シワには大きく分けて2種類が存在!

シワは、大きく分けて2つに分類されます。まずひとつめが加齢や筋肉老化などによって起こる「表情じわ」。そしてふたつめが、肌の乾燥によって起こる「乾燥じわ」です。まずはそれぞれについて解説していきましょう。
■「表情じわ」ってどうしてできるの?
表情じわは、顔の表情を変えることで肌がくせ付けられできてしまうシワのこと。例えば口を尖らすクセのある人は口元にシワができやすく、顔をこわばらせるクセのある人は眉間にシワができやすい、といった具合です。歳を重ねることで、無表情のときにもこのクセが残り、シワとなって現れている状態です。
■「乾燥じわ」ってどうしてできるの?
乾燥じわは、加齢に伴いコラーゲンなどの保湿成分が減少することで起こるシワのこと。ちりめんじわなど肌表面に現れる「表皮性シワ」と、紫外線などが原因で起こる深いシワ「真皮性シワ」の2種類があります。
表情じわの原因は肌の形状記憶力の低下

表情じわは、毎日の表情のクセで刻み込まれてしまうもの。これは、加齢に伴い肌の形状記憶力が衰えたことが原因で出てきてしまうとされています。
この形状記憶力には、肌の真皮層にあるコラーゲンとエラスチンが大きく関係しています。この2つの成分により、肌を元に戻そうという働きが行われるのですが、いちばん多く生成されるのは20代。加齢によってどんどん減少していくため、それに伴い長年の表情のクセによって、シワが引き起こされてしまうという仕組みなのです。
表情じわは表情のクセをなくすことで、いくらか改善できます。表情に特定のクセがあるなと思われる人は、なるべく表情を頻繁に変え、クセ付けを予防することが大切です。
保湿成分が減少しちりめんじわが増加

乾燥じわの中でも、ちりめんじわなどと呼ばれる、肌表面に浅く刻まれる「表皮性シワ」の原因は乾燥。20歳を超えたあたりからだんだんと肌の保湿成分が減少し、潤いが足りない状態になっていきます。それにより、細かなシワが消えにくくなるという仕組み。ちりめんじわもエイジングが原因だといえます。
そんな表皮性シワを予防するには、肌の保湿を欠かさないこと。お風呂上がりなど、化粧水だけではなく乳液をしっかりつけて、肌に水分を浸透させてあげることが大事です。また、放っておくと深いシワへと移行するので、シワが出た部分には保湿ジェルなどを塗ってきちんとケアすることも大切。手をかけることで、だんだんと目立たなくなってくるはずです。
20代のお手入れ不足が今のシワを招く!?

「真皮性シワ」は紫外線が原因です。紫外線にはUVAとUVBがあり、この中のUVAが表皮の下の真皮層にまで到達。コラーゲンやエラスチンといった保湿成分を傷つけて破壊することで、肌のハリや弾力が低下し、深いシワの原因となってしまいます。このUVAには即効性がなく、10〜20代のうちに紫外線ダメージが蓄積されることでシワとなって表面化するもの。
ですので、いま深いシワとなって現れているものは、若い頃に紫外線対策を怠ったため、と解釈してよいでしょう。
できてしまった真皮性シワの対策としては、肌のハリやたるみにアプローチする抗酸化作用のあるスキンケア製品が有効です。また、これから真皮性シワを増やさないためにも、紫外線対策は欠かせません。
とにかく「保湿」と「紫外線対策」を!
シワには老化がかなり影響しています。10〜20代のときは大丈夫でも、アラフォー世代になって途端にシワが増え出すのも、蓄積された紫外線が原因。これ以上シワを増やさないためには、保湿と紫外線対策は欠かせませんね!
きっちです。
皆の恋バナが好きなこじらせ系女子です。