レイチェル・ゾー主演「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」
”ティファニー”といったら、誰もが思い浮かべる、オードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」ですが、今回ご紹介するのは、その映画の舞台裏もの秘密もチェックできる、ティファニー初のドキュメンタリー映画「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」です。ティファニー好きの女性たちの間では、早くも話題になっています。
TBSドラマ「せいせいするほど、愛してる」でも、女性たちを虜にしたティファニーは、数多くの映画やドラマにジュエリーを提供してきました。
おしゃれ女子たちの永遠のバイブル、60年代の名作「ティファニーで朝食を」の製作当時、1ブランドが映画製作に全面協力することはほとんどない状況でした。そんな中、タイトルにもティファニーが入っている映画というのは、まさに画期的だったのです。
今や、幸せの象徴であるエンゲージリングのスタンダード、プラチナ6本の爪でダイヤモンドを支えるスタイル(ティファニーセッティング)を生み出したのも、ティファニーです。
ブランドのキーカラー、ティファニーブルーは、こだわりの配合で生まれています。ブランドの世界観を完ぺきに表現している特別なブルーの誕生秘話は、ティファニー通なら知っておきたいところ。
観るだけで、テンションが上がり、幸福感に満たされ、キラキラ気分に浸ること間違いなし。ティファニー愛がさらに深まるはずです。

映画『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』公式サイト。11.5(sat)新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町・YEBISU GARDEN CINEMA 他にて全国ロードショー
アナ・ウィンター主演「ファッションが教えてくれること」
おしゃれはオシャレのプロから学ぶ! ということで、こちらもドキュメンタリー映画のご紹介です。アメリカ版ヴォーグの編集長アナ・ウィンターの活躍と、ファッション界における彼女の影響力と仕事っぷりが存分に堪能できます。普段、雑誌などで目にするアナの姿だけでは分からない、彼女のファッションに対する情熱、プライベートなどがチェックできる貴重な映画です。
ファッション雑誌の編集長のスケジュールは分刻みです。オシャレで華やかな世界と思われがちですが、裏側では一切の妥協がゆるされない緊張感に包まれています。スタッフに対する指示も容赦ないのですが、アナのために一丸となって踏ん張ります。アナの実績、信頼があるからこそ生まれる絆は必見です。
アナのスタイルのこだわりは「着れるファッション」です。ファッション業界では、奇抜なもの、尖ったデザインなどが注目されがちですが、彼女が大切にしているのは、シンプルであること、きれいに着れることなのです。見た目ばかりを気にしたアートに寄り過ぎの作品は、容赦なく”没”になる、それがアナのこだわりです。
プライベートはさらにシンプルでカジュアルなスタイルに身を包むアナ。表情が明るく見える白ベースのコーディネートは、参考にしたいところです。大人のカジュアルって難しいですよね。ラフにより過ぎると手抜きに見えてしまうこともしばしば。そんなときには、アナのコーディネートの技が役立ちますよ。
アイリス・アプフェル主演「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー」
”世界一おしゃれなおばあちゃん”、94歳のファッションアイコン、アイリス・アプフェルのおしゃれで、愛しいドキュメンタリーです。本業はインテリアデザイナー兼実業家のアプフェルは、1921年NY生まれのまだまだ現役のおしゃれさんです。
カラフルなファッションに身を包むアプフェルは、2005年にコレクションも発表しています。年齢がフィーチャーされがちですが、エイジレスといった印象です。トレードマークは大きなフレームのメガネと、これでもか! と重ね付けされたアクセサリー。個性の塊です。「時代のしがらみに縛られない生き方をしている」と語るアプフェル。そのファッションを見れば納得の言葉ですよね。
「誰のためでもない、見られるためでもない、自分のために服を着ている」、こんなかっこいい発言、してみたいなと思う女性は多いはずです。どうしても、見られ方って気にしがちですから。
アプフェルの場合、自分の好きなものを好きなときに着るのがこだわりポイントです。年相応のファッションなんて気にしません。これだけ世間からアイコン的存在と言われることにも、それほど興味を持っていないところもかっこいいところ。自分のスタイルを愛し、誇りを持ち、何より楽しむこと、それがアプフェルのファッションの流儀であり、生き方なのです。
自分のスタイルが見つからない、ファッションとは何か。答えを見つけたい人、必見です。
ファッションを通して生き方を学ぶ!
今回はすべてドキュメンタリー映画をピックアップしてみました。おしゃれだけれはなく、生き様まで学べます。おしゃれ心が刺激されること間違いなし。感性も磨かれる素敵な映画たちです。
”女性のキレイ”を応援する映画を、どんどんご紹介していきます。