを配合している化粧水は、シワやたるみなどの改善、美白ケア、毛穴ケアに最適です。
■美容液について
APPS配合の美容液は、エイジングケア用として市販されているものが多いです。シワ対策やシミ対策、美白美容など、クリアな素肌へ導きます。化粧水と合わせて使用することで、より高い効果が期待できるでしょう。
APPSは年齢を重ねたお肌にとても効果を発揮しますが、価格が高いものが多いです。購入する際は、コスメカウンターでじっくりと吟味したいものですね。
化粧品にはビタミンC誘導体が欠かせない!
エイジングの肌悩みを抱える方にとって、ビタミンC誘導体が配合された化粧品はぜひ手に入れておきたいところ。とくに、APPSは少しお高めですが、その効果の高さはお墨付き。シミやくすみのないクリアな素肌をつくるために、ビタミンC誘導体が配合されているかどうか、ぜひ配合成分をチェックしてみてください!
きっちです。
皆の恋バナが好きなこじらせ系女子です。