実は毎日出なくてもいい!?「便秘」ってどんな状態を言うの?
一般的に、食べたものが便になって体外へ排出されるまでは約30~120時間。そんなに差があるの!? と驚きますが、栄養の吸収率や水分吸収などには個人差があり、その時の体調によって腸の動きも変わります。
毎日決まった時間にスッキリ出ればそれは最高ですが、2~3日に1回のペースでも、不快感がなければ便秘ではありません。
逆に、毎日出ていても残便感や不快感があればそれは便秘かも。
慢性的になると、のぼせや頭重、イライラ・不眠、肩凝り、肌荒れ、口臭が強くなる…といった症状が出てくることも多く、それが便秘に起因するものだと気付かない人も多いようです。
「私は毎日出てるから便秘じゃないハズ」というあなた。
腹部に膨張感があったり、上記のような症状はありませんか? 自覚がある人もない人も、一度スッキリ腸内をリセットしてみましょう!
便は腸内環境の代弁者! 理想の便と便秘の便の特徴
そもそも、人の便を見る機会というのは普通の生活をしているとないわけで…。果たして、自分の便が健康なのか不健康なのかも判断基準に迷うところ。
そこで、まず「理想の便」の特徴を見てみましょう!
□水に浮くやわらかさと軽さ
□明るい黄褐色
□量は150~200g(排便前と後に体重を量ってみると◎!)
この条件がそろっていれば、充分な食物繊維が摂取できていて、腸内細菌のバランスもいいと考えられます。
次に、便秘の人に多い便です。
□大きくて硬い便で、切れ痔になることもある
□大きな便の塊。水に浮かず、もったりしている。
□ウサギの糞のようにコロコロしていて、下痢と便秘を繰り返すことがある
上記のどれかに当てはまる人は、毎日出ていても便秘かもしれません。理想の便を目指して、食生活と生活習慣を改善してみて!
あなたはどのタイプ? 便の状態から便秘の原因と対策を考えよう
じつは、便の状態で、ある程度便秘のタイプが分かります。先ほど紹介した便の状態を元に、便秘のタイプと対処法をご紹介しましょう。
Case1. 大きくて硬い便。切れ痔になることもある
ドロドロした便が腸内にへばりつくように溜まっている「弛緩性便秘」が濃厚! 便を押し出す腹筋の力や腸の動きが弱まっていると起こりやすい便秘です。積極的に体を動かし、食物繊維をたっぷり取ってみて。お腹を温めて、腸の動きを促すのも効果的です。
Case2.大きなもったりとした塊の便
忙しい現代社会人に多いタイプ。ついついトイレへ行くのを後回しにしたり、朝トイレに行かない習慣が付いている人は、この「直腸型便秘」かも? 我慢のしすぎで便意を感じにくくなっているのです。朝食をしっかり食べて、その後は便意がなくても5分は便器に座ってみて。朝一番の冷たい牛乳もオススメ。
Case3.ウサギの糞のようなコロコロした便。下痢と便秘を繰り返すこともある
日常生活のストレスが原因で、腸の動きが異常になって起こる「けいれん性便秘」かもしれません。このタイプの人は、できるだけ便秘薬は使わずウォーキングや腹筋で腸を鍛えつつ、ストレス緩和も心がけて。長く治らない場合は、医師に相談してみましょう。
便秘の理由、まとめ
タイプ別診断でも出てきたように、便秘の主な原因は「腹筋や腸の動きの低下」「我慢しすぎ」「ストレス」。
ほかにも、冷えや環境の変化が挙げられますが、これらも冷え=腸の動きの低下、環境の変化=ストレスと結びつきます。
特にストレスは、本人には気付かないところでかかっているもの。「私、ストレスなんてないけどなあ」という貴女、便はコロコロしていませんか?
腸はとっても正直です。「心の声を聞く」はよく聞く言葉ですが、これからは腸の声にも耳を傾けて、ぷかっと水に浮く理想の便を目指してみてくださいね!

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