外出時には花粉対策を万全に
まず、花粉がたくさん飛散する日を知っておきましょう。前日や当日の未明まで雨で、その後の天気が晴れまたは曇り、風が吹き気温が高く湿度が低い日は要注意。中でも飛散が多いといわれる午後1時から3時ごろまでの外出は控えたいもの。
外出する場合は、花粉が目や鼻に入るのを防ぐためにメガネとマスクは必須。帽子や丈の長いコート、首筋をガードするマフラーやスカーフを身に着けるのも効果的です。コートはツルツルした素材のものがおすすめ。ウールやフリース、ファー素材は花粉がつきやすいので避けたほうがいいですね。
花粉が肌につくと肌荒れの原因にもなります。ノーメイクでの外出はやめ、せめて日焼け止め+お粉程度はつけて出かけるようにしましょう。また、静電気は花粉がくっつきやすくなるので大敵です。静電気防止のスプレーを利用するのもいい方法です。
帰宅時は花粉を家に持ち込まないように
花粉が飛んでいるのは屋外なのに、室内でも症状が出るのは、花粉を外から持ち込んでしまうから。狭い室内の空間で花粉が舞い上がると、屋外よりも濃縮された花粉を吸い込んでしまうことになるわけです。そこでできるだけ持ち込む花粉を減らすのが肝心です。
家に帰ったら、衣服についた花粉を玄関でシャットアウト。帽子やコートを脱いだら、手で叩くかブラシでしっかり花粉を落としましょう。ただ、このときにあまり強く叩いたりブラシでこすったりすると、かえって花粉を周囲にまき散らすことにも。衣服用の粘着テープなどで、そっとなでるように拭き取るのも手です。それでもすべての花粉は落としきれないので、室内に入ったら着替えるのがベタ―。脱いだ衣服は部屋に置きっ放しにしないで、すぐに洗濯機に入れます。洗顔や手洗い、うがいも忘れずに。
家の中での花粉対策もしっかりと
花粉が飛散しているときは、窓を閉めて花粉の侵入を防ぐことが大切。換気する場合は、花粉が飛んでいない深夜か早朝に。
洗濯物は外干し厳禁です。においが気になるなら部屋干し用の洗剤や柔軟剤を利用してもいいでしょう。布団の天日干しも花粉が飛んでいる時期は我慢して。どうしても干したいときは花粉の量が少ない午前中にして、取り込むときはしったり叩いて花粉を落とし、さらに表面に掃除機をかけると完璧です。
気をつけていても室内にはかなりの量の花粉が侵入しているので、掃除は毎日行いましょう。フローリングや畳の場合は拭き掃除が効果的。はたきをかけたり、ほうきで掃き出したりするのは、花粉が舞い上がるので避けます。また、静電気を帯びる電気機器には花粉が付着しやすいので、こまめに拭き取って。
寝る前には、お風呂やシャワーでしっかり花粉を洗い流してから布団に入ります。花粉を吸い込まないようにマスクをつけたり、空気清浄機を使ったりするのもぐっすり眠るためにはいい方法です。
毎日の生活習慣で気をつけたいこと
花粉対策をしっかりしているのに、よくならないどころかつらくなっている…。そんな人は、知らないうちに花粉症を悪化させる習慣があるのかも。
夜更かしの習慣は、睡眠不足の原因になります。睡眠が不足すると免疫やホルモンのバランスが崩れ、花粉症がさらにひどくなってしまうことになります。また、ストレスをため込むのもよくありません。自律神経を狂わせたり免疫バランスが崩れたりするため、ちょっとの花粉にも過剰に反応してしまいます。
日頃から趣味やスポーツなどでストレスをためないように心がけましょう。ただ、ストレス発散とはいえ、お酒の飲みすぎはNG。お酒は血管を拡張させ、鼻づまりや目の充血を起こりやすくします。春はお酒を飲む機会が増えるシーズンですが、飲みすぎには注意が必要です。
ちょっとした工夫や習慣を見直すことで、花粉シーズンを少しでも楽に過ごしましょう。
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